07


「初めまして、シーザー・クラウン。噂はかねがね伺っております」
「やあ、よく来てくれたね、リンくん。君は動物系幻獣種の能力者だとか。」
「はい、あなたの研究のお役に立てれば良いのですが」
「どれどれ、変身してもらってもいいかな?」

「素晴らしい!モデルはホワイトタイガーだね!」

「モネ!リンくんに必要なものを与えてやってくれ、久しぶりのお客様だ、私もとても嬉しいよ」
「シーザー、嬉しいのは結構だが、
俺の女だ、手を出すな」
「そんな下劣なことはしないさ、ロー。」

「やれやれ、君の趣味を疑うよ、あんな男のどこがいいんだい?」
リンはくすっと笑った。
「女は男と違って、理屈で好きになるわけじゃないらしいですよ、クラウン様」
採血するよ、と言って
「トラトラの実はどこで手に入れたんだい?」
「それが、覚えてないんですよね。白ひげに入る前の記憶がさっぱり抜き取られていて、その時にはこの能力は使えてたんですよ」
「へえ、記憶を…ねえ」
「何か知っているんですか?」

「いや、珍しいこともあるもんだと思ってねえ、」

電伝虫が鳴った。

「ああ、クイーン、いまは仕事中なんだけど。え、ジョーカーが?ああ、わかったよ、あとから連絡する」

「クイーン…?」
「女王みたいな女さ、いつか会うかもしれないねえ」
シーザー・クラウンは何か驚いたような顔をして、いや、もうあってるか、
と呟いたがまるで何を言っているかわからなかった。
「とりあえず今日は採血だけでいいや。ローのところに戻っていい」
「はい」

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