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半霊誘拐事件!?


夏のとある宴会。
今宵の会場は白玉桜です。
飲めや歌えや騒ぎ通し、その中の数名が、過去の出来事について話を始めました。


アリス「そう言えば霊夢、貴女以前『幻想郷連続○○事件』を解決したわね」
霊夢「いつの話よ…。でも、あの時は大変だったわ。レミリアにも犯人にも振り回されてね」
パチェ「私も被害者だったけど、霊夢は見事に解決していたわ。……実は私達も」
アリス「ちょっとパチュリー」
パチェ「終わったことだし良いじゃない。私達も、紅魔館で起こったおぞましい事件を解決したことがあるのよ」
霊夢「おぞましい…ね。どうせ花瓶が割れたとかでしょ?」
アリス「その通りなんだけど、割った犯人が証拠隠滅を図ってね。色々と大変だったわ」
大妖精「つまり、今ここに探偵が三人集まったと言うことですね」
小悪魔「これは…また何か起こっても不思議ではないですね」
霊夢「起こらない方が良いわよ…」
パチェ「…ところで霊夢、貴女のワトソン君はいないの? ちなみに私は小悪魔」
アリス「私は大妖精よ」
霊夢「居ないわ。まあ、あの時は一人で解決した訳じゃないけど、特定の誰かとは組んでなかったわね」
パチェ「探偵を名乗るなら、助手のひとりは欲しいわね」
霊夢「誰も探偵を名乗ってないわよ。でも…もし何かが起こったら、考えないことはないわね」
幽々子「楽しんでるかしら?」

五人の元にやって来たのは幽々子でした。
どうやら主として主催者として、顔見せに来たようです。

霊夢「おかげさまで、楽しくやってるわ」
幽々子「あら、なかなか珍しい顔ぶれね」
アリス「少し、話したいこともあったから」
幽々子「そう。向こうも向こうで、珍しい顔ぶれなのよ」

幽々子の視線の先では、魔理沙達が楽しく飲んでいます。

魔理沙「んぐ、んぐ……ぷはぁっ!」
優曇華「良い飲みっぷりね」
チルノ「あたいも負けてられない!」
早苗「ささ、どんどん飲みましょ〜♪」
咲夜「貴女は弱いんだから、程々にしなさい?」

霊夢「…あれはいつも通りじゃない?」
幽々子「いや、魔理沙の向こうよ」
霊夢「魔理沙の向こう?」

魔理沙達の更に奥では、レミリア達が静かにお酒を嗜んでいます。

レミリア「まさか、貴女の方から誘うとはね。何か企んでる?」
マミゾウ「いやいや。儂はただ、吸血鬼と飲みたかっただけじゃよ」
ぬえ「じゃあ、どうして私も誘ったの?」
マミゾウ「吸血鬼に鵺。外の世界では伝説じゃ。そんな奴らと飲める。これ以上の贅沢があるか?」
レミリア「そう言われると…」
ぬえ「悪い気はしないわね」

霊夢「確かに、珍しい顔ぶれね。悪いことを企んでなければ良いけど…」
幽々子「そこまで気に止めなくても大丈夫よ。…ところで貴女達、妖夢を見てない?」
アリス「……見てないわね」
パチェ「私達はここで飲んでたから、近くを通れば分かるわ」
幽々子「そう…。お料理が切れそうだから、補充をお願いしようと思ったのだけど…」
霊夢「幽々子、食べ過ぎ」
幽々子「いやいや。私がじゃなくて、今日招待してるみんなの食事よ。兎に角、貴女達は妖夢を見ていないのね?」
霊夢「生憎ね」
幽々子「そう…。どこに行ったのかしら?」

幽々子はふわふわと、白玉桜の屋敷の中へ入っていきました。
それと入れ替わりで、屋敷の中から妖夢が、大量の料理を持って現れます。

霊夢「あら妖夢。さっき、幽々子が探してたわよ?」
妖夢「はい、先程すれ違いました。料理が切れたとの事でしたので、急いで準備していたんです」
アリス「…で、幽々子は?」
妖夢「幽々子様は、屋敷の中で飲まれている方々に、挨拶に行きました」
霊夢「庭以外にも居たのね」
パチェ「誰が居るの?」
妖夢「プリズムリバー三姉妹と、九十九八橋、弁々姉妹。それから雷鼓さん、ミスティアさん、響子さんですね」
霊夢「ライブでもやるつもり?」
妖夢「はい、そうですよ? 宴会は騒がしい方が良いとの事なので、飲みながら音合わせ中ですね。それから、四季様と小町さんも参加されてますね」
霊夢「あ、そう。そう言えば、紫の姿が見えないけど」
妖夢「紫様なら、霊夢の後ろに…」
霊夢「え!?」

