涼花ちゃんストーリーまとめサイト(改)
東方学園 12月
12月24日、クリスマスイブ。
今年はホワイトクリスマスです。
イベント事に敏感なイマドキの東方学園の生徒達は、毎年訪れるはずのクリスマスに浮き足立っていました。
みんなとパーティーをしたい。こんなプレゼントを渡したい。この人と一緒に過ごしたい。思うところはそれぞれでしょう。
しかし、そんな相手のいない負け組の彼女達は、八雲紫が開催したクリスマスパーティーに参加するのでした。
魔理沙「誰が負け組だ!」
涼花「そーだそーだ!」
アリス「じゃあ、魔理沙にも涼花ちゃんにも、そんな相手がいるのかしら?」
涼花「いない=負け組ってことでもないでしょ!」
魔理沙「アリス、そんなお前こそどうなんだ? お前だって、そんな相手いないだろ」
アリス「それはどうかしらね。少なくとも私は、こっちの方が面白そうだと思ったから来ただけよ」
涼花「そうやってすぐはぐらかす…」
菫子「そんな話は良いからさ、ぼっちはぼっち同士、仲良くやりましょ?」
魔理沙「菫子…何だかお前、普段より良く絡むな」
涼花「もしかして、酔ってるの?」
菫子「馬鹿言っちゃいけないわ! 未成年は飲酒禁止よ!」
魔理沙「そんな声も出せるんだな…」
アリス「菫子が酔ってるのは、場の空気にでしょ?」
菫子「流石はアリス♪ 都会派ぼっちなだけあって、私の事を良く分かってるわ♪」
アリス「私はぼっちではないわよ!」
魔理沙「ぼっちぼっち五月蝿いな。いい加減ぼっ○に聞こえてくるぜ」
魔理沙の一言は一瞬にして、周りの空気を凍り付かせました。
アリス「今日の魔理沙のはいつにも増して酷いわね。向こうに行きましょ」
魔理沙「お、おい、私をぼっちにしようとするな!」
涼花「ねえアリスお姉ちゃん、ぼっ○ってなに?」
菫子「言ってはいけない言葉だから、あまり人前で言っちゃダメよ?」
ゆーちゃん「涼花ちゃん、ぼっ○の意味を知りたいの? ぼっ○と言うのはね?」
アリス「やめなさい…」
紫「ぼっ○ぼっ○五月蝿いわね! 下ネタ言うなら私も混ぜなさい! …じゃなくて出ていきなさい!」
涼花「うぇっ!? ぼっ○って下ネタなの!?」
菫子「でかい声で言っちゃダメ!」
霊夢「こんな真冬だってのに、あいつらの頭の中は春真っ盛りね」
早苗「そうですねぇ♪ おませさんは大好きですよ♪」
霊夢「そんなこと聞いてないわよ…」
早苗「ところで霊夢さん、今日はクリスマスですけど」
霊夢「特にコメント無し。色恋沙汰には無関心よ」
早苗「またまた〜♪ 好きな人の一人や二人いるんじゃないですか?」
霊夢「いないこともないわ」
早苗「え、マジ?」
霊夢「聞きたい?」
早苗「是非!」
霊夢「じゃあとりあえず…あんたの後ろにいる新聞部を追い払ってからね」
文「…チッ、バレていましたか」
早苗「せっかく、霊夢さんの色恋沙汰を大々的に広めるチャンスだったのに」
霊夢「あんたらグルだったのか…」
文「で? 実際のところ、どうなんですかぁ?」
霊夢「そのニヤけ顔をどうにかしなさいよ…。それに、あんたに言ったらどんな脚色をされるか…」
文「あることないこと書き連ねるに決まってるじゃないですかぁ♪」
霊夢「あんたは本当にブレないわね」
文「それが私ですから♪ …で、どうなんですか?」
霊夢「そうね…あんたの事が好きよ」
文「は………?」
突然の告白。
そう言った事に疎かった文は、その場で固まってしまいました。
早苗「あ、文さん、しっかり!」
霊夢「上手いことフリーズしてくれたわね。今のうちに退散しますか」
早苗「ちょっ、霊夢さん!」
涼花「うぅ〜…みんな酷いよ…」
紫「下ネタ連呼してる涼花ちゃんの方が酷いわよ」
涼花「と言うかゆーちゃん! 何で知ってて教えてくれなかったの!」
ゆーちゃん「私は言おうとしたよね? ぼっ○の意味を教えてあげるって言ったよね?」
