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東方学園 4月
この物語は東方Projectの二次創作であり、登場する個人や団体は幻想入りしています。
いつもとは違う雰囲気をお楽しみください。
4月。そう、新学期の始まりです。
ここ東方学園も、それは例外ではありません。
霊夢「……はぁ」
新学期早々にため息を漏らしているのは博麗霊夢。
東方学園に通う学生であり、町外れにある博麗神社の巫女でもあります。
ちなみに彼女は高等部です。
霊夢「東方学園とか、何番煎じだと思ってんのよ…」
そんなメタい発言は独り言で済まされてしまうのです。
紫「れ〜いむ♪」
霊夢「わわっ! ちょっと、いきなり抱き付かないでよ!」
紫「良いじゃない♪ 私と霊夢の仲なんだし♪」
八雲紫。霊夢と同じく東方学園に通う学生です。
この街一帯を牛耳る大企業『八雲カンパニー』のご令嬢。
更に霊夢とは同級生と言う、何とも無理のある設定をぶっ込んできました。
紫「私は永遠の17歳だもの。無理なんてないわ」
魔理沙「永遠の17歳とか、言ってて恥ずかしくないのか?」
そこへ現れたのは霧雨魔理沙。
彼女は霧雨雑貨店の娘…なのですが、今は訳あって一人暮らしをしています。
紫「別に恥ずかしくないわ。事実だもの」
魔理沙「ああ、そうかい。お前はなんでもかんでも楽観視してて羨ましいね」
紫「貴女ほどではないわ」
涼花「みんな、おはよ〜♪」
ゆーちゃん「おはようございます」
この二人の少女は香雪蘭涼花と雪柳至音。
二人とも東方学園初等部に通っています。
霊夢「おはよう涼花ちゃん、ゆーちゃん」
紫「おはよう♪」
魔理沙「よお。春休みは楽しめたかな?」
ゆーちゃん「その事について魔理沙さんに物申す!」
涼花「物申す!」
魔理沙「な、なんだよ…」
ゆーちゃん「魔理沙さん、春休みは遊んでくれるって言ってましたよね?」
涼花「言ったよね?」
魔理沙「い、言ったか…?」
ゆーちゃん「何度もLINE送ったのに既読スルーだし」
紫「既読スルーは良くないわ。ちゃんと既読がつかないように細工しないと」
魔理沙「う…。そ、そうだな。既読スルーしたことは素直に謝るぜ…」
霊夢「ちょっと待って。あんた達LINEやってるの?」
涼花「やってないの?」
霊夢「いや、やってるけどさ。涼花ちゃん達と魔理沙がLINEやってるってのが、なんか違和感があるのよね」
アリス「朝からヤるだのヤらないだの、頭まで春な奴らはイヤね」
アリス・マーガトロイド。
東方学園高等部に通う帰国子女。
霊夢達とは別のクラスです。
霊夢「そんな話、微塵もしてないわよ…」
紫「そんな風に思った貴女の頭の方が春真っ盛りなんじゃない?」
アリス「思春期の健全なJKだもの。むしろ誰かさんのように冬眠中よりはいいと思うわ」
紫「…貴女は誰の事を言ってるのかしら?」
アリス「自分だと思うなら、貴女に対して言ってることになるわね。『元』生徒会長の八雲紫」
紫「ふん!生徒会役員選挙に落選した貴女なんか、所詮負け犬なのよ!」
アリス「落選しただけで負け犬だとしたら、貴女だって負け犬よね」
紫とアリスは以前、生徒会長の座を競って熾烈な闘いを繰り広げていた時期がありました。
その時の軍配は紫に上がりましたが、その後、生徒会長の座は霊夢に奪われています。
今では紫もアリスも生徒会役員ではないのですが、その様な過去があったため、二人は犬猿の仲なのです。
魔理沙「……ま、二人のいざこざに巻き込まれるのは御免だからな。行こうぜ?」
霊夢「そうね」
東方学園。
小、中、高一貫教育の方針をとっており、先程の名前が上がった八雲カンパニーや海外企業のスカーレットコーポレーション、西行寺財閥、 豊聡耳商事と言った大手スポンサーの支援のもとに成り立っている学園です。
