すみーと偶然に会った学校の帰り道、少しだけ遠回りをして猫の集会場に寄る。にゃーにゃーと鳴く猫と、会話をするすみーの画がひどく平和で、それでいてびっくりするほどにやわらかく心に沁み入った。
 すみーの雰囲気は、やわらかく、そして押し付けがましくなく、そっとそばに寄り添うような、ほっとするような、それでいてテンションが上がるような、そんな不思議なものだ。オレは、いつだってほしい空気をもらえるすみーに甘えているのかもしれない。
 でも、これがいつまで続くのか、たまに突然不安になったり、わからなくなってしまったり、考えすぎてしまうことがある。ほら、すみーってなんだか急にいなくなりそうじゃん? そんな薄情じゃないって、そんな空虚な関係じゃないって思ってるけどさ。
 ──どうか、いつまでも寄り添ったままでいられますように、なんて願うのだって、オレの勝手でいいよね?

いつまでも寄り添ったままで