小さな嘘をついた日の放課後、僕はさらに嘘をついた。この嘘をつき通したらどうしたって嘘を重ねるしかないのに、それでも嘘をついた。
 僕の嘘は回り回って、きっと周りを傷付ける。それでも、僕は嘘をつかずにはいられなかった。
 僕は、僕のために嘘をつく。嘘を重ねる。──結果、僕を苦しめることになったとしても。


群青