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▽無題

書きたいネタの書きたいところだけ

※最後のネタで映画ネタバレあります



ごみ箱ネタで危険なお茶会ネタ

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たまたま用事があって足を運んだ病院で何やら事件があったらしい。
なんだなんだと野次馬の一人に声をかければ、彼女は不安そうな顔で呟いた。

「殺人事件があったとかなんとかって…」
「…は?」

殺人事件?
一気に頭に血がのぼるのが分かった。
ここは病院だ。
人を救う場所だ。
人の命を繋ぐ場所だ。
その場所で殺人だって?

「ナメてんのか…!」

ふざけくさっている。
人の命を繋ぐ為にどれだけの医師が全力を尽くしていると思ってる。
どれだけの人間が生きたいと願い、願われここに来ると思っている。

「事件の起きた病室はどこだ!」

近くに居た医師をとっ捕まえて問いただせば、勢いに押されたらしい彼は震える指先で一つの病室を指差した。

「病院で人を殺した馬鹿はどいつだ!」

こみ上げる怒りだけで病室に乗り込めば、既に警察が検分を始めて居た。
つまり、人が死んでから少なからず時間は経っているということだ。

「あの、部外者の方は…」
「病院で人を殺した馬鹿をぶん殴るまではでて行くつもりはない」

なよなよとした刑事に声を掛けられたが、私の頭は普段とは違い病院で人を殺した馬鹿への怒りで埋め尽くされていた。
何のために私たち医師が存在していると思ってるんだ。
何のために病院という場所で必死こいてると思ってるんだ。

「ここは病院だ。人を殺す場所じゃない!」

どこで誰が何をしようが構わない。
けれど、ここでだけはそれは許さない。許されていいわけがない。

「人が必死こいてやってる事を無駄にする大馬鹿者は一発殴らなきゃ気がすまない」
「意外ですね、貴女がそんな風に感情を露わにするなんて」

刑事の胸倉を掴んだその時、耳に入ったのは聞き覚えのある声だった。

「…安室透」

バーボン。
かつての先輩によく似た姿の男は笑みすら浮かべていた。
それがまた私の神経を逆撫でする。

「ここで人が殺されるのはあってはならないことだ。私は医者だ。それだけは許さない」

例え人殺しの片棒を担がされていたとしても、ここでだけは絶対にさせはしない。
病院でだけは絶対に許さない。
ゆるしてはならない。

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医者としての自覚は強い。
普段はゆるっゆるだけどワーカーホリックだし、父親の病院のあるべき姿や医師としての姿というものを継いでいるからこそ、病院での殺人は絶対に許さないんじゃないかなぁと。
因みに降谷妹にはこの医師としての情熱?は引き継がれませんでした。
ごみ箱ヒロインから色々変化を遂げて降谷妹になったわけですが、医者設定しか引き継がれてないっていうね!
多分降谷妹は割とドライ。仕事は仕事。
でも実は若干トラウマがある設定なんですけど、中々書き込めてないという現実。
ガールズバンドの話の時にちょろっと挟み込んだんですが、ちょろっとすぎて気づかれた方いらっしゃるんだろうか…

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※執行人ネタバレ有り


風見幼馴染ネタで書きたかったところだけ。


映画ネタバレ有りなのでスペース多めにとってます。










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「思い上がるな!」

橘鏡子の絶叫と共に弾かれた裕也の手。
彼女の悲痛な叫びは尚も続く。
全ては彼女の判断であり、私たち公安が操った訳ではない。
彼女が誰を好きになるかなんて、そりゃあ彼女の自由であり、彼女の判断だ。
ただ、公安の存在が彼女の人生に大きく関わってしまっただけ。
彼女の言う通り、協力者になったのも羽場三二一を愛したのもまた彼女の判断だ。
その全てを黙って受け入れる裕也は何を思っているんだろうか。
もしくは何も思っていないのか…いや、裕也のことだし、何も思わないということはないか。

「どんなに憎まれようと、最後まで彼女を守れ。それが」
「我々公安です」

去っていく橘鏡子の背中を裕也は追って行く。

「お前も行け。風見一人だと心配なんじゃないのか」
「まぁ女難の相出てますからねぇ裕也は。失礼します」

上司にする態度じゃないなこれ、と彼らに背を向けてから思ったけど、まぁ終わったことはどうしようもない。

「裕也さ、ほんっと女運悪いね」
「今のは関係ないだろ」
「関わる女全部うまくいかないじゃん」
「今その話やめろ」
「お祓い行ったら?」

追いついた背中に軽口を叩けば、いつも通り「職務中だ口を慎め」と叱られてしまった。

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風見幼馴染はやるときはやるけど基本はゆるゆるしてる。
…あれ、真面目なヒロイン居ない?そんなばかな…

2018/05/01(21:09)


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※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません
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