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とんでも不調な社用車を掴まされて、助手席からちゃぽちゃぽと音がするほどの雨漏り、Pに入れるたびに上がる回転数の音。何事かと顔を出すお客さんの家でたびたび、「やかましくてすみません」と苦笑いで頭を下げる。
接客業一本。『お客様は神様』ではなく『せっかく買うなら良いもんを気持ち良く買って欲しい』程度。お客さんの下では無い、同じ目線にいることを心がける。その程度を出来る人が一人もいないのかと、何度も投げた車のSOSが全て無いものにされて、久しぶりに、接客で胃を痛めた。