綴に膝を貸そうとしたら二人にめちゃくちゃ怒られて、それで綴が起きて部屋に戻ってしまった。
「別に膝なんて減るもんじゃないし…苦労人の綴は労ってあげなきゃ…いや、わたしの膝って労りにならないか?でも素ソファよりましじゃない?」
「俺の心のHPが減る」
「まぁそれは一理ある」
「綴が死んでたら枕かクッション頭の下に入れとけばいいでしょ。俺に膝枕してよゆら」
「調子に乗るな茅ヶ崎」
「しびれるまで寝てなきゃ全然いいよ?おいで??」
「ちーがーさーきー」
「ぐえっ……先輩ちょ、本気で首元掴みすぎ」
「千景さんもどーぞー?」
「二人分の頭が乗ったら重いだろ」
「じゃあ先輩はまた次の機会ということで」
「茅ヶ崎、もっと強く掴もうか?」
「え、それ俺死にません?」
「茅ヶ崎のこと甘やかさなくていいから」
「先輩だって本当はしてほし、ぐえっ」
「茅ヶ崎、うるさい」
「千景さん、膝いらない?」
「…いらなくはない」
「先ぱふぐっ!」
「茅ヶ崎何度も言わせるな、うるさい」
「なかよくしないと二人ともナシだよ」
「聞きました先輩?ほら、早く首元の手を離して仲直りしましょうよ」
「…あとで絶対しめる(ぼそっ)」
「(え、超怖いんですけど)」
「ちーかーちゃん!」
「…ゆら、抱きつくのはいいけどちゃん付けはやめてくるかな」
「抱きつくのは……っとなんでもありませんー」
「千景さん、なんでそんな怒ってるんです?」
「茅ヶ崎が調子に乗ったから」
「えー」
「あと、お前が無防備だからだよ、ゆら」
「えー?」(ぎゅー)
「ゆら、お前分かっててそう言ってるだろ」
「んふふー*」
「全く…お前にはいつも毒を抜かれる」
「よかった!」
「ゆら、抱きしめてくれるのは嬉しいけど、茅ヶ崎が恨めしそうに俺をずっと見てるんだけど」
「ゆらがあらわれた!はぐしますか?」(千景さんの後ろから顔を出しながら)
「これ俺に言ってます?」
「そうなんじゃない?」
「はぐします」
「即答か」
「どーぞ!」(ぴょんと千景の影から出て手を広げる)
「(無言でぎゅむぎゅむ抱きしめる)」
「ふふ、くるしいー」
「めっちゃ癒されるー」
「茅ヶ崎少し力抜け、苦しいって言ってる」
「はいはい。先輩はやっぱり過保護ですね」
「イケメン二人を手玉に取るわたし ふはは」
「そう思って手玉に取られてるのはゆらだったりな」
「ですねー」
「怒った。膝枕ふたりともなし」
「ごめんなさい」
「………」