せめて忘れさせてくれても、いいじゃないか。
何度だって夢に出てきて謝るなんてまるでぼくに忘れるなと言っているようで――そんなことしなくたって忘れることなんかできそうにないのに。

せめて忘れさせてくれても、いいじゃないか。

(おまえも後悔してる?)(――それこそぼくの、夢だ)