思わず疲れた、と漏れそうになって慌てて口を閉じた。ひとつ、ため息をこぼしかけたとき「お疲れ様です」の言葉と差し入れと一緒にほわほわとした笑顔で控え室にやって来たプロデューサーに、なんだかやたらと癒された気がした。

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