06
『泣きたい時は隠さなくてもいいんですよ。それは貴方が生きている証ですから』
あんなに、聴くのも辛い程哀しい曲だったのに。
そこに羽衣の書いた詞と甘い歌声が乗ると、何故かとても優しく聞こえた。
まるで子守歌のように心まで染み通る。
『貴方が生きている限り、世界はこんなにも優しい歌を歌い続けるから』
あの温もりと、温かな胸の鼓動を思い出す。
そうだ、世界はこんなにも優しい。
今なら素直にそう思える。
君がくれた温もりが、優しさが導いてくれるから。
その歌声は時に切なく、祈りのように続く。
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Reservoir Amulet