ないしょだよ、と笑った君の声は、大輪の花が咲いた喧騒にかき消されて僕のもとにはかすかにしか届かなかった。それでも、いたずらげに笑っていた君を、君と僕の話を、誰かにしようとは思えなかったし、したいとも思わなかった。


夏の思い出