無個性少年:邂逅 編
無個性少年:邂逅 編

>>01
オールマイトが緑谷を諭し終え屋内へ入ると彼の相棒(サイドキック)である主人公が軽々しく指摘する。敵を捕縛した淹れ物を落としたことに気がつき、探す事を強要されるが軽いノリで着いていく。一度緑谷を視界の端に入れるが何も言わずに背を向けた。
逃したヘドロが人質をとって暴れている現場に到着するがオールマイトは制限時間を超えてしまっていたため手も足も出せない状態。主人公は少々助ける事に渋る様子を見せるが、オールマイトに言われてビル最後部へと昇るが釘をさされる。そのため後方支援しか出来る事がなく、主人公は人質の一番近いビルまで跳躍して着くと一呼吸をしてから、謳い出した。
緑谷が呟く……主人公の正体「Divaだ…」

>>02
滅多にお目にかかれないレア出現率を誇るヒーローだが民衆やその場にいたものたちの心を奪う歌声がこの空間を包む。爆豪と目が合い微笑むと精神を落ち着かせる効力を発揮する。それと同時に激励と鼓舞をヒーローたちに知らしめる。
ここから原作通り、緑谷は爆豪を助ける為に飛び込む。彼の進む道の障害物である炎を弱め、支援をしながらオールマイトを見据える。オールマイトの力を最大限質出力を出させると同時に負担を軽減させるための歌に切り替えて無事に救出。警察に引き渡す際、普段からメディアを避ける主人公は、人々の目をかいくぐって消え失せる。怒られている緑谷を見つめていると顔を上げた少年と目が合い、手を振って笑った。それを爆豪も目撃していた。
原作通り……オールマイトに「君はヒーローになれる」という言葉に涙する。
それをご近所の屋根の上で眺めながら主人公は空を見上げた。干渉に浸っている感じ。

>>03
訓練当日の朝。主人公は緑谷と初対面を果たす。Divaの格好で現れて盛大に驚かれるが直ぐに変装をし、本名を名乗り可笑しな敬語を遣いながら宜しくと抱きつかれた緑谷(スキンシップは緑谷のみ適用)。オールマイトと共に緑谷の強化訓練の補佐役として主人公も参加をする。ときに緑谷の学校に制服を拝借して潜入し、お弁当を届けに来たり。緑谷を彼の自宅まで運んだり、お母さんと仲良くなったりと緑谷の日常生活に介入している。オールマイトに指摘されるが「お気に入り」だと不敵に微笑むだけで主人公は純粋に緑谷のファン一号だと宣言をする。
放課後迎えに教室を覗くと肝心の緑谷は居なかった。入れ違いになってしまっと残念がるとクラスメイトに質問攻めに合うがそれに対して「出久くんは私のヒーローです」とはっきり告げた。その言葉に爆豪が主人公の手首を掴み連行。校舎裏の人気の居ない場所に連れ出され「お前何者だ」と問われる。脅しのつもりで個性を遣っているが極めて冷静な態度で応対する主人公に、逆に爆豪は畏怖を感じて後ずさった。拘束が解かれやれやれと首を左右に振りながら爆豪に近寄り人差し指で彼の胸をトンと突いた。
「君は、脆いですね」それだけ告げると風にまぎれて主人公は姿を消した。いつもの場所に姿を現すと緑谷に「禄さん」と笑みを浮かばれて手を振って特訓に溶け込んだ。

>>04
試験当日。苦手な裁縫で縫ったお守りを緑谷に手渡す主人公。指は絆創膏だらけなのを見て緑谷は受け取り御礼を言う。会場へ行く前に特訓が終われば主人公とは会う事もない、と告げられていたので緑谷は訊ねた。「また会えますか?」その問いかけに主人公は口角を上げて目尻を和らげる。たった一言だけ聴こえるか、聴こえないかの声量で「待ってる」だけ告げて主人公は消えてしまった。
実技試験を閲覧するモニタールームで先生方と話ながら緑谷の雄姿を見守っていた。
結果は無事に合格を果たし、緑谷は自身の学びやになるであろう教室に入る。お茶子と再会を果たすと教室の奥から「出久くん」と名前を呼ばれ顔を上げるとそこには会えないと思っていた主人公の姿があった。緑谷はそのとき、主人公の言葉の意味を悟りうるりと瞳を震わせて「禄さん」と名前を呼んだ。その際、爆豪が彼女等を見ていた事など知らずに話していた。

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