つぐみ「はい、第4回フガラジ!始まりますよー」
咲山「おー、…つぐみ」
つぐみ「何?」
咲山「成神のやろうはどうした」
つぐみ「成神がいるとあんたとの乱闘が始まるから。前半は欠席してもらったの」
咲山「あァ?こないだのはあれ…あいつが原因だろ。俺べつに悪く、」
つぐみ「そういう口はこのテーブルについたバットの凹みを見てから言ってもらいましょうか」
咲山「…さーせんっした」
つぐみ「よろしい。じゃあ始めるわよ。実は、成神の不在はトップバッターの質問がお姉ちゃん宛だっていうのが一因なのよね」
咲山「あ?何で」
つぐみ「あんたは知り合いだからともかく、こんな場で会わせるわけにはいかないでしょ」
咲山「別に気にするほどじゃねーと思うけどな…」
つぐみ「念には念を入れて、よ。というわけで中継繋ぎ─ますっ」(カチッ)
はぐみ「………」
咲山「………」
つぐみ「…お姉ちゃん?」
はぐみ「えっ。え、あ、あれ?これもう繋がってるの!?」
咲山「繋がってるッス」
はぐみ「ちょっ、やだ!私思いっきりカメラ凝視しちゃってた!つぐみお願い、テイク2!」
つぐみ「しないからね。それにテレビ電話なのはスタジオだけで、リスナーにはお姉ちゃんの顔見えてないから」
はぐみ「あ…そうなの?はぁ、良かった」
慶士「はは、これで安心だな、はぐみ」
咲山「あ、慶士さん。どもッス」
慶士「うん、こんにちわ」
つぐみ「えーっと、じゃあ本題に入るけど。お姉ちゃん大丈夫?」
はぐみ「ん、オッケー!」
つぐみ「それでは行きます。トップバッターは悠希さまとちも様から、お二人の馴れ初めを聞きたいとの質問です。それからちも様からはお姉さんのはぐみさんですが、妹としてどう思ってますか?という質問もくっついてます」
はぐみ「……えっ、なっ、馴れ初め!?え!?」
咲山「うろたえ方がつぐみにそっくりなんスけど」
慶士「姉妹だしね」
つぐみ「…私もちょっと気になる」
はぐみ「もー、つぐみまで!…うう、仕方ないなぁ…慶士さんとの出会い、でしょ…えーっと、確か…高1の春だったかな?」
慶士「五月の、部活動の仮入部期間の時だったよな」
はぐみ「そうそう、写真部に来たときに活動の説明をしてくれたのが慶士さんだったの」
咲山「…?てことは、二人とも…」
はぐみ「うん。同級生ではないよ。慶士さんの方が一つ年上なの」
つぐみ「で、お姉ちゃんが高2に上がったときに、初めて紹介してくれたんだよね。確か」
慶士「そうそう。あの時は大変だったなぁ、お義母さんのテンションに中々ついて行けなくって…」
はぐみ「ふふ、お母さんったら恋愛の話大好きだもんね。咲山くんもお母さんに紹介されるときは、覚悟したほうがいいかもよー」
咲山「…肝に命じておきます。あ、はぐみさん、後半の質問は?」
はぐみ「ん?ああはいはい。つぐみはねー、良くできた妹だと思うよ。下手したら私よりも頭良いしね。でもその分ちょっと頭カタいとこもあるし、お姉ちゃん的にはもっと頼ってほしいっていうのもあるかな。まぁ、そんなとこも全部ひっくるめて大好きな妹だけどね!」
つぐみ「…ありがとお姉ちゃん。私もお姉ちゃん大好き」
はぐみ「ふふ。ありがと」
つぐみ「─と、お姉ちゃんたちに関する質問は以上です。お姉ちゃん義兄さん、ご協力ありがとうございました」
はぐみ「いえいえー」
つぐみ(カチッ)「ふー。…咲山?」
咲山「なんだよ」
つぐみ「あんた何でそんな仏頂面になってんの」
咲山「…お前、俺には全然大好きとか言わねえくせに…」
つぐみ「…お、お姉ちゃんに妬いてどうすんのよ!大体、家族と他の人に向ける好きは違うでしょ」
咲山「それはそうだけど何か腑に落ちねぇ」
つぐみ「全く…」
咲山「…」
つぐみ「…」