その校門では、風紀委員長の上白沢慧音が服飾の検査を行っていました。
霊夢は生徒会長ですし、服飾には何ら問題はないのでほぼ顔パスです。
魔理沙も、多少はスカートの丈をいじってはいますが、それでも大した問題はありません。
問題があるのは……。
レミリア「あら風紀委員長さん。こんな朝からご苦労なことね」
慧音「はぁ…君か、レミリア・スカーレット。君がまともな制服を着てくれれば、私の仕事も少しは楽になるんだがな…」
レミリア・スカーレット。
東方学園中等部に通うブルジョワです。
スカーレットコーポレーションのご令嬢なのですが…慧音が指摘するように服飾に多少の問題があります。
と言うのもレミリアは、まるで社交界に着ていくドレスのように制服を改造しているのです。
つまり…レミリアだけは普段の服装なのです。
慧音「以前にも注意したはずだ。新学期になって多少はまともになるかと思っていたが…」
レミリア「以前にも言ったはずよ? 私がルールだって。私が何を着ようが、それはルール違反にはならないのよ。それに、校則では服飾の自由を唱っているはずよ?」
慧音「限度があるだろう。お前のような服飾の乱れが、風紀の乱れを生むんだ」
レミリア「堅苦しいし古くさい考えね、付き合ってられないわ」
慧音「おい逃げるな! まだ話は終わってないぞ!」
霊夢「その辺にしときなさい」
慧音「しかし!」
霊夢「あんたは興奮すると回りが見えなくなるんだから、少し落ち着きなさい」
魔理沙「そうそう。クールダウンしないと、他のやつらに目を向けられないぜ?」
慧音「う……。それもそうだな。すまなかった」
霊夢「まあ、ほどほどに頑張ってね」
朝から色々と賑やかでしたが、どうにか教室にたどり着きました。
魔理沙「やれやれ、やっと着いたぜ」
霊夢「ほんと、この学園のやつらは騒がしいのばかりなんだから…」
魔理沙「しかし、紫が生徒会長の頃よりはマシになったと思うぜ?」
霊夢「あの頃は混沌としてたからね…」
紫「れいむ〜…」
魔理沙「噂をすれば…」
遅れて教室にやって来た紫は、霊夢に泣きつきました。
魔理沙「…また言い負かされたのか」
紫「だって…アリスが…」
霊夢「ああ、もう! 子供みたいに泣かないの!」
紫が駄々をこねていると、校内放送が流れてきました。
阿求『ピンポンパンポーン。皆さん、おはようございます。中等部生徒会長の稗田阿求です』
さとり『初等部生徒会長の古明地さとりです』
阿求『これより、体育館にて新年度の挨拶を執り行いますので、生徒の皆さんは体育館に集合してください』
さとり『そして高等部生徒会長の博麗霊夢さん。大至急、生徒会室に来てください』
阿求『ピンポンパンポーン』
魔理沙「ああ、すっかり忘れてたぜ」
霊夢「そうね…すっかり忘れてたわ…」
見ると霊夢の顔は真っ青になっていました。
霊夢「ごめん! ちょっと生徒会室に行ってくるわ!」
紫「ちょっ、霊夢!?」
魔理沙「…行っちゃったな。あんなに慌ててる霊夢は初めて見たが…」
慌てるのも無理はありません。
この学園の生徒会は初等部生徒会、中等部生徒会、高等部生徒会と、各等毎に生徒会が設けられているのですが、それらを統括する総生徒会長と言うものが存在しているのです。
それがこの生徒会室の奥で、まるでラスボスのようなオーラを放っている四季映姫なのです。
霊夢「ごめんなさい! 遅くなりました!」
映姫「本当に、遅い到着ですね。新学期の始めに生徒会会議を執り行うと、予め伝えておきましたね?」
霊夢「はい…」
映姫「新年度の挨拶まで、もう五分しかありません。会議は中止としますが…先に言い訳を言っておきますか?」
