護り人.16


「大丈夫、分かってるって。静嵐の彼女に手は出さないぜ」

「……!?」

とんでもない言葉に、霄瓊は顔を赤らめるどころか青ざめる。

先程から一言も発さない静嵐の周囲に、心なしか冷気を感じる。

このまま会話を続けているのはまずいと判断し、急いで口を開く。

「湧碕さん、また三匹程倒して来ました。今回は少し場所が離れていますから、ご案内しますよ」

「ああ、だから帰りが遅かったのか。じゃ、案内してもらった方が確実かな」

「はい、分かりました」

霄瓊が頷くと、静嵐が湧碕に向かって言った。

「そいつを頼む」

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