お化け屋敷と、たこ焼きと
文化祭当日、それはもう瑠璃は朝から気合が入っていた。
クラスのほとんどのメイクを担当し、完成度の高いお化けを次々作りだしていった。この文化祭を通してメイク係として否が応でもクラスメイトと関わらざるを得なかったからか、瑠璃も今ではすっかりクラスに馴染んでいた。
「や、やっばぁ……心操、生きてるこれ?」
「勝手に殺すな。生きてるよ」
「いやでもこれ、逆に規制入らない? リアルすぎて」
「入らないわよ。グロメイクはしてないから」
とは言ったものの、血潮の描写といい、塗ったように見えるメイクといい、あまりに完成度が高かった。
暗闇でこれが出てきたら心臓が止まりそうだった。
「心臓が弱い人はご遠慮くださいって書いておこう。死人が出る」
「でも、怖いもの見たさで来ちゃう人いるよなぁ」
「そういうのはほら、何があっても自己責任って同意書を……」
「圧がすげぇよ」
クラスメイトたちがそんなことを話しているのを瑠璃は自身のメイクをしながら聞いていた。
前までは瑠璃のことを高嶺の花扱いして、見惚れていた男がほとんどだというのに、友だち一号と関わるようになってすっかりそれもなくなった。
でも、不思議とそれを惜しいとは思わなかった。瑠璃はもう、色んな花を渡り歩く蝶々ではなくて、これと決めた花を見つけたのだ。レモンバームとスミレの人。それ以外はもう、いらなかった。
天喰がそのお化け屋敷を訪れたのは、瑠璃に絶対来てねと言われたからに他ならない。正直瑠璃にお願いされなければ来なかった。なにせ蚤の心臓である。
受付時に心臓の弱い方はご遠慮くださいの表記を見て「ノミの心臓です……」と正直に答えてしまった。
けれど、天喰と瑠璃の交際は知れ渡っているため、無言で同意書を差し出された。気分は死地に赴く戦士であった。俺はこの愛に殉じるのかと思いすらした。考えすぎである。
そうしてすでに心臓がまろび出そうな思いをしながら、お化け屋敷を進んでいく。
あまりに完成度の高いお化けたちに、これ本物紛れてないかと本気で疑った。瑠璃のメイク技術がすごかった。
C組の出し物であるから、瑠璃もこの中のどこかにいるのだろうとは思うが、正直特殊メイクなんてされていたら見分ける自信はなかった。多分まだ遭遇していないと思いたい。そう願った矢先、ぼんやりと浮かんだ光の中に件の少女がいた。
「……っ! 瑠璃ちゃん!?」
瑠璃は白いワンピースを着て、椅子にもたれこんでいた。それだけなら眠っているかのように美しい光景であったが、その瑠璃の胸からは大量の血がぽたり、ぽたりと滴れ落ちていた。
椅子脚の周りには今なお乾かぬ血が流れている。
天喰はここがお化け屋敷であることをすっかり遥か彼方へ放り投げ、酷く焦った様子で瑠璃に駆け寄った。
「瑠璃ちゃんっ、しっかり……! 誰がこんなこと……!!」
「……」
「血が止まらない……どうなってるんだ……刃物が刺さったのか? 抜かれた……? とにかく止血しないと……!
!!」
「……」
「こんなに冷たくな、って……ないな!? 温かい!!」
てんやわんやする天喰についに耐え切れなくなって、瑠璃は小さく肩を震わせた。
それに天喰はほっとするも、すぐにここがお化け屋敷だったことを思い出し、恥ずかしさで死にそうになった。
「ふふっ……環くん、必死ね」
「瑠璃ちゃ……その、ごめん。情けないところを……」
「あら、情けなくなんかないわよ。すぐに救けようとしてくれて嬉しかったわ。きっとこれから先、何があっても環くんは私を救けてくれるわね」
「……それはその、もちろん……頑張らせていただきます……」
くすくす笑う瑠璃にゴールを促されて天喰はそちらに向かう。もうすぐ休憩だから一緒に見て回ろうと約束して。
天喰がいなくなったのを確認すると、近くで待機していたはいいが、天喰があまりの慌てようだったので出るのを躊躇われた心操が顔を出した。
「おまえ……前のじゃなくてよかったな」
「そうね、前のだったら環くん、泣きわめいてたかも」
「……ありえるんだよなぁ……」
瑠璃のシチュエーションは本番直前で変えたものだった。当初の予定では瑠璃はもっと惨殺されたような形であったので、友だち一号がそれだと天喰が倒れるかもしれないと心配し、今の形に収まったのだった。
結果としてそれは英断だったと言わざるを得ないだろう。
「瑠璃〜! 休憩いいよ〜! 彼氏と周っといで!」
「いいの? ちょっと早くない?」
「いいからいいから。あんた朝からメイクで忙しかったでしょ。ちょっとしたご褒美だから、さっさと行く!」