咲山「……ん?今回これで終わりか?」
つぐみ「いや、終わりではない、けど…質問のハガキが何でかこれ一枚しか預かってなくて、動きようが」
成神「はーいお待たせしました!帝国イレブンムードメーカー担当成神です!」
つぐみ「うっわびっくりした!!」
咲山「もっと普通に登場できねーのか、お前はよ」
成神「細かいことは気にしない!アシスタント帰還というわけどんどん行きましょー!他のお便りも預かってきましたよ!」
つぐみ「って、成神くんが持ってたのね、それ…」
成神「はいッス。それでは質問参ります、高埜さまより!咲山くんを除いて、帝国サッカー部員で人間として(男として?)好きな人をつぐみちゃんに聞きたいです!」
つぐみ「…あのサッカー部で、咲山くんを除いて人として好きな人?」
咲山「んなもんいねーよ」
成神「先輩、それじゃ答えにならないので。あとそれから、無難に源田なのかなぁとも思ったけれど、絡み的には成神とか佐久間とか洞面も負けてないので、結局私の頭の中では結論が出ませんでした。でも私は、つぐみちゃん×咲山くんを応援してます(笑)!!というコメントも寄せられてます」
咲山「何だよ分かってんじゃねーか」
成神「(うわぁすっげえ満足げだ!!)」
つぐみ「咲山くんちょっと黙ってて。えーっと…つまり誰に好感が持てるかってことでしょ?その点だったら、確かに源田くんかな。あとルックス抜きだと寺門くんも」
咲山「寺門もかよ…ちっ」
成神「やっぱりルックスの壁は寺門先輩じゃ越えられないンスね。んじゃあ次行きますよ。麗さまより、お二人へ質問!もし恋人が浮気したらどうしますか?」
咲山「つぐみが自分から浮気するとか有り得ねーので相手をボコります」
成神「超バイオレンスな解決法ッスね」
つぐみ「というより解決になってないから。で、私は…とりあえず、納得出来る理由を聞いて、他の子と一緒になったほうが咲山くんの為になるなら、それで…………」
成神「…先輩?相馬先輩!?あの、これ例え!例え話ですから泣かないで!!」
つぐみ「なっ、泣いてないわよッ!!」
咲山「つーか俺がつぐみ以外の女子を好きになるとかも有り得ねーから問題ないだろ」
成神「…」
つぐみ「…」
咲山「…何だよ」
成神「いや、いつもならノロケ乙と言いたいとこなんですが…何か、久しぶりに男前な咲山先輩を見た気がします」
咲山「…んだよ、それ。つーわけでつぐみ、泣くな。特にこいつの前では」
つぐみ「だ、だから泣いてないってば!…ありがと」
成神「はいっ、先輩の貴重なデレを録音したとこで次行ってみましょーっ」
つぐみ「……え、録音!?ちょっ成神く、」
成神「続いては匿名希望の方よりー」
つぐみ「聞け!!」
咲山「諦めろ」
成神「咲山くんに質問です!咲山くんがクラス移動とかでつぐみちゃんのクラスの前を通った時に、あからさまにつぐみちゃんに好意をもっている男子(けどつぐみちゃんは気づいてない!)が、つぐみちゃんに一生懸命アピっているところを見てしまいました!その時どんな気持ちになりますか?&どんな行動に出ますか!? 是非教えて下さい♪…とのことです。ハーッ、長文きつい」
咲山「モブの分際でつぐみにアピールとかマジむかつくっつーかイラつくのでボコります」
成神「超バイオレンスな解決法ッスね。アレなんかデジャブ」
つぐみ「デジャブっていうかさっきのやりとりとほぼ一緒だから!!あといくらなんでもそれは可哀想だからせめてこう…校舎裏とかに呼び出して温厚に話し合いとか」
成神「校舎裏に呼び出した時点で、温厚な話し合いにはならない気もするんですが」
つぐみ「……!」
咲山「つぐみの思考パターンも俺に似てきたことが判明したとこで、そろそろ時間なんでまた次回ー」