「……四季がそうやって泣くと思わなかった」
　肩に乗せた頭は、プロデューサーちゃんが笑うのにあわせて揺れた。や、ハヤトっちほどじゃないっすけど。そりゃ嬉しすぎて泣くなんて初めてでどーしたらいいかなんてわかんないっすけど。でも嬉しいんすもん。プロデューサーちゃんがぽんぽんと頭を叩いてくれるのも嬉しい。うれしいことだらけで、だから、目尻はもう少し濡れたままでいい。

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