菫子「確かに言ってたけどさ…」
涼花「…そもそもゆーちゃんは、どうしてそんなこと知ってるの?」
ゆーちゃん「知らない涼花ちゃんがお子様なだけ」
アリス「いや…その歳で知ってるのもどうなのよ?」
魔理沙「お〜い…私をぼっちにするなよぉ〜…」
ゆーちゃん「そもそも」
ゆーちゃんは涼花ちゃんに詰め寄りました。
涼花「な、なに?」
ゆーちゃん「涼花ちゃんはエッチな子だから、このくらい知ってるかと思ってたよ」
涼花「ゆ、ゆーちゃん、もしかして…夏のこと、まだ根に持ってたり…?」
ゆーちゃん「エッチな涼花ちゃんを正せるのは、私だけだからね」
涼花「ま、待って…今日はまだ何もしてないし…」
ゆーちゃん「まだ…ってことは、何かしようとしてたでしょ?」
涼花「うぐ…」
紫「完全に墓穴ね」
追い詰められてしまった涼花ちゃんは、その場から逃げ出しました。
ゆーちゃん「涼花ちゃん、今の私から逃げれると思ってるの?」
ゆーちゃんはあとを追いました。
菫子「ほ、程々に…って、行っちゃったわね」
アリス「これで涼花ちゃんも懲りてくれれば良いけど」
紫「あの子が懲りると思う?」
菫子「思わないわ。涼花ちゃんはエロいから涼花ちゃんなのよ」
早苗「文さん! しっかりしてください!」
文「……はっ。わ、私はいったい…」
早苗「良かった、やっと正気に戻りましたね」
文「なんだか…霊夢さんにとんでもない事を言われたような…」
早苗「そ、それは気のせいです…。それより、霊夢さんを追わないと!」
文「そ、そうですね。何としてでも生徒会長のスクープを手に入れなければ!」
涼花「い、行き止まり!?」
ゆーちゃん「さあ涼花ちゃん、追い詰めたよ」
涼花「…こ、こうなったら、夏の仕返しをしちゃうよ!」
涼花ちゃんは手をワキワキさせながらゆーちゃんに近付きました。
しかしゆーちゃんは、涼花ちゃんの手を掴み。
涼花「……へ?」
ゆーちゃん「ちぇすとー!」
それは見事な一本背負いを決めました。
涼花「ぎゅえっ!!」
霊夢「一本!」
ゆーちゃん「…これで懲りたでしょ? もうエッチな事は」
涼花ちゃんはすぐさま起き上がると、プロのラグビー選手顔負けのタックルをゆーちゃんにかましました。
ゆーちゃん「うぐぅっ!」
そしてそのままゆーちゃんを押し倒し、馬乗りの状態になります。
その手はやはり、怪しくワキワキさせていました。
涼花「わたしが懲りるわけないのは、ゆーちゃんが良く知ってるでしょ? ゆーちゃんにも、こっちの世界を教えてあげるよ♪」
ゆーちゃん「またくすぐられたいんだね?」
涼花「………」
ゆーちゃん「………」
霊夢「はいはい、そこまでにしなさい」
霊夢は涼花ちゃんとゆーちゃんを引き離しました。
涼花「は、離してよ!」
ゆーちゃん「そ、そうです! 離してください!」
霊夢「これ以上騒ぐなら、生徒会として仲裁するわよ?」
涼花「………」
ゆーちゃん「………」
霊夢「宜しい。ほら、プレゼント交換が始まるわ。そこで仲直りすること。良いわね?」
涼花&ゆーちゃん「…は〜い」
紫「色々と騒がしかったけど、いよいよプレゼント交換の時間よ。好きな人とプレゼント交換しちゃいなさい」
涼花「はい、ゆーちゃん」
ゆーちゃん「あ、ありがと…。じゃあ、私からも」
涼花「うん、ありがと」
ゆーちゃん「………」
涼花「あの…ゆーちゃん?」
ゆーちゃん「なに?」
涼花「まだ、怒ってる?」
ゆーちゃん「エッチな涼花ちゃんに呆れてる」
涼花「あぅ…」
ゆーちゃん「…でも、私もやりすぎたかな?」
涼花「わたしの方こそ…ごめん…」
ゆーちゃん「エッチなのは治りそうにない?」
涼花「こ、こればっかりは…」
ゆーちゃん「はぁ…」
紫「でも、そう言う事に興味を持つことは大事よ?」
ゆーちゃん「涼花ちゃんはやりすぎなんです。程々なら、私だって文句は言いません。私だってそう言う事に興味はあるから」