霊夢が振り向くと、そこには確かに紫の姿がありました。

霊夢「あ、あんた、いつの間に…」
紫「ごめんなさい? 驚かすつもりだったのよ♪」
パチェ「正直だこと」
紫「それより、探偵ごっこの話が聞こえてたけど?」
アリス「ごっこか…。レミリアの探偵ごっこを思い出すわね」
パチェ「ああ…そんな事もあったわね」
紫「探偵の真似事も程々にしないと、後で酷い目に遭うわ」
霊夢「例えば?」
紫「証拠隠滅のために、私に消される。…とかね♪」
霊夢「やっぱりあんたが犯人か」
紫「……起こってもいない事件の犯人に仕立てあげないで?」
霊夢「事件が起こる前に、あんたを亡き者にしてやろうか」
紫「怖い怖い。怖いから、私は向こうで飲むことにするわ」

紫はスキマを使い、目の前から消えました。

霊夢「…塩撒いとこうかしら」
妖夢「ここで塩を撒かないでください?」

こうして夜も更け、プリズムリバー達のライブを聞いた宴会参加者達は、良い興奮と酔いの中、一人、また一人と眠りにつきました。


「……………」
霊夢「ん……すー……すー……」
「……む……さい……」
霊夢「んん……もう少し……あと五分……」
妖夢「霊夢、起きてください!」

霊夢は、妖夢に叩き起こされました。

霊夢「五月蝿いわね……耳元で怒鳴らないでよ……」
妖夢「早く起きてください! 一大事なんです!」

妖夢の声に、近くで寝ていたアリス、パチュリーも目を覚まします。

アリス「何よ、騒がしいわね」
パチェ「……何事?」
妖夢「半霊が……私の半霊が行方不明なんです!」
霊夢「……は?」


酔い醒ましの水を飲み干した霊夢達は、改めて妖夢から事情を聞くことにしました。

霊夢「……で? 半霊が行方不明だとか?」
妖夢「そうなんです…。呼んでも出てこなくて」
パチェ「半霊って……確か、貴女と感覚共有してたはずよね? それで何処に居るか分かるんじゃない?」
妖夢「それが…狭くてジメジメしてる場所に居る事は分かるのですが、辺りが真っ暗で何も見えないんです」
アリス「狭い場所か。だったら、実体化させることも難しそうね」
妖夢「だから困ってるんです…。お願いします、私の半霊を探してください!」
霊夢「そうは言っても…半霊って、普段からあんたと一緒に居るじゃない。勝手に何処か行くって、あり得るの?」
妖夢「無い…と思います。少なくとも、この様なパターンは初めての事なので…」
パチェ「そうね…。幽々子が食べてしまったとか?」
アリス「ありそう」
妖夢「やめてくださいよ…。いくら幽々子様と言えど」
霊夢「でも、幽々子が酔っていたとしたら? あの透き通った見た目は、美味しそうに見えるかもしれないわよ?」
幽々子「もう、騒がしいわね…。ゆっくり眠れないじゃない」

そこへ幽々子がやって来ました。
大きくお腹が膨れた幽々子が…。

霊夢「…あのお腹は間違いないわ」
幽々子「お腹?」
妖夢「……幽々子様? つかぬことお聞きしますが、私の半霊……食べました?」
幽々子「ああ……とても美味しかったわ♪」

その言葉に、妖夢は無言で白桜剣、桜観剣を抜きました。
その表情は鬼気迫るものがあります。
流石の幽々子も焦ったようで。

幽々子「じ、冗談! 冗談よ! 確かに、美味しそうと思ったことも一度や二度ではないけど、本当に食べていないわ!」

必死に謝ってみますが、余計な一言が怪しさを引き立たせています。

妖夢「それが本当かどうか、その腹を裂いて確認してみましょうか」
紫「はい、そこまで。幽々子のお腹については、私がちゃんと説明するわ」

唐突に現れた紫が、妖夢の説得を試みます。

紫「この子のお腹は、昨夜の大量の唐揚げによるものよ。決して半霊ではないわ。それに半霊がこの中に入っていたとして、呼べばすり抜けて出てこれるじゃない」
妖夢「……確かに」
紫「ね? だから、剣を納めなさいな」
妖夢「分かりました。紫様に免じて、今回だけは許しましょう。ですが、仮に今後私の半霊を食べたら、その時は例え幽々子様でも容赦しません」
幽々子「わ、悪かったわ…」