「そういうことなら……まぁ、ありがとう」
厚意ならば素直に受け取ろうと瑠璃も頷く。心操に「じゃあ、またね」と言って休憩に入るために簡単な後始末をすることにした。何せ血糊でべったりだったので。戻ってきたらまた同じことになるけれど、この状態で校舎を歩くような事態になれば、騒ぎを起こしかねなかった。
そうして去っていく瑠璃の後ろ姿を、心操はじっと見ていた。
早めに合流したことで天喰も驚いていたが、事情を説明すると「素敵な友だちだね」と笑った。ついでに天喰があれ以上の醜態を晒すのを未然に阻止した功労者であることは、知る由もなかったのだけれど。
「ミスコンまで少し時間ができたわね。ねぇ、お店を見て回りましょ」
「そういうと思って、瑠璃ちゃんが好きそうなの探しといたよ。セメントスジュースとかどうかな? 入れ物が可愛いって聞いたよ」
「それは気になってたの! 後ね、たこ焼きもあるんですって」
「たこ焼きが食べたいの?」
「ええ。だって環くん、普段インターンでたこ焼き食べてるんでしょう? 私も同じものが食べたいわ」
「んんっ、今度お土産に買ってくるね……一緒に食べよう……」
天喰の提案に瑠璃は「もちろん!」と頷くと「でも先にこっちで食べましょうね」と移動を促した。
瑠璃に言われるがまま、まず人気だというセメントスジュースの方に並ぶことにした。すれ違う人々もセメントスジュースの容器を首から下げている人が大半だった。
行列が出来ていたが、話しているとわりとすぐ順番が来て購入することに成功した。
「なかなかインパクトがあるわね。ココナッツジュースも新鮮だわ……」
「気に入った?」
「ええ、とっても」
「それはよかった」
早くも文化祭の出店を楽しめている様子の瑠璃に天喰はよかったと思う。瑠璃のお眼鏡にかなう出店があるのか、少し心配していたのだった。
瑠璃は次にたこ焼き屋さんへ行こうと向かったはいいが、そこは意外なことになっていた。
「……あれ、あの子たち……切島くんのクラスメイトだ」
「え? 切島たち、ライブするのではなかったの?」
「いや、そのはず……だけど」
たこ焼き屋の屋台では何故か砂藤と障子がたこ焼き……以外も焼いており、青山が行列を整理していた。
小首を傾げて疑問に思っていると、それに気づいた青山が説明してくれた。
「まぁ、他所の科の出店の留守番までしてるの……ヒーロー科って本当、親切な人たちなのね」
「困ってる時に救いの手を差し伸べるのがヒーローだからね☆」
「うっ、眩しい……!」
物理的にすごく眩しかった。さすがヒーロー名にキラメキを冠する、ヒーロー科きってのキラ男だった。
青山の説明によると、たこ焼きだけではなく、青山が提供した自慢のチーズや、お菓子作りが得意な砂藤によるプチケーキなども注文できるらしい。他ではない変わった品に瑠璃が惹かれているのを天喰は察知した。
「たこ焼きは今度、お土産に持ってくるよ。今日は今日しか食べれないものを大事にしよう」
「……そうね。私ね、チーズもプチケーキも気になるわ。でもね、あっちのクレープも食べたいの」
「好きなだけ頼めばいいよ。残ったのは俺が全部食べるから」
「ええ、お願いね」
軽井沢で過ごしたカフェと同じようなやりとりをして、瑠璃は天喰に大甘えをして気になるもの全部を頼むのだった。
あまりに容赦なく頼むものだから、大丈夫か、食えるかと心配していた砂藤と障子だったが、隣にいる天喰が「大丈夫だよ。残ったら俺が食べるから、焼いてあげて」とお願いしたことで全てを察し、瑠璃の所望するままに焼き上げるのだった。
「ありがとう。変わった屋台で面白かったわ」
「お、おう。ありがとな」
「それじゃあまた。障子くんたちも頑張って」
「はい。先輩たちもいい文化祭を」
袋に入った大量の焼き物を天喰がぶら下げながら、瑠璃と一緒に去っていった。
その後ろ姿に砂藤たちはどちらともなく呟く。
「なーんか、結構お似合いだったな、あの二人」
「ああ、バランスが取れていた」
「俺、ちょっと興が乗ってハート型に焼いちまった」
「いいんじゃないか? たまにはそういうのも」
「……そうだな」
ここでリア充爆発しろとならないのが二人の人徳だった。
むしろ、砂藤に至っては末永く幸せにと言わんばかりに、慈愛に満ちた瞳で瑠璃達の背に小さく手を振っていた。障子はその姿に全ての母なるものを見た気がしたとか、しなかったとか。
そんなこんなで、文化祭はもう少し続く。
