愛してるなんて言葉で言い表せないほど、あんたのことが大切なんだ。
そういえない自分に、否定されるのがこわいと思う自分に、あいしてほしくなかったといわれるのがおそろしい自分に嫌気がさした。
どれだけ、あんたのこと見てきたと思ってるんだ? 俺がこう伝えたとして、あんたの答えは一言一句違わずに想像がつく。
そんな言葉をもらうくらいなら、心に秘めたままあんたが幸せになっていくのを見てるだけでいいと、そう思ったんだ。
(自分が傷付くのがこわくて、それをただ見ないフリしてきただんて、ヒーローが聞いて呆れる)
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