lovelabyrinth.17


時間が優しく残酷に流れて行くように、変わらないものなど何も無いのだろうか。

人の思いも心も、運命も。

「賑やかだね。それに皆楽しそう」

華憐の言葉に、蒼は我に返った。

「ああ。結婚式は本部に住む人間総出で祝うからな」

二人は本部を突っ切るように流れる川に架かる橋の上から、人々の様子を眺めた。

「さっき結婚する二人に会いに行って来たんだが、二人共幸せそうだったよ」

「会いにって……。まさか花嫁さんを口説きに行ったんじゃないよね?」

疑わしそうな視線を受けて、蒼が息をつく。

「そんな訳無いだろ。騎士団長の跡取りとして、挨拶して来ただけだ」

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