夕焼けが目にしみる。昨日までの夕焼けは、まるで祝福しているかのようにあたたかに照らしていたのに。色すら違って見えるようだった。
 なぜだろう、なんて、とぼけたふりなんかしなくても、原因なんか明白だ。心持でこんなに見方が変わるなんて、思いもしなかっただけ。
 いつの間にか夕日は沈んで、月が辺りを照らしている。月の光はやっぱり目に染みたけれど、それでもなんだかあたたかく包まれているような気持ちになって、少しだけ気分が浮上してきたのかもしれない、なんて笑顔がこぼれた。


月明かり