とりあえず穏便に済んだところで、半霊が行方不明と言う状況は何も変わりません。

霊夢「幽々子が食べたんじゃないとして、妖夢の半霊はどこへ行ったのかしら?」
パチェ「あり得るのは……誘拐とか?」
妖夢「そんなわけ」
紫「無い。とは言い切れないわね」
妖夢「え?」
紫「妖夢の半霊は、霊体であり実体でもある。物理的に触れることも出来れば、物体をすり抜ける事も可能。なのに、半霊は狭い場所にいて身動きが取れない。となれば?」
霊夢「…封印ね」
紫「そう言うこと。封印となれば、私か霊夢。後は…咲夜も魔理沙も、早苗も候補に入るんじゃない?」
妖夢「……いや、その方々は候補から外れるかと」
パチェ「何故?」
妖夢「半霊が居なくなったと気付いたのが三十分程前。それ以前となれば、庭で飲んでいた方々が眠りについていた事は確認しています」
アリス「と言うことは、庭組以外が容疑者ね」
パチェ「それって、必然的にこのスキマ妖怪が犯人ではないのかしら?」
紫「ここまで協力して、私が犯人かしら?」
霊夢「……怪しさで言ったら紫だけど、どうにもね。怪しすぎて、逆に怪しくないと言うか。でも、容疑者候補から外れることはないわ」
紫「それが正しいわ」
霊夢「それに、外部の犯行と言う可能性も、無いとは言い切れない。まずは聞き込みからやりますか」
妖夢「…と言うことは」
霊夢「あんたの半霊、私達が見付けてあげるわ」
妖夢「あ、ありがとうございます!」
「だったら、私も付き合うぜ」

突然現れた魔理沙に、霊夢はため息をつきます。

霊夢「…どうせ今まで盗み聞きしてたんでしょ?」
魔理沙「こんな面白そうなこと、関わらないと損だからな。ホームズばりにソッコー解決してやるぜ♪」
アリス「霊夢、どうする? 私は魔理沙が参加することに異論はないけど」
パチェ「私も、問題ないと思うわ。魔理沙の性格だし、拒否したところで無駄だし、人手が多いに越したことはないし」
霊夢「……仕方がないわね。でも、あまり引っ掻き回さないでよ?」
魔理沙「任せてくれよワトソン君♪」

霊夢はもう一度、深くため息をつきます。

アリス、パチュリーは大妖精と小悪魔に事の経緯を説明し、捜査に加えました。
三人の探偵と三人の助手は、まずは被害者である妖夢から話を聞くことにしました。

妖夢「わ、私ですか?」
霊夢「居なくなった時の状況とか、まだ聞いてなかったからね」
妖夢「そ、それもそうでした。先程も言った通り、半霊が居ないと気付いたのが三十分程前。それまで私は、宴会の後片付けをしていました」
アリス「後片付けとなれば、行動範囲は宴会会場の全域ね」
妖夢「はい。庭と屋敷内の食器を片付けたり、封を開けてないお酒や使わなかった食材を倉庫に仕舞ったり、起きていた方のお酌をしたり」
パチェ「凄い働きぶりね。レミィに代わって言わせてもらうけど、紅魔館に欲しいくらいだわ」
霊夢「…ちょっと待って。起きてた奴も居るの?」
妖夢「はい。紫様、四季様、小町さん。それからルナサさん、リリカさん、響子さん。庭組はぬえさんとマミゾウさんですね」
魔理沙「…そいつらが容疑者ってことだな」
霊夢「仮に半霊が誘拐されたとしたら、寝た振りをしてる奴も居るかもしれないわ」
アリス「と言うか、宴会に参加してたメンバーは、まだ帰ってないの?」
妖夢「はい。まだ誰もお帰りになっていません」
小悪魔「誘拐が目的だとしたら、もう逃げていてもおかしくないと思いますけど?」
大妖精「白玉桜から離れられない理由があったのでしょうか?」
霊夢「…何とも言えないわね。とりあえず、起きてる奴から話を聞きましょう」
魔理沙「だったら、手分けした方が効率が良いぜ?」
アリス「それもそうね。でも、半霊が誘拐されたとか、変なことを口走らないこと」
パチェ「特に魔理沙。貴女は余計なことを言いそうだから、特に注意しなさい?」
魔理沙「私を誰だと思ってる? 名探偵魔理沙様だぜ♪」
霊夢「いつから『名』になったのよ…」

