02
騎士と王女が、身分を越えて想いを交わして。
騎士団の本部で祝福されて結婚式を挙げてから、しばらくが経った。
復興へと動いている世界は、新たな女王の統治の元で少しずつ形を見せている。
とはいえ、やるべき事はまだ沢山ある。
故に新婚の二人も多忙を極め、中々会えない日が続いていた。
それでもその寂しさを少しでも補うように、手紙のやり取りは頻繁にしていたのだが。
「……はあ」
女王、華憐【かれん】は溜息をついて月光の射し込む窓辺に立った。
冴えた光を放つ月は夢のように綺麗で。
彼と過ごした日々を思い出すのに。
この数日間、手紙が来ない。
こんなに間が開く事は、今まで無かった。
毎日、騎士団からの報告は受けているから大丈夫とは思うけれど。
何かあったのではないかと心配になる。
怪我をしたり熱を出したりしていなければ良いが。
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Reservoir Amulet2