「え〜本日のゲストは、あの国民的天然アイドルグループに所属する、仲良しの3人組です」
「まぁこの説明でだいたいどこのグループなのかは想像つくけど、今日はそこから3人ってことね」
「お呼びしましょう、本日のゲスト……この方々です!」

「「どうも〜!!」」
「こんにちは!」
『よろしくお願いします!』
「あぁ〜やっぱり君達か」
「はい!俺達です!」
「僕達ですね」
『King & Princeでーす!』
「相変わらずなんかガチャガチャしてるね笑」
「でもアレか、今日は二大巨頭の片割れだけ連れて来たか」
「、?」
「君のことだよ!!」

無言で両サイドにいたわたしとジンの方を見つめ、キョトンとする岸くんに、早速一発目のツッコミが入る。

「ほんっっとなんにも変わってないな君は」
「あ、あぁハイ、笑」
「何でそんなニヤニヤしてんの?」
「?、あ〜〜、ちょっと分かんないっす、笑」
「はいもう座ってくださーい!」

「それでは改めまして、本日のゲスト、King & Princeの岸優太くん、神宮寺勇太くん、△△〇〇ちゃんでーす!」
「「よろしくお願いします」」
「今日はまた何でこの3人で?」
「あ、宣伝です」
『来月アルバム出すので、テレビでいっぱい買ってくださいって言えば売れるかなって』
「はい!そうなんです!来月21日、僕達King & Prince3枚目のアルバムが、」
「待て待て待ておい!」
「はい?なんですか?」
『今日アルバムの宣伝していいって聞いて来たんですけど』
「君達いつからそんなコンビネーションばっちりのコント出来るようになった」
「はて?」
『?』
「岸くんだけほんとに何も分かってなさそうだけどね!笑」

「あ、それでは改めてお話聞いていきましょうか。え〜まずはカンペで仲良し3人組って書かれてたけど、何?君達はKing & Princeの中でも仲が良い3人なの?」
「「…………」」
『さぁ〜?』
「どうなんですかねぇ笑」
「え仲良くないのか?!」
「いや仲は良いと思いますね」
「じゃあはいそうですでいいだろ!」
「でも、あの〜特別3人がっていうより、俺達みんな仲良いので、そこは、はいそうですって言っていいものか、」
「面倒くせぇな!」

「関係的にはどうなの?誰が一番先輩とか」
『年も歴も一番上は岸くんですね』
「僕達は同い年なんですけど、まぁ、多分歴は〇〇の方が若干先だと思います」
「若干?それは何、なんかすっごい曖昧だけど」
『あの〜わたしが直々にスカウト受けて入ったタイプなので、特にこう、他の人みたいにいつからジャニーズです!っていうのが無くて、ただ初めて事務所のレッスンに参加させてもらったのが神宮寺の入所より少し前なので、多分、わたしの方が若干、』
「あそうなんだ、たまにいるよね、そういう子」
「はい。うちの平野もそうですね」

「どうなの?お互い初めての印象とかは」
「〇〇と岸くんはかなり印象的でしたね」
「あー、まぁ女の子だしね」
「いやそれもあるんですけど、僕の場合初めて参加したレッスンで〇〇と岸くんが喧嘩してて、笑」
「ばっ、!お前やめろマジで!」
「何でよ!いいじゃん話させてよ!笑」

楽しそうにヘラヘラ笑うジンと、割と本気で嫌がっている岸くん。
もちろん、芸人さんはそんな二人を見て、当たり前のようにジンの味方をする為、拗ねた岸くんは、ムッとしながら口を閉ざした。

「理由は岸くんが〇〇の買ってきたオヤツ食べちゃったってだけだったんですけど」
「えその時二人はいくつ?」
『中2、いや3か?』
「ちなみに岸くんはその2個上です。大真面目にまだ残ってたんだからいいだろ、いやあげるなんて一言も言ってない!って揉めてて笑 あれアイスだっけ?」
『そうですね、パックに2個入ってるお餅のアレです。冬に売ってる』
「え、2つしかないうちの一つ?」
『そうなんですよ。酷くないですか?わたしだってそりゃアイスの一口とかだったら許しますけど、あの一つをちょうだいって貰って行っちゃうのは話違いますよね?』
「いやだって!あれは〇〇と半分にしちゃったら関節キスになっちゃうから、!」
『違うでしょ!そもそもわたしあげるって言ってないの!』
「はあっ!?」
『何よ!』
「やばいやばい笑」
「喧嘩だ喧嘩だ〜!」
「みんな早く止めろー!」
「引き離せ引き離せ!」
「神宮寺くん、まさにこんな感じで?」
「はい。まんまっすね笑」

ニコニコ笑うジンの横で、それぞれ芸人さんに押さえられ、歪み合うわたしと岸くん。
こちらとしては、もちろんふざけているだけなのだが、なんとなく、岸くんの方は本気な気がして笑いそうになるのをなんとか堪えた。

「なんか、聞いた話によると〇〇ちゃんは相当食べるのが好きだとか」
『はい。大好きですね』
「大食いってこと?」
『いや、量はそれほど、、そんな特別たくさん食べるって訳じゃないんですけど、基本的には常に何か食べてたい、みたいな」
「へぇ〜まぁレッスン中にアイス食べられて本気の喧嘩するくらいだからね?」
『はい笑』

「そしてこの並々ならぬ食欲については、マネージャーさんからも苦情が来ています」
『え、?』
「△△は、余りにも食べることが好き過ぎるので、それを仕事に出来ないかと、King & PrinceのYouTubeチャンネルで、自由にお気に入りのお店などを紹介してもらいました」
『あぁ、はい、しましたね』
「そこで紹介したスイーツやお取り寄せグルメが大変好評だったので、事務所としては△△個人のチャンネルを立ち上げ、そこでオススメのお店や食べ物を紹介してもらおうと考えていました。しかし、企画を説明したところ、紹介した店が盛況になりすぎて行けなくなったので絶対に嫌だと断られました」
「未だにファンの方々から第二回目の希望や継続化の要望があるので、どうにか納得してもらいたいのですが、△△は絶対に嫌だと頑なに断ります。そろそろ折れてください。……とのことですが」
『嫌です』

あえてカメラの奥にいるマネージャーの方を向き、笑顔を作る。

「ここでも言い出しましたか笑」
「えなに?裏でもこの話してるの?」
「最近ずっとしてますね笑 なんなら俺達にも説得しろって言ってくるんですけど、こんな感じなので」
「そうかぁ、、でもそこはさ、やっぱりお仕事の企画な訳だから、リーダーがビシッと言ってあげた方がいいんじゃないの?」
「っんえ?、俺っすか?」
「そうそう。マネージャーも困ってるってよ」
「、ガチっすか〜」

頭に手を置き、分かりやすくテンパっている岸くんに向き直り、何を言われるのかな、とワクワクする。

「おい〇〇」
『はい』