こうして六名は、各々聞き込みを開始しました。

霊夢「さて、本当のところはどうなの?」
紫「どうと言われてもね」
霊夢「あんただったら、半霊が何処に居るか分かりそうなものだけど」
紫「私にだって、分からないことがあるわ。それに、貴女達の捜査の邪魔はしないけど、協力するつもりも無いの」
霊夢「どうして?」
紫「だって、黙って見てた方が面白いじゃない♪」
霊夢「あ、そう。でも、どこに誰と居たかくらいは言いなさい? じゃないと、本当にこの場で亡き者にしてやるから」
紫「そのくらいだったら話してあげる。この騒ぎになるまで、私はマミゾウと飲んでいたわ。マミゾウに聞けば、そこは証明してくれるはずよ?」
霊夢「マミゾウと…ね。分かったわ」
紫「他に聞きたいことは?」
霊夢「答える気が無いんだから、聞くだけ時間の無駄」
紫「あらら……まあ良いわ。見事解決してみなさい」
霊夢「はいはい…」

白玉桜 客室1

魔理沙「よう、プリズムリバー姉妹」
リリカ「あら、魔理沙じゃない」
魔理沙「お前ら、ずっと飲んでるのか?」
ルナサ「ライブで昂っちゃってね。メルランは…見ての通り酔い潰れて寝ちゃったけど」
リリカ「魔理沙もどう?」
魔理沙「いや、遠慮しておく。酔い醒ましに散策してる途中だしな」
ルナサ「そう」
魔理沙「ところで、お前らはずっとこの部屋で飲んでたのか?」
リリカ「途中でツマミ欲しさに台所にお邪魔しただけで、後はずっとこの部屋よ」
魔理沙「ツマミか。腹減ってきたな」
ルナサ「そう言えばさっき、庭師が慌ただしく何かを探してたけど…何か聞いてる?」
魔理沙「いや? 何も聞いてないぜ。そもそも、妖夢と会ってないしな」
ルナサ「そう…。何かあったら言って? 協力するから」
魔理沙「何も無いとは思うが…妖夢を見掛けたら伝えといてやるよ。じゃあな」

魔理沙「ツマミについては嘘じゃなさそうだが…あの部屋で籠りっぱなしか? 流石に無理があるだろ。……何か隠してそうだな」

白玉桜 客室2

パチェ「あら貴女、こんな所で飲んでたのね?」
響子「はい♪ 戒律的にお酒は禁止だけど、今はお寺の関係者が居ないからね♪ 久々のお酒を楽しませてもらってるよ♪」
パチェ「誰かに告げ口されるとか、考えないの?」
響子「言い訳ならいくらでも用意できるわ♪」
パチェ「あ、そう。ところで貴女、一人で飲んでたの?」
響子「ミスティアさんと飲んでたけど、先に寝ちゃったからさ。私もそろそろ寝ようと思ってたの」
パチェ「そう。…そう言えば、妖夢がここに来なかった?」
響子「さっき来たけど、何か探してるみたいだったね」
パチェ「探してる? 何を?」
響子「そこまでは聞いてないけど」
パチェ「そう。お腹が空いたからデザートでもいただこうと思ってたのだけど…まあ良いわ。邪魔したわね」

パチェ「酒瓶が一本も無いのに、ミスティアと飲み明かしてたのね。なかなか面白い言い訳じゃない? 容疑者としては十分ね」

白玉桜 幽々子私室

アリス「…呆れた。貴女達、まだ飲んでたの?」
マミゾウ「まだ。と言うのは間違いじゃな。また飲み始めたのじゃ」
アリス「と言うかここ、幽々子の部屋よ? 勝手に入って良いの?」
マミゾウ「その幽々子と飲んでたのじゃ。紫も一緒だったのじゃが、面白そうな臭いがするとか言って、出ていってしまっての。幽々子も目覚めて早々に、食事を求めて出ていってしまった」
アリス「で、貴女は残って、また飲み始めたと」
マミゾウ「そう言うことじゃ。…ところで、お前さんは幽々子に用でもあったのか?」
アリス「いいえ、妖夢を探してるの。小食を作りたいから、台所を貸してもらおうと思ってね」
マミゾウ「そうか。生憎じゃが、妖夢は見掛けておらんな」
アリス「そう。どこに行ったのかしら?」

