会話文
シムランカに来たてのとき

まったく…悪龍退治なんて馬鹿馬鹿しい。何が勇者だ。こんなものさっさと終わらせて帰るぞ、ルリ

う〜ん……ほんとうにその龍って、みんなが言うような悪い龍なのかな?

お前も聞いただろ。地面を大きく踏みつぶしただとか、鉱山を爆発させただとか

そうだけど…わざとやったのどうかもわからないし…その龍さんの言い分も聞いた方がいいんじゃないかなぁって

…お人好しなのも大概にするんだな。そうやって油断したところを食われても僕は知らないぞ

藤哉くん…

フン…

……でも、やっぱり決めつけるにはまだ早いと思うんだ。私、ちょっと他の子たちにも話を聞いてくる!

……は?おい、ルリ!どこに行くんだ!?

ちょっと待っててー!

……

何でいつもこうなるんだ……
ドゥリンに与えた祝福について ルリに話しかける

…それにしても、君は本当に壁を気にしないな

え?そう、かな?

どう見てもそうだろう。わざわざ一緒に探すなんて約束をするんだから。誰もそこまで面倒見ろなんて言ってないのにさ

その方が楽しいかなって思ったんだ。ドゥリンくんはずっと、寂しい思いをしてきたから…一緒にいる人がいれば、その旅も少しは楽しくなる気がして…

そういうところをお人好しだっていうんだ

あう……

でも…君のそういうところに救われてる人間は間違いなくいる。僕は…君のそういうところが困ったところでもあり、美点でもあると思ってる

!藤哉くん…!わ〜〜いっ!

あっこら!いきなり抱き着くなって!
ドゥリンに与えた祝福について 藤哉に話しかける

…やけに楽しそうだな?何かあったのか?

うんっ!
藤哉くんがドゥリンくんのお友達だって言ってくれたのが、すごく嬉しかったんだぁ
藤哉くんがドゥリンくんのお友達だって言ってくれたのが、すごく嬉しかったんだぁ

それは……

そんなことが嬉しかったのか?

うん、すっごく

藤哉くんにお友達が増えたのも、藤哉くんからお友達になりたいって手を差し伸べてくれたのも、私はすっごく嬉しいよ

……

僕がそう思えるようになったのは…君のおかげだ、ルリ

え?私…?

もう一度だけ、人を信じてもいいと思えた。

もし、自分の存在が世界から消えたとしても…そこに残る僅かな心残りが後ろ髪を引くことも、それが最善とは言えないことも。本当の意味で償うことの意味も…僕は、君から教わったようなものだから

君にその自覚がなくても…僕は君に救われてる

藤哉くん…

そんな風に、思っててくれたんだ…

それにドゥリンのことだって、君の考えが正しかった。悪龍なんてものは、最初からどこにもいなかったんだ

決めつけてごめん

…ううん。一番ドゥリンくんのためにどうにかしたいって動いてたのは藤哉くんだもん。その気持ちはドゥリンくんにも、もちろん私にも伝わってるよ

やっぱり藤哉くんは、すごく優しい人だね!

……僕をそんな風に言うのは、君くらいだ

そんなことないよ。ねっ、ドゥリンくん

え…

笠っち!すごく優しい!

ボク、笠っちのことすごく好きだよ。笠っちと友達になれて本当によかった

笠っちが一緒についてきてくれるから…ボクも勇気が出せたんだ

……

藤哉くんが思ってるより、藤哉くんの優しさに気づいてる人はいっぱいいると思うよ。今は知らない人たちだって、藤哉くんと関わっていけば、いつかきっとそのことに気づいてくれる

私はそう思ってるよ

……本当に、君たちは物好きだな