「えっと……うまく言えないけど、プロデューサーが俺のこと、俺たちのこと、またプロデュースしたいって思ってくれたことはすっごく嬉しい。でも、やっぱり一回離れちゃうくらいにつらい思いさせてたんだ、って思うと、俺、自分がすごく悔しい……!」
「隼人のせいじゃないよ、」
「……知ってるよ、プロデューサー。ありがとう。でもさ、違うんだ。プロデューサーが俺たちに俺たちが望むような、先に進めるような仕事を持ってきてくれるように、俺たちだってプロデューサーに喜んでもらいたいんだ」
「隼人が喜んでくれれば、わたしは嬉しいよ?」
「そうじゃなくて! ん〜……」
「あ、なんだろ、こう……」
 そうやって、わたしのことで頭を悩ませてくれるだけで、わたしたちプロデューサーはすごく救われるんだよ、隼人。だからいつまでも、きらきら輝く笑顔をなくさないでね。

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