アリス「流石、十人に化けられるだけあって、嘘が上手いわね。妖夢が半霊を探していたのなら、この部屋も探すハズなのに、マミゾウは会ってないと言う。怪しいわね」

白玉桜 妖夢私室

小悪魔「失礼しま〜す…」
ぬえ「ん? お前は…紅魔館の」
小悪魔「あ、はい。図書館の司書、小悪魔です」
ぬえ「ああ、そうだったね。…妖夢に会いに来たのなら、ここには居ないよ」
小悪魔「そうでしたか…。と言うかどうして、ぬえさんがこの部屋に?」
ぬえ「見ての通り、くつろがせてもらってるよ。何処で飲んでも良いって言うからさ」
小悪魔「はあ…。では、妖夢さんの居場所はご存知無い?」
ぬえ「知らないね。……血相変えて飛び出していったのは見たけどさ」
小悪魔「…分かりました、失礼します」

小悪魔「……妖夢さんが、自分の部屋を使わせるとは思えませんね。特にぬえさんとなれば、部屋を使われることを嫌うと思いますが…一応、パチュリー様に報告しましょう」

白玉桜 台所前

大妖精「…どうしよう」
霊夢「あら、どうしたの?」
大妖精「霊夢さん。実は台所に、四季映姫様と小町さんが居るのですが……お二人からお話をお伺いするのは大変緊張するもので……」
霊夢「ああ…緊張してるのが凄く伝わってくるわ…。まあ、あいつらなら私に任せて、あんたは半霊の捜索をしてくれない?」
大妖精「分かりました。…申し訳ありません」

霊夢「……さて」

白玉桜 台所内

霊夢「映姫、小町。ちょっと良いかしら?」
映姫「お断りします」
霊夢「あ、そう。なら良いわ」
小町「ちょちょちょ! …霊夢、用があるんだろ? あたいで良ければ話を聞くよ?」
霊夢「じゃあ、単刀直入に。小食を作りたいから、台所を使わせてもらいたいのよ」
映姫「なんだ、そんな事でしたか。ならばどうぞ?」
霊夢「ありがと。……と言うか、あんた達は台所で何をしてんのよ? 食料でも漁ってた?」
小町「実を言うと、その通りなんだ。しかし、妖夢が不在でな。仕方なく自分達で何か作ろうと思ったんだが…」
霊夢「妖夢が居ない? あいつ、何処に行ったのよ…」
小町「四季様の話では、何かを探している様子だったらしいんだ」
映姫「何かは分かりませんが、大事な物を探していると見えましたね。腰に刀は携えていましたから、もっと別の何か……もしかしたら、半霊でも探していたのかもしれませんね」
霊夢「半霊って…あんなの、呼べばすぐ現れるでしょ。それより、小食を作るけど…あんた達は何を食べたいの?」
小町「え?」
霊夢「どうせ料理を作れないから、ここで立ち往生してたんでしょ? 作れる範囲でなら、リクエストに答えるわ」
小町「それは助かる。四季様、霊夢に頼んで良いですね?」
映姫「そうですね…お言葉に甘えましょう」

霊夢「映姫は、罪人の罪を写し出す浄頗梨鏡を持ってる。それを使っていれば私の嘘も見破れたでしょうけど、今日は持ってないみたいね。それに、閻魔だからと言って、嘘を吐かない訳じゃない。妖夢が半霊を探していた事には気付いていたみたいだし、何より動揺も見えたからね。それから、小町も何か隠してる様子だった。二人とも怪しいわね。……さて、他のやつらは聞き込み終わったかしら?」

白玉桜 庭

魔理沙「よし、情報交換だ」
アリス「変なこと口走ってないでしょうね?」
魔理沙「全くもって問題なかったぜ」
パチェ「本当かしら?」
霊夢「何でも良いわ。とりあえず情報交換しましょう」

