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此処まで読んで下さった方、有り難うございます。
これは私が作品を書く上でのテーマ、「想いは永遠を翔ける力を持つ」に自ら斬り込んでみた作品です。
美しい想いが残るなら、それだけじゃない思念と呼べるものも残ってしまうかもしれない。
もしもそうなったなら、どうすれば良いのだろう。
そんな事を考えながら書きました。
そしてこれは、同時に更新していた『天与の翼 無限の大地』という作品と同じ世界、同じ時間で進んでいました。
勿論読まなくとも氷月と神無の物語には何の問題もありませんが、新しい発見があったりするかもしれませんので、宜しければ覗いてみて下さい。
これからの二人も、少しだけ描かれていたりするかもしれません。
そして、以前短編『朱月夢氷』を書いた時からあった構想をこうして形に出来て私自身とても嬉しいです。
丁度その頃更新していた『ソウル・ガーディアン』から勇とひかりも登場し、ちょっと大人になって二人を導いてくれました。
神無の設定や最後の戦いなど、短編を読んで下さった方がちょっとした驚きを感じて下さったらなあと思います。
短編で描かれた通り、これは悲劇から始まる物語でした。
どんなに絶望しても嘆いても、そこから再び夢を見る。
そんな強さを書いてみたかったのです。
人の心は綺麗なだけじゃないかもしれない。
でも確かに想いは美しい。
この作品を通じて伝えられたら嬉しいです。
読んで下さり、有り難うございました。
言い尽くせぬ想いを込めて。
蓮水詩織
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