映姫は中等部ながら、他の生徒会長をまとめあげるだけの威厳と手腕を持っています。
そのため、霊夢でも映姫には頭が上がらないのです。
霊夢「い、いいえ。遅れたのは私の不注意です…言い訳なんて…」
映姫「そうですか。では霊夢さん、貴女へのお説教を始めますが…新年度の挨拶まで時間がありません。なので本来は一時間のところを、三分に凝縮してお説教をしますね?」
霊夢「お、お手柔らかに…」
東方学園の体育館。
全校生徒が入れるだけの、かなり広い体育館です。
そこへ生徒会長達が遅れてやって来ました。
霊夢はと言うと、酷くやつれた顔をしています。
魔理沙「…霊夢、大丈夫か?」
霊夢「ええ…大丈夫よ…」
魔理沙「大丈夫そうには見えないが…」
霊夢「大丈夫…もう、会議に遅れたりしないわ…」
魔理沙「…本当に大丈夫か?」
紫「静かにしなさい。これから学園長のご挨拶よ」
騒がしくなっていた体育館内も、学園長の登場で一瞬にして静かになりました。
玄爺「初等部、中等部。そして高等部の生徒の皆さん、おはようございます。我が東方学園も無事、新年度を迎えることが出来ましたのも、ひとえに、生徒の皆さん。そして、生徒会役員の皆さんのお陰です。私は学園長と言う立場ではありますが、この学園を善き方向へと、時に競い、時に協力して、手を取り合い、導いている生徒の皆さんへは、感謝の念が絶えません。なので私からの挨拶は、簡潔ではありますが、これにて終わりにさせていただきたいと思います。これからも生徒同士、競い合い学び合い、笑顔を育んでもらいたいと切に願っております」
阿求『学園長先生、ありがとうございました。それでは次に、教師を代表して神綺先生より、新年度の挨拶を賜りたいと思います』
神綺「…コホン。皆さん、おはようございます。我々教師一同も、生徒の皆さんが主体となれるような環境作りに励んでいきますので、本年度もよろしくお願いします」
阿求『神綺先生ありがとうございました。以上を持ちまして、新年度の挨拶を終わりにします。一同、礼』
霊夢「……はぁ」
魔理沙「ため息なんかしてると、幸せが逃げてくぜ?」
霊夢「ため息だってしたくなるわよ…」
魔理沙「…まあ、元気出していこうぜ? そう言えば今日は挨拶だけで、授業は無いんだよな?」
紫「ええ。このあとホームルームが終わったら下校よ」
魔理沙「じゃあ、ホームルームが終わったら駅前の喫茶店に寄っていこうぜ?」
霊夢「駅前? あそこに喫茶店なんてあったかしら?」
紫「この間オープンしたのよ。確か……純喫茶『鈴奈庵』だったかしら」
霊夢「へぇ、あの場所に喫茶店がね。今日は生徒会の仕事もないし、寄ってみようかしら」
魔理沙「よし、決まりだな」
純喫茶『鈴奈庵』
霊夢「へぇ、洒落た喫茶店じゃない」
紫「ええ。なかなか良い雰囲気ね」
魔理沙「お前を誘った覚えは無いんだがな」
小鈴「いらっしゃいませ♪」
霊夢「え…こ、小鈴ちゃん!?」
小鈴「れ、霊夢さん!?」
魔理沙「なんだ、知り合いか?」
霊夢「え、ええ…。小鈴ちゃんは中等部生徒会の副会長よ。小鈴ちゃん、こんな所で何をしてるのよ…」
小鈴「何って…ここは私の家ですから…」
純喫茶『鈴奈庵』は、やはり小鈴の家でした。
とりあえず席につく三人ですが、霊夢だけはどうも落ち着かない様子。
霊夢「…そこまで仲が良いって訳じゃないけど…。知り合いが働いてる所に来るのって、何だか不思議な感覚ね」
小鈴「あの…こちら、メニューになります…。お決まりになられましたら、そこの呼び出しボタンを押してください…」
それだけ伝えると、小鈴はパタパタと、店の奥へ消えていきました。
魔理沙「…動作がいちいち可愛いな。さて、何を頼むかな」
紫「コーヒーに紅茶に緑茶に…パンケーキにパフェまで。色々と揃ってるわね」