六名は仕入れてきた情報を交換し始めました。

大妖精「まずは私から。白玉桜内を色々と探してみましたが、やはり何処にも半霊の姿はありませんでした」
霊夢「普通の幽霊も居るし、探すのは難しいかもね」
大妖精「…そうそう。一つ気になったことが」
アリス「あら、何かしら?」
大妖精「倉庫内の、食料の入った箱や酒壺に、御札のような物が貼られていたんですが…」
妖夢「それについては私から。食料の類いに関しては、イタズラと摘まみ食い防止の為に御札を貼っています。強い御札ではありませんが、不届き者と困った主から食料を守るには十分かと」

そう説明しながら、妖夢は魔理沙を睨んでいました。

霊夢「イタズラの主犯はお前か」
魔理沙「ああ……あの時は旨かったぜ♪」
パチェ「懲りてないわね」
アリス「魔理沙が懲りるはず無いじゃない」
霊夢「…兎に角、大妖精からの報告は終わりね? 次は私から」

そうして残る五名は、聞き込みによって得た情報を交換しました。

小悪魔「こうして情報をまとめてみると、どの方も怪しく見えてしまいますね」
霊夢「……そう?」
魔理沙「既に何人かは絞り込めたよな」
アリス「そうね。でも、色々と疑問が浮かんだのも事実」
パチェ「まずは妖夢に、事実確認を行いましょう」
大妖精「……やっぱり、これだけ探偵が揃ってると、事件も早く解けそうですね」

妖夢「お待たせしました。色々と確認したいとの事でしたが」
魔理沙「事実確認をしたいんだ。じゃないと、妖夢が嘘をついてることになってしまう」
妖夢「分かりました。ではまず、何からお話ししましょう?」
小悪魔「ぬえさんが妖夢さんの部屋に居ましたが…あの場所で飲むことを許可したんですか?」
妖夢「はい。今日はどの部屋も使わせて良いと、幽々子様に言われていたので」
小悪魔「……絶対にぬえさんだと思ってたのに」
霊夢「いや、それも重要な情報よ」
パチェ「でも、私達が本当に聞きたいのは別の事」
妖夢「…何でしょう?」
アリス「妖夢。貴女、後片付けをしたと言っていたわね? 封の開いていないお酒や未使用の食材を仕舞ったって」
妖夢「それは間違いありません」
霊夢「本当に間違いないのね?」
妖夢「は、はい」
魔理沙「ルナサとリリカがツマミを食ってたぜ? 霊夢の報告では、台所に食材も有ったとの事だ」
妖夢「そ、そんな、まさか……」
霊夢「妖夢。もう一度確認するわ。本当に食材を仕舞ったのね?」
妖夢「は、はい、間違いなく……」
パチェ「なるほど。これで犯人が分かったわ」
魔理沙「奇遇だな。私もバッチリ分かったぜ」
アリス「私も大丈夫よ。霊夢はどう?」
霊夢「私も大丈夫」
妖夢「ほ、本当ですか!?」
アリス「でも念のために、答え合わせしてみない?」
パチェ「それもそうね。まあ、大丈夫だと思うけど」
魔理沙「じゃあ、せーので答え合わせしようぜ? せーのっ!」

