名字名前(25)。社会人4年目。物流系の会社事務員。定時始まりの残業無し。仕事はそれなりに暇なので、仕事中も思いっきりカカシ先生と恋愛をしている(夢小説)。一人暮らしなので、家に帰ってもご飯を作らず恋愛ばかりの日々。長編で恋愛ばかりでなく面白さも込められている作品に出会った時には、気付いたら朝、なんてベタなこともしばしば。

こんな歳にもなって!とよく思うが、カカシ先生と恋愛中のせいでリアルに彼氏などいない。だってあんなに一途に思ってくれてるのに!浮気などできるものか!(夢小説)

「……いつも全力でいいね名前は……」
「あなたの引いてる顔でさえ愛おしいね」
「マジでやめて」

地元の友達にこの話を何度したことか。その度返答は同じなんだけれど。それでも止められるカカシ先生愛…!そんな私の話を酒のアテにするこの子こそ、ある意味変わってると思ったりする。

「…で?今何読んでんの」
「おおおお聞いてくれますか殿方!!」
「あー。うん。聞く聞く」
「適当でも愛してる今はね、ナルトの世界にトリップしたのにねもうボルト時代で相手にしてくれないのにカカシ先生だけが私に構ってくれて愛を囁かれる話ですね!!特にね、カカシ先生の…」

なんで語り出す私を止める人は、この世でもうカカシ先生しかいないのだ。ノンストップでペラペラ口から漏れる言葉がようやく止まったのが、目の前に迫る車だった。