霊夢「………」
魔理沙「小鈴のことが気になるか? 」
霊夢「……別に?」
紫「気になってるのは魔理沙の方じゃない?」
魔理沙「そりゃあな。中等部の生徒会副会長だし、どんな奴なのかは気になるだろ」
紫「そうね。第一印象は、生徒会役員っぽさはないわね」
霊夢「でも、ああ見えて小鈴ちゃんは博識なのよ。普段から難しい本を読んでるみたいだし。……っと、早く頼まないと迷惑ね。あんた達はもう決まった?」
紫「ええ。私は決まったわ」
魔理沙「お前ら決めるの早すぎだろ。ちょ、ちょっと待ってくれな?」
紫「早くしなさいよ」
魔理沙「うるさいな、ちょっと待てって。……よし、決まったぜ」
霊夢「じゃあ、呼び出しボタンを押すわね?」
霊夢は呼び出しボタンを押しました。
すると少しして、小鈴が奥からパタパタと駆け寄ってきました。
小鈴「お待たせしました。ご注文はうさ……お決まりですか?」
紫「コーヒーひとつ」
霊夢「私は紅茶で。魔理沙は?」
魔理沙「私も紅茶を頼む。それと、パンケーキも貰おうか」
小鈴「ありがとうございます。ご注文を復唱します。コーヒーひとつ、紅茶がふたつ。それとパンケーキがひとつ。お間違いありませんか?」
霊夢「ええ」
小鈴「ご注文承りました。コーヒーの方ですが、少々お時間をいただきます。よろしいですか?」
紫「ええ、構わないわ」
小鈴「ありがとうございます。それでは少々お待ちください」
小鈴は再び、奥へと消えていきました。
魔理沙「コーヒーは時間が掛かるって…」
紫「豆から挽いてくれるのか、それともサイフォンなのか。どちらにしても楽しみね」
魔理沙「ふーん。私はパンケーキの味が気になるけどな」
紫「子供舌」
魔理沙「うるせぇ」
魔理沙「そう言えば新学期だが…霊夢は生徒会だから良いとして、紫は部活はどうするんだ? お前、未だに無所属だろ?」
紫「あら、ちゃんと帰宅部に所属してるわ」
霊夢「それは部活とは言えないでしょうに」
魔理沙「学生生活は一度きりだ。そして部活は学生の特権だ。部活で青春を謳歌しようぜ?」
紫「ん〜……そうね。考えておくわ」
小鈴「失礼します。お水をお持ちしました」
霊夢「ん、ありがとう」
霊夢「…で、そう言う魔理沙は? 部活の掛け持ちも大変でしょうに」
魔理沙「いや、う〜ん…そうだなぁ…」
紫「貴女は今、どの部活を掛け持ちしてるの?」
魔理沙「今はサッカーと野球だな。まあ、ヘルプ要請が入れば基本的にどんな部活でも…って感じだぜ」
霊夢「あんたは昔から、運動神経だけは良いからね」
魔理沙「“だけ”を強調すんなよ…」
そんな他愛もない会話をして数分後。
小鈴「お待たせしました♪」
魔理沙「お、来たな?」
小鈴「コーヒーひとつ、紅茶ふたつ。それとパンケーキになります♪」
霊夢「ありがと」
小鈴「では、ごゆっくり」
霊夢「待った」
小鈴「は、はい?」
霊夢「小鈴ちゃんも話に加わりなさい」
小鈴「え? で、でも……」
魔理沙「今は客が私達しか居ないんだし、少し付き合えよ」
小鈴「う〜……。す、少しだけなら……」
霊夢「良かった。小鈴ちゃんのこと、色々と聞きたかったのよ」
小鈴「…分かりました。トレイだけ置いてきますから、少し待っててください」
霊夢「ん、分かったわ」
魔理沙「……良い子たな」
紫「そうね。妹に欲しいくらいだわ」
小鈴「お待たせしました」
霊夢「…小鈴ちゃんも飲み物持ってくれば良かったのに」
小鈴「さ、流石にそこまでは…。それに、お客さんが来たら戻らないといけないから」
魔理沙「遠慮すんなって。何ならおごってやるぜ?」
霊夢「そのお金は私から出るんだからやめなさい」
紫「そして結局、私の財布から出ていくのだから尚の事やめなさい」
小鈴「……ふふふ」
魔理沙「あ、笑うことはないだろ?」
