揺らめく炎はゆらゆらとゆらぎ、見るものを落ち着かせる。仄かに香る匂いが頬を撫ぜた。真っ直ぐとしか進まない時間は、戻りも曲がりもしない、できない。
 間違いなんてそこかしこにあるのに僕にだけは許されないのは、存在していることすら間違いだからかもしれない。


ルーチェ