傷がえぐれた。少しの不注意からきたそれは、傷の小ささに対して妙な痛みの大きさがあった。
 風がしみるようにぴりぴりと痛みが走る。なにもしなくても、じんじんする。
 ああ、痛いな。


傷の痛み