シャキンシャキン
「おおおおうよく来た二人とも早く来いこっち座って!」
「何どうしたの、今日やけにそわそわしてるけど」
「いいからいいから。あ、半田もうちょっとこっち寄って。いっそぶつかるくらいの距離で頼む」
「は?何なんだよ、今日は何のゲームするんだ?」
「…ク□ックタワー」
「え」
「シャキンシャキンくるやつ?」
「違うシザーマン違う」
「何でカタコトなんだよ」
「今回挑戦するのはゴーストヘッドの方です。ちなみに初見プレイ」
「つーか俺このシリーズ詳しく知らないんだけど。どんな内容なんだ?」
「とりあえず、主人公が下宿のため訪れた親戚の家が何故か黄色い液体にまみれた笑い声の耐えないキチなお宅になっていたというのがGHのあらすじだよ」
「皮肉りすぎだよそのあらすじ。ひょっとしてホラゲー苦手なの?」
「苦手だとも」
「じゃあ何でわざわざ…」
「怖いと思っていても何故か興味を引かれてしまう、それが人間というものだよ半田。てなわけでスタートトトと…」
「どもってるどもってる」
「僕、一回これやったことあるけど、もう病院に来てるんだね」
「うん、親戚の家の探索は先輩に手伝ってもらったんだけどさ…『お前のホラゲープレイはうるさい』って注意されギャアアアアアア!!」
「ギャアアア!!う、うるせえ!お前の悲鳴にビビったわ!!」
「こりゃ先輩から注意されるはずだよ」
「あああああ緑!緑!緑のゾンビが!!あああああ」
「いっそミコシサマ置いちゃえば?」
「ちょ、まっ、今パニック状態でミコシサマ置けなウワアアアキタアアアア」
「な、なんかどっか隠れるとこないのかよ!」
「かく、かく、かくれ、あああったァァァよおっしゃあ!!」
「うわっ」
「……おお、行った行った。何だよやりすごせるんじゃん…セーブしとこ。はー…ロッカーマジ最強」
「ホラゲーにおいてロッカーは地味に役立つからね。…あ、そこのベッドの上調べてみなよ」
「え、これ?」
『何もないみたい……キャッ!?』
「「ギャアアアアア!!」」
「あははははは」
「ああ死んだ!マックス何さらしてくれてんだボケェ!!」
「良いじゃない、調べた部屋を念のためもう一度確認するゾンビの几帳面な一面が見れて」
「ゾンビに几帳面さとかいらねぇ…!」
「はー、ロードしよ。たくもー、このベッドは二度と調べん」
「でもさー」
「何さー」
「この建物って、全部のイベントを見ないと脱出出来ないんだよ」
「えっ」
「う…うううっそだー、そんな鬼畜仕様なわけないじゃーん……あ、ヒントみっけ」
『白い檻は全てのイベントを見ないと脱出出来ません』
「…鬼畜仕様だったな」
「………」
「あはははははは」
「笑うな!くそっ、やったろうじゃんか全部のイベント見てやんよウワアアアゾンビアアアアア!!」
「ちょ、うるせえ!」
「あ、ちょ、対抗対抗!」
「トイレ行けば?」
「何でトイレ?」
「トイレはホラゲーにおいて時々重要な役割を持ってるよ」
「ととトイレトイレ、あ、選択出来る……も、モップだ!モップきたこれ!!」
「女子トイレって個室にモップがあるもんなのか…?」
「基本ねーよ!ええい食らえ伝説のエクスカリモップをぉぉぉぉ!!」
『えいっ!』
「…え。あ、やった。倒した!モップすげぇ!!」
「うわあああモップ先輩いいいい!!」
「2だと傘とかも武器になるよね」
「日用雑貨で撃退出来る敵ってのもすごいよな…」
「よし次に敵来たらまたトイレ来よう、私にはトイレの女神様がついている」
「女神様=モップ?」
「やぶさかではない」
「おい口調がおかしくなってんぞ」
「とりあえず一回ミコシサマ置いたら?銃あるでしょ」
「ああうんそうだね…」
「つーかミコシサマって何だよ」
「主人公が持ってる御守りの名前だよ。装備したりしなかったりで凍てつく闇の人格に切り替わったりするの」
「は?」
「まぁ要するにキャラチェンジのアイテムだよね。…あ、そこの扉入って」
「えー…もうマックスの言う通りにすんのやだ」
「大丈夫だって今度は」
「…んん、あ、ホントだ。何もない」
「もうこれ心臓に悪「キエアアアキタアアアア!!」前言撤回こいつの叫び声のが心臓に悪い!」
「ぎゃああ翔さま来てくれ早くウワアアア」
「あ、切り替わった」
「おおっしゃぁ翔さまに変わりゃこっちのもんだ食らえ股(規制音)粉砕キィィィック!!」
「み、見てるこっちがいてえ…!あれ、つーか何で主人公紫になってんの」
「人格が翔になると紫に光るんだよね」
「どんな仕組みだよ…」
「げほっ、げほっ!あー…叫びすぎた。一回止めようこれ。息抜きに違うゲームでもしようかな」
「はぁ…何を?」
「うーん、そうだな…とりあえず、デメ○トでもやろうかな!」
「ホラゲーから離れなよ」