慌しく駆けずり回る音がする。 名字は恐らくは自身の知っているだろう人物たちがこの音を立てているのだろうと安易に想像したが、携帯の呼び出し音に気を取られてしまう。 The carol of old ones 旧支配者のキャロルと呼ばれるそれは、不気味ながらも人を惹きつける音を奏でていた。 音の出る状態のままだった事を忘れていた名字は、自身の失態に頭を抱えつつも足音のする方向へと向かう。 サンプルここまで
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