四人は一斉に答えを言いましたが、驚いたことに四人が口にした名は見事にバラバラでした。

アリス「あら、こんな事が起こるとはね」
パチェ「見事に不一致だったわ」
魔理沙「おいおい、しっかりしろよ」
霊夢「まあまあ。一人ずつ確認を行いましょう」
パチェ「私はリリカよ。あの子には紅魔館での前科があるけど…それを考慮しなくてもリリカなのよね。ツマミを取りに台所へ行った。この時点でほぼ確定なのよ。リリカは白玉桜に詳しいし」
アリス「私は響子ね。部屋に存在しなかった酒瓶。一人で居た時間と、ミスティアと飲んでいたと言う嘘。そして命蓮寺の妖怪であることも重要な点。これらから響子が妥当だと踏んだわ」
魔理沙「私はマミゾウだ。紫と幽々子が居なくなって、ずっとあの場で飲んでいたとは考え難い。犯行を行ってから部屋に戻ってアリバイを作ったと考えてるぜ? それに、あいつは結界に強いからな」
霊夢「私は小町よ。映姫が動揺してたのは食料探しを見られたからで、犯人ではない。しかし、小町は別。あいつは嘘も言い訳も上手いし、あの場で立ち往生してなくても妖夢を探せば良かったはず。なのにそれをしなかった。あの場から動けない理由があったから。その理由も答えがでてるから、小町が犯人……だと思ったんだけど」
妖夢「……この際、犯人が誰かは良いので、早く私の半霊を」
アリス「場所までは分かってるの。でも、犯人が分からないと手の出しようがないのよ」
妖夢「???」
霊夢「とりあえず答えがバラバラな時点で、捜査は振り出しに戻ってしまったわね」
魔理沙「そうだな。誰が正解か分からん以上、下手に動くわけにもいかないな」
アリス「もう一度、聞き込みでもしてみる?」
パチェ「警戒されそうだし、良い結界が得られるとは限らないわ。まあ、何もしないよりはマシでしょうけど」
大妖精「手詰まり…ですか?」
小悪魔「必要とあらば、私が色々と調べてみますけど」
霊夢「そうね…じゃあそこは頼むわ。私も少し調べたいことが出来たから、一人で行動させてもらうけど」
魔理沙「それは私も同じだ」
パチェ「じゃあ私達は、別の角度からアプローチしてみるわ」
アリス「そうね。見方を変えれば、何か分かるかもしれないし」
妖夢「……本当に、半霊から探してほしいんですけど」

白玉桜 客室1

霊夢「ルナサ、リリカ。邪魔するわよ」
ルナサ「あら、紅白。何か用?」
霊夢「……あれ? リリカも一緒だって聞いたんだけど」
ルナサ「少し前に出ていったわ。ツマミを補充してくるって」
霊夢「そうそう。魔理沙からツマミについても聞いたんだけど…どこで手に入れたか聞かなかった? 妖夢がお酒も食料も片付けたみたいで、見当たらないのよ」
ルナサ「……それはおかしな話だね。リリカは、台所に食材があったと言ってたけど」
霊夢「台所……」
ルナサ「四季映姫と小町が居て、小言でも言われるんじゃないかとビクビクしてたらしい。まあ、何も言われなかったみたいだけど」
霊夢「そう…。じゃあ、ツマミはここには無いのね?」
ルナサ「見ての通り」
霊夢「…邪魔したわね」

霊夢「さて、どちらが『最初』だったのかしらね」

白玉桜 台所

魔理沙「……ん? この箱……」
リリカ「あれ? 魔理沙じゃん。また会ったね」
魔理沙「お前、こんな所で何してんだ?」
リリカ「ツマミの補充♪」
魔理沙「そうかい。その事で聞きたいことがあったんだ」
リリカ「なに?」
魔理沙「妖夢に聞いたら、酒や食材は片付けたらしいんだ。お前、ツマミなんてどこから手に入れたんだ?」
リリカ「ああ……これ、妖夢には内緒にしてね? 実は倉庫から引っ張り出してきたんだ」
魔理沙「妖夢に断りもなくか? お前、それは良くないだろ」
リリカ「魔理沙に言われたくないんですけど?」
魔理沙「私は借りてるだけだ。それと、こんな御札だらけの箱、よく開けられたな」
リリカ「それは……」
魔理沙「見たところ、対霊の御札だぜ? 効力は低そうだが、お前が簡単に開けられたとも思えん」
リリカ「………」
魔理沙「正直に答えれば、お前のやったことを黙っててやっても良いぜ?」

白玉桜 客室2

小悪魔「押入れに隠した?」
響子「……これ、庭師には内緒ね? あまりにも酒瓶が散乱してて、寝るのに邪魔だったのよ。だから、押入れに…ね?」
小悪魔「……分かりました。私も似たような経験があるので、この件に関しては秘密にしておきます。その代わり、このお酒をどこで手に入れたか教えてください」
響子「どこって…」
小悪魔「妖夢さんに伺ったら、お酒は全て片付けてしまったと」
響子「え? でも、台所に食材と一緒に置いてあったよ?」
小悪魔(…確か、霊夢さんの報告では、食材の箱だけ台所にあったとの事でしたが…響子さんはこの期に及んで嘘をついているのでしょうか?)
響子「……小悪魔?」
小悪魔「ん……ああ、台所ですね? では、この件は秘密にしておきます♪」

