頂上決戦後



頂上決戦直後

大まかな流れとして、

目を覚ますと、見覚えのある場所。セレネが通っていた魔法学院の医務室であった。これが夢かルフィたちと旅したのが夢かぼけっとしてたら、見舞いに来た友達が入ってきて、意識を取り戻したセレネに泣きつく。

そこであの模擬戦闘の時に次元を狂わすモンスターが混ざっていたらしく、それでセレネは飛んでしまったことを知る。
じゃあ何故今ここにいるのか、たしかエースが目の前で、、!と思い出す。

セレネが魔力を暴走させたおかげで、セレネがどの次元に飛ばされたか常に調べてくれていた先生が引っ張り出してくれたそうだ。

戻ってきたことはわかったけど、目の前で死んでしまったエースのことをポツリと呟くと、横のベッドで寝てるとのこと。
ここはあそこの世界とは違い、全てが充実している。医療関係も魔法を使えば一瞬だ。蘇生魔法も使える人はいる。が、実際に蘇生魔法はしていない。セレネが治癒の魔力を暴走させて死んでしまった意識を死の淵ギリギリで留まらせた。そしてそこからは学園の医師たちが安全な状態まで治療をしてくれた、とのことだ。
そもそも何故エースがここに、と問いかけにセレネを引っ張ったらあんたが抱きしめていたからついてきてしまったらしい。

エースが死んでいない事にほっとするが、ルフィが気がかり。

なんだかんだ魔力が元に戻るのを待っていたりしてると、エースが目を覚ます。
エースも始めは混乱する。そもそも死んだのに何が起こった何をした、少し八つ当たりみたいな感じになるが、ちゃんと話し合って落ち着く。

そして、色々悩んだ末、あっちの世界へ戻りたいと告げる。エースはもちろん帰すつもりであった。
ここで問題発生。見つけて引っ張り出すのは出来るが、指定するところに指定する年代で戻るのは難しい。そのため研究の時間をくれと言われ、2年が立つことになる。
エースはもともと向こう側の人なので、指定の時代に帰れるが、セレネと一緒にいると言い、魔法学院で2年間地獄のような特訓が始まる。

エースも初めは、女ばっかり、ひ弱そう、特訓なんて言ってセレネの友人に傷つけてしまったら、せっかく助けてもらったのに、、と思うが一瞬で覆された。フルボッコ★
魔法は、すごいですね、、、と身をもって思い知る。エースは基本的に模擬戦闘で鍛える。魔法の知識つけても使えないし。
対してセレネは重力魔法と治癒魔法、そして発覚した三つ目の増幅魔法について勉強しつつ、模擬戦。

三つ目の魔法はここでわかる。
そもそも普通の治癒魔法で死んだ人の意識をギリギリまでにしろ留めておくなんて、蘇生魔法ではないのにできない、と。なら三つ目は蘇生では?となるが、重力魔法を暴走させたあの力は自分に増幅を無意識にかけて使っていた、と知る。

しかーし!増幅魔法のことはあまり研究されておらず、歴史書に軽く記されている程度。失われた魔法になっていた。え?なにそれ?みたいな魔法。とりあえず本を調べまくる学院の図書館に籠る。友人も手伝ってくれ、食事を運んでくれたり、セレネが寝るの忘れがちになっていると睡眠魔法で無理やり寝かせたり。
その間エースさんはセレネの友人である学年で上位の子にぼこられる。

なんだかんだ学院のみんな優しい、仲間意識高いので、セレネが連れてきたエースに協力する。始めはセレネと同じ落ちこぼれメンバーが自分の魔法実戦のためにもエースの相手をする。まあ、五分五分。負けたり勝ったり。エースの方が勝ちは多い。
そして完全に勝ててきたら、一般的な魔女たちを相手に。やはりぼこられる。

この頃、セレネは図書館から出てくる。ちょうど3ヶ月ぐらい。唯一の歴史書に自分と同じ増幅魔法の使い手を見つけた。
何故こんなに時間がかかったのか?歴史書を記した人たちも簡単に見せてやるもんか、といたずら紛いに魔法をかけたり、偽物を混ぜたりしているため。悪戯好きが多い。

そして本を持ってみんなに声をかけ、エースの元へ行く。エース実戦が楽しそう。
そしてエースとセレネがお互い手合わせをする。3ヶ月ぐらい。
エースの弱点として、能力に頼りすぎだと言うことだったが、何とエース、能力が消えてしまっていた。こっちの世界にきたからか?能力に頼りすぎていた点として、攻撃を避けない。ただの人に戻った今では簡単に殴られるし、斬られる、銃も当たる。そのため身体的強化を図る。

そして残りの1ヶ月半は学院生たちによる手厳しい指導。
2年後には上位の人たちと手合わせもできるほどに。しかし負ける。
落ちこぼれがこんなに成長して、と先生たちも涙ぐむ。他の落ちこぼれメンバーも、セレネを見て私も頑張ろ!となる。
セレネの一番仲のいい上位の子からお守りをもらい、別れを告げる。

悲しい別れかと思いきや、この世界はすごい魔導師ばかりのため、いつでも次元ぐらい渡れるよ、引っ張れるよ、開発したし元の時代に戻ることもできるよ!ということで涙を返せ。

ワンピの世界へ帰還。シャボンディ諸島の一角に気がつくと立っていた。エースは身を隠しながら、仲間を探しに、そしてセレネはルフィたちともう一度再会するために。ただ、エースも見送りはしてくれるそうで、学院生にもらったローブを被る。認識されるのが薄くなる効果がある。

そしてサニー号の元へ。もうみんな揃っていて、いざエースと別れるとなると寂しくなるが、そのエースに背中を押される。
そしてルフィも気付く。最後にエースの手を握りずっともっていた結晶を三つ渡す。セレネの魔法が込められた結晶。この先エースが無事であることを祈り、、

ジャンプして重力操作でサニーの上に着地する。ルフィとチョッパーに抱きつかれ、ナミには頭を叩かれる。そしてルフィはセレネが来た方に何かを感じ、その先を見て誰かいる?と思う。ローブのせいで曖昧。
エースがそれに気付き、ローブをそっと外し、ホルダー化したテンガロンハットを頭につけて人差し指でくいっとお得意のポーズを決める。
それを見て驚きで言葉が出ない、泣きそうになる一味。ただただ真剣な目で見つめ返すルフィ。一言二言交わしてエースは行ってしまう。

この先は魚人島。

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