【IF】もしも菖蒲が南雲の為に死にかけたら
「馬鹿げてんだろ、そんなの」
何かを堪えるように、何かを絞り出すように、眉間に皺をぎゅうっと寄せて南雲くんは言った。
「馬鹿げてなんかないよ」
私は笑って、出来るだけ何でもないように笑って、でもきっとまだ私は嘘が下手くそで。それでも。
「私は大丈夫だよ。死なないよ」
私なんかよりもずっと頭の良い南雲くんは、きっと、何もかもに気付いている。
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