涼花「本当に、心の底からごめんなさい…。今度から気を付けるよ…」
ゆーちゃん「嘘じゃない? 約束、守れる?」
涼花「う、うん。約束するよ」
ゆーちゃん「そっか。もし、約束を破ったら…夏の時以上にコチョコチョするから」
涼花「わ、分かったから、その怖い顔やめて…」
霊夢「仲直りってことで良いのかしらね?」
早苗「良いんじゃないですか? それより霊夢さん」
霊夢「教えない」
早苗「い、今は文さんも居ませんし、こっそり教えてくださいよ…」
霊夢「…仕方がないわね。じゃあ、耳を貸しなさい」
早苗「は、はい」
霊夢「私は…あんたの事が好きよ」
早苗「え、ええっ!?///」
霊夢「友達としてね。魔理沙もアリスも、文や紫だってそうよ。ぶっちゃけウザい事この上ないけど、それでも友達だからね。あんな馬鹿共が、私は好きなのよ」
文「録音しました!」
霊夢「うわっ!? い、いきなり大声出すな!」
文「いやはや、良い台詞を頂きましたよ♪ あとはこちらで音声の編集をさせていただきますので、皆さんはクリスマスパーティーを楽しんでくださいな♪」
文は目にも留まらぬスピードで去っていきました。
魔理沙「霊夢、追わなくて良いのか?」
霊夢「何の問題もないわ。対策は万全だもの」
魔理沙「対策?」
霊夢の指差す方向を見ると、そこには四季映姫の姿がありました。
どうやら文は、四季映姫と鉢合わせしてしまったようです。
魔理沙「ああ、文が小言を言われてるな。お、文のスマホを取り上げたぞ? 何か確認してるようだが……ああ、データを消されてるな」
霊夢「だから、対策は万全だって言ったでしょ?」
霊夢の持っているスマホにはLINEの画面が映し出されていました。
新聞部に不穏な動きあり>霊夢
救援求む>霊夢
四季映姫<了解
LINEには、こんなやり取りが表示されています。
魔理沙「すごいな…文の行動を読んで、先手を打っていたのか」
早苗「さ、さすが生徒会長…」
魔理沙「ところで、プレゼント交換についてだが…」
霊夢「言っとくけど、私はプレゼントなんて用意してないわよ」
魔理沙「なんだと!」
早苗「じゃあ、このプレゼントは誰に渡せば良いんですか!」
霊夢「あんた達で交換すれば?」
魔理沙と早苗は顔を見合わせましたが、程なくして「無い無い」と首を振りました。
魔理沙「こいつに渡すくらいだったらアリスに渡すぜ」
早苗「私も魔理沙さんに渡すくらいなら神奈子様や諏訪子様に渡しますよ」
霊夢「でも良い機会だし、交換してみたら? 渡したところで何か変わるわけでもないんだから」
魔理沙「それもそうだが…」
早苗「じゃあ…交換してみます?」
魔理沙「…まあ良いか」
こうして魔理沙と早苗はプレゼント交換をしてみましたが、やはり何かが違うようです。
魔理沙「やっぱ、微妙な空気になるな」
早苗「そうですね…。ですが、ありがとうございます」
魔理沙「ん…」
霊夢「…なに二人して照れてんのよ」
魔理沙「そりゃあお前…」
早苗「気まずいと言いますか」
霊夢「見てる方は楽しいけどね」
魔理沙「おい霊夢、あんまりからかうなよ…」
霊夢「冗談よ」
今年も愉快なクリスマス。
彼女達は思い出に残るクリスマスを堪能したことでしょう。
今はただ、楽しい思い出をたくさん作る。
その事だけを考えていれば良いのです。
涼花「次回予告♪ 魔理沙お姉ちゃんと早苗お姉ちゃんの恋の行方が気になる今日この頃♪」
魔理沙「進展はないからな」
ゆーちゃん「クリスマスの後に控えているイベント。そう、お正月♪」
早苗「もう、そんな時期なんですね」
涼花「正月は美味しいものがたくさんあって、乙女たちを困らせちゃう」
アリス「寝正月に正月太り…嫌な単語ばかりだわ…」
涼花&ゆーちゃん「次回、東方学園1月♪ 誘惑のお正月、ダイエット大作戦!? お楽しみに♪」