クラスのほとんどのメイクを担当し、完成度の高いお化けを次々作りだしていった。この文化祭を通してメイク係として否が応でもクラスメイトと関わらざるを得なかったからか、瑠璃も今ではすっかりクラスに馴染んでいた。
「や、やっばぁ……心操、生きてるこれ?」
「勝手に殺すな。生きてるよ」
「いやでもこれ、逆に規制入らない? リアルすぎて」
「入らないわよ。グロメイクはしてないから」
とは言ったものの、血潮の描写といい、塗ったように見えるメイクといい、あまりに完成度が高かった。
暗闇でこれが出てきたら心臓が止まりそうだった。
「心臓が弱い人はご遠慮くださいって書いておこう。死人が出る」
「でも、怖いもの見たさで来ちゃう人いるよなぁ」
「そういうのはほら、何があっても自己責任って同意書を……」
「圧がすげぇよ」
クラスメイトたちがそんなことを話しているのを瑠璃は自身のメイクをしながら聞いていた。
前までは瑠璃のことを高嶺の花扱いして、見惚れていた男がほとんどだというのに、友だち一号と関わるようになってすっかりそれもなくなった。
でも、不思議とそれを惜しいとは思わなかった。瑠璃はもう、色んな花を渡り歩く蝶々ではなくて、これと決めた花を見つけたのだ。レモンバームとスミレの人。それ以外はもう、いらなかった。
天喰がそのお化け屋敷を訪れたのは、瑠璃に絶対来てねと言われたからに他ならない。正直瑠璃にお願いされなければ来なかった。なにせ蚤の心臓である。
受付時に心臓の弱い方はご遠慮くださいの表記を見て「ノミの心臓です……」と正直に答えてしまった。
けれど、天喰と瑠璃の交際は知れ渡っているため、無言で同意書を差し出された。気分は死地に赴く戦士であった。俺はこの愛に殉じるのかと思いすらした。考えすぎである。
そうしてすでに心臓がまろび出そうな思いをしながら、お化け屋敷を進んでいく。
あまりに完成度の高いお化けたちに、これ本物紛れてないかと本気で疑った。瑠璃のメイク技術がすごかった。
C組の出し物であるから、瑠璃もこの中のどこかにいるのだろうとは思うが、正直特殊メイクなんてされていたら見分ける自信はなかった。多分まだ遭遇していないと思いたい。そう願った矢先、ぼんやりと浮かんだ光の中に件の少女がいた。
「……っ! 瑠璃ちゃん!?」
瑠璃は白いワンピースを着て、椅子にもたれこんでいた。それだけなら眠っているかのように美しい光景であったが、その瑠璃の胸からは大量の血がぽたり、ぽたりと滴れ落ちていた。
椅子脚の周りには今なお乾かぬ血が流れている。
天喰はここがお化け屋敷であることをすっかり遥か彼方へ放り投げ、酷く焦った様子で瑠璃に駆け寄った。
「瑠璃ちゃんっ、しっかり……! 誰がこんなこと……!!」
「……」
「血が止まらない……どうなってるんだ……刃物が刺さったのか? 抜かれた……? とにかく止血しないと……!
!!」
「……」
「こんなに冷たくな、って……ないな!? 温かい!!」
てんやわんやする天喰についに耐え切れなくなって、瑠璃は小さく肩を震わせた。
それに天喰はほっとするも、すぐにここがお化け屋敷だったことを思い出し、恥ずかしさで死にそうになった。
「ふふっ……環くん、必死ね」
「瑠璃ちゃ……その、ごめん。情けないところを……」
「あら、情けなくなんかないわよ。すぐに救けようとしてくれて嬉しかったわ。きっとこれから先、何があっても環くんは私を救けてくれるわね」
「……それはその、もちろん……頑張らせていただきます……」
くすくす笑う瑠璃にゴールを促されて天喰はそちらに向かう。もうすぐ休憩だから一緒に見て回ろうと約束して。
天喰がいなくなったのを確認すると、近くで待機していたはいいが、天喰があまりの慌てようだったので出るのを躊躇われた心操が顔を出した。
「おまえ……前のじゃなくてよかったな」
「そうね、前のだったら環くん、泣きわめいてたかも」
「……ありえるんだよなぁ……」
瑠璃のシチュエーションは本番直前で変えたものだった。当初の予定では瑠璃はもっと惨殺されたような形であったので、友だち一号がそれだと天喰が倒れるかもしれないと心配し、今の形に収まったのだった。
結果としてそれは英断だったと言わざるを得ないだろう。
「瑠璃〜! 休憩いいよ〜! 彼氏と周っといで!」
「いいの? ちょっと早くない?」
「いいからいいから。あんた朝からメイクで忙しかったでしょ。ちょっとしたご褒美だから、さっさと行く!」
「そういうことなら……まぁ、ありがとう」
