03
「……うん」
華憐は頷いて、周りに張り巡らされた冷たく光る鉄格子を観察した。
もしも戦いの中でステージの外に出てしまえば、あの刃が突き刺さる。
下手をしたら怪我では済まないかもしれない。
でも、それでも勝つしか無いのだから。
手にした武器を握り締めて、前を見据える。
勝ち進むしか無い。
これ位しかもう、貴方にしてあげられる事は。
華憐の瞳に、すっと冴えた光が宿る。
緊迫した空気がステージに満ちた時、ゲーム開始の号令が響いた。
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Reservoir Amulet