僕のベッドに丸くなる影山の頭を撫でる。くせのないまっすぐな黒髪は指をすりぬけるようにさらさらとこぼれた。さんざんあいしてるなんて言葉を吐いてきたけれど、そんな言葉だって役不足なのだ、本当は。時折うごく口元に小さく笑ってこめかみに唇を落とした。

愛してるも役不足

「あいしてるより、だいすきだよ」