涼花ちゃんストーリーまとめサイト(改)
東方学園 2月
2月の行事と言えばバレンタイン。
正月を乗り越えた少女達をまたしても悩ませます。
魔理沙「どうにかダイエットには成功したのに…今度はバレンタインかよ…」
霊夢「食べ過ぎても、もう私は付き合わないわよ?」
そんな声が聞こえる中、また違った意味でも少女達を悩ませます。
ここは購買部。様々な物が売られています。
そしてこの購買部の名物は…。
涼花「霖之助さん♪ 今日も来たよ♪」
霖之助「やあ涼花ちゃん。いつもので良いかな?」
涼花「はい♪」
購買部のお兄さん『森近 霖之助』です。
イケメンである霖之助は、少女しか居ない東方学園では注目の的で。
ゆーちゃん「霖之助さん♪」
霖之助「ゆーちゃん、こんにちは。何か入り用かな?」
ゆーちゃん「いえいえ♪ 霖之助さんの顔が見たくて来ちゃいました♪」
涼花「………」
ゆーちゃん「………」
少女達(約二名)は熱い火花を散らせています。
そんな霖之助に想いを伝えるには、バレンタインと言う行事は絶好の機会。
二人はチョコを渡そうとしましたが、こう言うことは往々にして邪魔が入るもの。
魔理沙「よう、こーりん」
霖之助「やあ魔理沙。久しぶりだね」
魔理沙「たまには顔を見せないとな。そして、どうせ誰からもチョコを貰えないだろうお前に、特別にチョコを恵んでやるぜ」
霖之助「…ああ、今日はバレンタインか」
涼花「魔理沙お姉ちゃんは昔から霖之助さんと知り合いだけど…」
ゆーちゃん「あのポジションはずるいよね」
魔理沙「おい、そこのガキ二人。こそこそと何してんだ?」
涼花「べ〜つに〜?」
ゆーちゃん「何でもないで〜す」
魔理沙「な、なんだよ、不貞腐れやがって…私が何かしたか?」
ゆーちゃん「何って…ねえ?」
涼花「そうそう。用が済んだら、早く自分の教室に戻ってよね」
魔理沙「…ははーん、なるほどな。お前ら、霖之助のこと」
涼花ちゃんとゆーちゃんは、魔理沙の脛を蹴りました。
魔理沙「〜〜〜っ!!」
ゆーちゃん「魔理沙さん、本当にデリカシー無いですよね」
涼花「変なこと言ったら、また蹴るからね」
魔理沙「わ、私が悪かったが…蹴ることはないだろ…」
キーンコーンカーンコーン…
ゆーちゃん「ああ、もう! 魔理沙さんのせいで休み時間終わっちゃったじゃないですか!」
魔理沙「あ? 私のせいかよ?」
涼花「こうなったら、放課後に再チャレンジだ!」
放課後の教室
魔理沙「…ったく。乙女心は難しいな」
霊夢「あんたも乙女でしょうに…」
魔理沙「私はいつでも貰う側。あげる者の心理なんてさっぱりだぜ」
霊夢「あ、そう。ちなみに、今年は誰から貰ったの?」
魔理沙「アリスだろ? パチェだろ? こいしだろ? それから…」
霊夢「もう良いわよ…」
魔理沙「自分から振っておいて、それはないんじゃないか?」
霊夢「で? そんなに沢山のチョコ、どうするつもり? 全部食べるの?」
魔理沙「流石に一人じゃ無理だな。それにダイエットしたばかりだし、あまり食べたくないぜ」
「聞こえますか? 魔理沙よ…聞こえますか?」
魔理沙「な、なんだ?」
幽々子「私は今…貴女の心に…直接…語りかけています…。良いですか? それだけのチョコがあるのなら…友人に配らず…私に恵みなさい…」
霊夢「…どう見ても教室の扉越しに語りかけてるんだけど」
妖夢「幽々子様のためにも…どうか…恵んでください…」
霊夢「なんか増えた!?」
魔理沙「仕方がないな…。ほら、分けてやるからこっちに来い」
放課後の購買部
霖之助「さて、僕もそろそろ帰るか」
涼花「霖之助さん」
霖之助「涼花ちゃん。もう店じまいだけど」
涼花「そうじゃなくて、霖之助さんに用があって…」
霖之助「僕に?」
涼花「……霖之助さん。これ、受け取ってください!」
霖之助「ああ、バレンタインの。ありがとう、いただくよ」
涼花「そ、それじゃあ…また、明日…」
霖之助「ああ。気を付けてお帰り」
校門
涼花「……はぁ」
ゆーちゃん「ため息つくと、幸せが逃げちゃうよ?」
涼花「ゆーちゃん…」
ゆーちゃん「その様子だと、想いは伝えられなかったみたいだね」
涼花「………」
ゆーちゃん「実は、私もなんだ」
涼花「…え?」
ゆーちゃん「私も、霖之助さんを前にすると、凄く緊張しちゃって」
涼花「ち、ちょっと待って?」
ゆーちゃん「うん?」
涼花「もう、渡したの?」
ゆーちゃん「うん」
涼花「い、いつの間に…」
ゆーちゃん「でも、私も想いは伝えられなかったから引き分けだね♪」
涼花「うーん…引き分け…なのかなぁ?」
ゆーちゃん「と言うわけで、はい」
涼花「ん?」
ゆーちゃん「ハッピーバレンタイン♪ 涼花ちゃん♪」
涼花「あ、ありがと…。じゃあ、わたしからも。ハッピーバレンタイン、ゆーちゃん♪」
終わり