ゾンビパラダイス
「ちわーっス」
「おーい、来たよー」
「あー、二人ともいらっしゃい。今丁度始めようと思ってたトコだよ」
「今日は何のゲーム?」
「Wii移植版バイオ4」
「…ってそれ年齢制限付いてなかったっけ」
「いーのいーの、年齢制限はあくまで子供にはお勧めできないってだけで禁止されてるわけじゃないんだから!」
「そういうのを屁理屈って言うんじゃないのか」
「シャラップ半田。さーてやるぞー」
「はじめから?」
「うんにゃ、すでにアシュリー助けてるから。でもって、もう一回クリア済みなんだこれが」
「じゃあ何でまたやってるんだ?」
「2巡目は難易度をハードにして特典を楽しみつつプレイするのが真のゲーマー」
「悟ってるなー。あ、特典ってもしかしてアシュリーの服?説明書と違うけど」
「そうそう。見てこれすげー谷間。さすがミサイルと言われるだけあるよね」
「うわ」
「なぁに赤くなってんのさ半田〜。ゲームだよ、ゲーム」
「そう言いつつ視点アップしてんじゃねーよ!」
「でもこれレオンの視点なんだよね。つまりゲーム内ではレオンがアシュリーの胸をガン見してるってことだよね。すごい絵面」
「ちなみにスカートルックだとパンチラも見れるよ。まぁアシュリーちょっと怒った顔になるけどそれもまた一興だよね」
「お前女子だよな?女子なんだよな?」
「さーて進めるぞー」
「おい流すなよ」
「あ、ゾンビ」
「ちっちっち。マックス、4ではゾンビじゃなくてガナードと言うのだよ」
「ゾンビとガナードってどう違うんだ?」
「体内にキモい寄生体が住み着いてるかいないかかな。今はまだどうもないけど、中盤になったらガナードの体食い破ってレオン襲ってくるよ」
「恐ろしいこと笑顔で説明するなよ!あ、何か胃が痛くなってきた…」
「胃弱半田ー」
「半田の胃弱ー」
「やめろ変なキャラを定着させようとするな!」
「ねぇさっきからこの声なに?あるあるねーよって」
「あ、それ敵の声。スペイン語か何からしいんだけどさー、意味は知らないや」
「何かブィンブィン音がするんだけど…」
「チェーンソウ来たね。ハイこんにちわチェンさん、そしてくたばれ!」
「うわあ」
「出会い頭にショットガンとかえげつないね」
「ふはははは食らえベリィ・トゥ・ベリィイイ!!」
「まぁ本人がコレだしな」
『Help!!』
「あ」
「おいベリィトゥベリィしてる間にアシュリー連れて行かれてんぞ!」
「おのれ鍬男めアシュリー寄越せ!」
「そこは離せだろ」
「あ、アシュリー落っこちた」
「うーんやっぱここ危ないしなぁ。ちょっとアシュリー待たせとこう」
『wait』
「そういえばさー。いきなり4プレイしてるわけだけども、1から3はもうやったの?」
「あたぼーよ。2に至っては両キャラ裏表制覇済みだからね、私に隙はない」
「ベロニカは?」
「やったよ。ただね…あれはね…」
「おい、敵来てんぞ」
「ベロニカはさぁ…後半のイベントが悲しすぎてもう…」
「ちょ、敵来てるって」
「も、ホント切ないよ…あそこでキスの一つや二つしてりゃまだ報われたかもしれないってのに!」
「あ、ダイナマイト」
「え?」
『ドカーン!!』
「うわああああ」
「うわああああ体力半分持ってかれたうわああああ」
「あーあ」
「やっべハーブない。卵卵!…ふぅこれで一安心。こなくそよくもやってくれたな食らえ焼夷手榴弾!」
「ベロニカに思いを馳せてるから4からバチが当たったんだね」
「どんなバチだよ」
「ダイナマイトがバチとか無いわー…」
「あ、BGM消えた」
「よし、殲滅完了。次のマップ行くぞー」
「あーハラハラした」
「…あっ」
「え、何?」
「アシュリー忘れてきた」
「……」