0022

【典開】【読込】、……
久し振りに、おにいを思い出した。
付き合い、別れ、それでも接したくなった時、「映画に行こう」と誘い、ぎこちなく始まった映画館までのドライブ。映画を観た後の、昔の幼さと泣きやすさ。
たぶん、一生好きで居続ける。
「にい、また泣いてる」
「いやだって……これは良い……」
「前も泣いてたよね?」
「だって……やべえ……」
「大きい体してるのに……泣き虫……」