厚意ならば素直に受け取ろうと瑠璃も頷く。心操に「じゃあ、またね」と言って休憩に入るために簡単な後始末をすることにした。何せ血糊でべったりだったので。戻ってきたらまた同じことになるけれど、この状態で校舎を歩くような事態になれば、騒ぎを起こしかねなかった。
そうして去っていく瑠璃の後ろ姿を、心操はじっと見ていた。
早めに合流したことで天喰も驚いていたが、事情を説明すると「素敵な友だちだね」と笑った。ついでに天喰があれ以上の醜態を晒すのを未然に阻止した功労者であることは、知る由もなかったのだけれど。
「ミスコンまで少し時間ができたわね。ねぇ、お店を見て回りましょ」
「そういうと思って、瑠璃ちゃんが好きそうなの探しといたよ。セメントスジュースとかどうかな? 入れ物が可愛いって聞いたよ」
「それは気になってたの! 後ね、たこ焼きもあるんですって」
「たこ焼きが食べたいの?」
「ええ。だって環くん、普段インターンでたこ焼き食べてるんでしょう? 私も同じものが食べたいわ」
「んんっ、今度お土産に買ってくるね……一緒に食べよう……」
天喰の提案に瑠璃は「もちろん!」と頷くと「でも先にこっちで食べましょうね」と移動を促した。
瑠璃に言われるがまま、まず人気だというセメントスジュースの方に並ぶことにした。すれ違う人々もセメントスジュースの容器を首から下げている人が大半だった。
行列が出来ていたが、話しているとわりとすぐ順番が来て購入することに成功した。
「なかなかインパクトがあるわね。ココナッツジュースも新鮮だわ……」
「気に入った?」
「ええ、とっても」
「それはよかった」
早くも文化祭の出店を楽しめている様子の瑠璃に天喰はよかったと思う。瑠璃のお眼鏡にかなう出店があるのか、少し心配していたのだった。
瑠璃は次にたこ焼き屋さんへ行こうと向かったはいいが、そこは意外なことになっていた。
「……あれ、あの子たち……切島くんのクラスメイトだ」
「え? 切島たち、ライブするのではなかったの?」
「いや、そのはず……だけど」
たこ焼き屋の屋台では何故か砂藤と障子がたこ焼き……以外も焼いており、青山が行列を整理していた。
小首を傾げて疑問に思っていると、それに気づいた青山が説明してくれた。
「まぁ、他所の科の出店の留守番までしてるの……ヒーロー科って本当、親切な人たちなのね」
「困ってる時に救いの手を差し伸べるのがヒーローだからね☆」
「うっ、眩しい……!」
物理的にすごく眩しかった。さすがヒーロー名にキラメキを冠する、ヒーロー科きってのキラ男だった。
青山の説明によると、たこ焼きだけではなく、青山が提供した自慢のチーズや、お菓子作りが得意な砂藤によるプチケーキなども注文できるらしい。他ではない変わった品に瑠璃が惹かれているのを天喰は察知した。
「たこ焼きは今度、お土産に持ってくるよ。今日は今日しか食べれないものを大事にしよう」
「……そうね。私ね、チーズもプチケーキも気になるわ。でもね、あっちのクレープも食べたいの」
「好きなだけ頼めばいいよ。残ったのは俺が全部食べるから」
「ええ、お願いね」
軽井沢で過ごしたカフェと同じようなやりとりをして、瑠璃は天喰に大甘えをして気になるもの全部を頼むのだった。
あまりに容赦なく頼むものだから、大丈夫か、食えるかと心配していた砂藤と障子だったが、隣にいる天喰が「大丈夫だよ。残ったら俺が食べるから、焼いてあげて」とお願いしたことで全てを察し、瑠璃の所望するままに焼き上げるのだった。
「ありがとう。変わった屋台で面白かったわ」
「お、おう。ありがとな」
「それじゃあまた。障子くんたちも頑張って」
「はい。先輩たちもいい文化祭を」
袋に入った大量の焼き物を天喰がぶら下げながら、瑠璃と一緒に去っていった。
その後ろ姿に砂藤たちはどちらともなく呟く。
「なーんか、結構お似合いだったな、あの二人」
「ああ、バランスが取れていた」
「俺、ちょっと興が乗ってハート型に焼いちまった」
「いいんじゃないか? たまにはそういうのも」
「……そうだな」
ここでリア充爆発しろとならないのが二人の人徳だった。
むしろ、砂藤に至っては末永く幸せにと言わんばかりに、慈愛に満ちた瞳で瑠璃達の背に小さく手を振っていた。障子はその姿に全ての母なるものを見た気がしたとか、しなかったとか。
そんなこんなで、文化祭はもう少し続く。
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