小鈴「い、いえ、その……仲が良いなって思って」
霊夢「ただの腐れ縁よ」
小鈴「でも、そう言う仲でも羨ましいです。私は引きこもりがちで、友達が少ないですから…」
魔理沙「ふーん。だったら、私達と友達になろうぜ?」
小鈴「……え?」
魔理沙の突然の提案に、小鈴は目をぱちくりさせていました。
小鈴「……でも、ご迷惑じゃないですか?」
魔理沙「迷惑なもんか。なあ?」
紫「ええ。友達が多いに越したことはないし、迷惑でもないからね」
小鈴「あ、ありがとうございます」
魔理沙「……と、言うわけで。早速だが、コーヒー代を友達価格に値下げをだな」
霊夢「調子に乗るな!」
魔理沙「よお霊夢」
霊夢「おはよう、魔理沙」
紫「れ〜いむ♪」
霊夢「だからあんたは! 毎朝毎朝抱き付かないの!」
小鈴「皆さん、おはようございます」
霊夢「おはよう、小鈴ちゃん」
魔理沙「小鈴、今日も喫茶店に行くからな」
小鈴「来ていただくのは有り難いんですけど…ほんと、ツケは無しにしてくださいよ?」
魔理沙「安心しろ。今日は金を持ってる奴と行くからさ」
霊夢「そう言う問題じゃないでしょ…」
紫「…それにしても、4月もあっという間だったわね」
小鈴「もう5月まで一週間切ってますからね」
魔理沙「何か面白いことが起こらないもんかね?」
文「そんな皆さんに朗報で〜す♪」
小鈴「うわっ!?」
霊夢「び、びっくりした…」
文「どうもどうも皆さん、おはよ〜ございま〜す♪ 新聞部部長の、射命丸文で〜す♪」
紫「また厄介なのが来たわね…」
霊夢「何でも良いわ。朗報って何なのよ?」
文「5月。それはミステリアスな季節。我が東方学園に、謎の美少女転校生現る! …という見出しで記事を書こうと思ってるんですよ♪」
小鈴「またガセネタですか?」
文「ガセではありません。今回は…いや、今回も信頼できる筋からの情報ですよ♪ …ですよね、霊夢さん」
霊夢「いや、私に振られてもね。そもそも、転校生が来るなんて聞いてないし」
魔理沙「生徒会長の霊夢が知らないんじゃ、そのネタはガセだな」
霊夢「それよりもまず、私が転校生の情報を知ってるはずがないでしょ?」
小鈴「生徒会が知りうる情報でもありませんからね」
文「そんな……」
紫「仮に転校生の話が本当だとして、こんな時期に来るかしら?」
小鈴「普通なら4月に編入…と言う形をとると思います」
文「だから謎の美少女転校生なんですよ♪」
魔理沙「その美少女ってところは強調するところか?」
文「謎の美少女。これだけで読者は食い付きますよん♪」
霊夢「…ま、この話はここまでよ」
文「そりゃ無いですよ〜…。せっかく、転校生の情報を根掘り葉掘り聞こうと思ってたのに…」
霊夢「転校生の話が本当なら、取材でもなんでも受けてあげるわよ」
文「あ、言いましたね? 約束ですよ?」
霊夢「分かったから、さっさと行きなさい」
文「では、転校生の情報が入り次第、また取材をさせていただきます♪」
文は軽やかに去っていきました。
魔理沙「…あんな約束して、大丈夫か?」
霊夢「大丈夫よ。どうせいつも通りのガセネタなんだから」
???「へぇ、ここが東方学園か。素敵なJKライフが送れそうね♪」
涼花「次回予告♪ ついに始まった東方学園シリーズ。それでもいつも通りな周りに、霊夢お姉ちゃんのため息が止まらない」
霊夢「ほんと、ため息しか出ないわね」
涼花「そんな中、東方学園にやって来たのは謎の美少女転校生♪」
魔理沙「本当に来るのかよ!」
涼花「登校中に誰かとぶつかったり屋上に呼び出されたり恋愛イベントが盛り沢山♪」
紫「そんなベタな展開あるかしら?」
涼花「次回、東方学園5月。謎の美少女転校生! 霊夢にライバル現る!? お楽しみに♪」
霊夢「……なんだこれ」
5月に続く