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確信が強くなり、興奮したのかなんだか汗が吹き出て来た。
なんとなく足も震える。
このあとはなんだっけ?どうしたっけ?
考えながら歩いていたら、不意に下へ続く階段をみつけた。



「地下があるみたいだな。」

「そ、そうですね。」



思い出した!!
扉を壊す前……私は階段を上ったんだ。
ここだ、私がいたのはここに間違いない!



私達は階段を下りて行った。
足音が、妙に響く…
降りた先には、きっと長い廊下があるはずだ。
ランプの光で照らすと、そこには私の記憶通り、長い廊下が続いていた。



廊下の突き当りに、木の扉があった。
怖い…ここに入るのが、とても怖い…
でも、向き合わなきゃ!
真実を助かめなきゃ!



「……カンナ、どうかしたのか?
入らないのか?」

「え…い、いえ…
入りますよ。
はい、入りますよ!」

私はやけくそでドアノブに手をかけた。
この扉の内側には、確か、閂があったはず…



(あった…!)



私は体が震え出すのを感じた。
本当にあったんだ。
あの記憶は、夢でも妄想でもない。
本当のことだった…



私は、本当にここに来てたんだ!



腕を伸ばし、私はランプの明かりで部屋の中を照らし出した。



「あっ!!」



声を発したのは、私ではなくジョシュアさんの方だった。
私は、声すらも上げられなかった。
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