きらきらとやわらかく輝いていた星や夜空はその吐息をひそめ、じわりじわりと灼熱の輝きが世界を満たし始めた。柵にもたれた身体すらも照らされて、行く当てすらないのにどこかへ逃げたくなる。やわらかな輝きはいつだって歓迎してくれているのに、灼熱の輝きはすべてを余すとこなく照らしだして、ひどく残酷だと思った。
 明日が来るなんて、誰も教えてくれなかったのに。
 そんな恨みがましいことを思ったところで、当たり前すぎて教えてくれなんかしないか、と思い直す。ただ今は、その当たり前がひどく憎らしかった。


明日が来るなんて、誰も教えてくれなかったのに