売り言葉に買い言葉、喧嘩腰に喧嘩腰。いつまでたっても仲なんて良くならないのに、いつの間にかこうやって一緒にいるのは、いなければいなかったで物足りなさを感じるからか、それとも。好きなんて言葉、死んだっていいたくない。お互いがそう感じていることなんて、薄々どころかお互いにはっきりと感じ取っていた。いつだってバカにしあってきたお互いのことは、友人のそれよりもよくわかっている。だからこそ、言わせたい。嫌がる顔がたまらなく好きだなんて、言いたくはないけれど。

売り言葉に買い言葉

(それもお互いわかってるなんて)(どんな皮肉だ!)