小悪魔「この事はパチュリー様とアリスさんに報告しておきましょう」

白玉桜 庭

パチェ「…やっぱり、何度考えても手詰まりね」
妖夢「お二人の会話で、ようやく意味が理解できましたよ。そうならそうと言ってくれれば…」
アリス「ごめんなさい? 少し、推理に熱が入りすぎてたわ」
大妖精「しかし…どれだけ話しても解決とはいきませんね」
パチェ「少し、情報不足だったわね。お酒やツマミの出所も分かってないし」
アリス「誰かが倉庫を漁ったとしか考えられないわね。それでいて対霊の御札を剥がせるとなれば、自然と容疑者も絞られてくる」
パチェ「それでも容疑者が多いわ。もっと情報が必要ね」
小悪魔「ただいま戻りました」
魔理沙「戻ったぜ」
霊夢「同じく」
アリス「ちょうど良かったわ。貴女達の情報さえあれば」
魔理沙「いや、特に変わらないと思うぜ?」
霊夢「……そうとも限らないかもよ?」
妖夢「何か分かったのですか?」
霊夢「食材と酒。それを誰が倉庫から出してきたのか、分かったわ」
魔理沙「ああ、霊夢には先に伝えたな。台所にあった食材と酒の入った箱。あれは幽々子が引っ張り出してきたそうだ」
霊夢「その箱からリリカがツマミを取り、マミゾウが酒を持ち出し、映姫と小町が立ち往生してた。時系列で言えばこんな所ね」
アリス「……と言うことは」
霊夢「ええ、あいつが犯人よ。でも、それはまだ推測。確信に迫るために、大妖精と小悪魔に調べてもらいたいことがあるの」
小悪魔「調べるって…どこで何を?」
霊夢「それは……」

白玉桜 幽々子私室

霊夢「紫、居る?」
紫「あら、ギブアップ?」
霊夢「違うわよ。犯人が分かったから、その答え合わせ」
紫「答え合わせ…?」
霊夢「まず、半霊の居場所について。半霊がどこで閉じ込められてたのか。これはすぐに分かったわ」
紫「あら、何処だったの?」
霊夢「白玉桜の倉庫よ。もっと正確に言えば、食材の入った箱の中。妖夢の話から、倉庫の箱にはイタズラ防止の為に、効力の弱い御札が貼られている。そんな御札の貼られた箱の中に、妖夢の半霊は閉じ込められてるのよ」
紫「なるほど。確かに箱の中なら、半霊を閉じ込めておく事は出来るわね。…それで?」
霊夢「誘拐かもしれない。その仮説は最後まで残っていた。だから、誰が閉じ込めたのかを調べる必要があった」
紫「誰が半霊を封じたかによって、解き方が変わってしまうから。対妖怪用の御札、対亡霊用の御札、それから対人間用の御札と、様々だからね」
霊夢「だから私達は、犯人探しを始めた。誰が犯人かによって、御札の剥がし方も変わってしまうからね。その後は大変だったわ。みんな怪しく見えてくるのよね」
紫「探偵として、疑うのは良い事よ」
霊夢「でも、時系列を辿っていけば、自ずと犯人まで導き出すことが出来たわ」
紫「へえ。じゃあ、誰が犯人だったのかしら?」
霊夢「半霊を閉じ込めた犯人は……幽々子よ」
紫「あら、それはどうして?」
霊夢「大妖精と小悪魔に調べさせたんだけど、倉庫の箱に貼られた御札は、全て同じものだった。全てが、対霊の御札だったのよ。妖夢の話では、あの御札は効力は弱いらしくて、力のある霊なら剥がす事が出来るみたいよ?」
紫「でも、それで幽々子を疑うのは短絡的ではなくて? 幽々子が最初に倉庫に行ったからと言って、幽々子が犯人となりうるかしら?」
霊夢「だから答え合わせをしてるのよ。真犯人であるあんたが、口を滑らせるようにね。そして、あんたは見事に口を滑らせてくれた」
紫「何の事を……」
霊夢「私は、時系列を辿ったと言った。でも、幽々子が倉庫に行ったとは一言も言ってないのよ」
紫「それは簡単。私は幽々子が食材を求めて倉庫へ行ったのを見送ったから」
霊夢「それは嘘よ。マミゾウの話では、あんたが面白そうな臭いがすると言って部屋を出た後に、幽々子が目を覚まして食料を探しに行ったと言っていた。だから、あんたが幽々子の同行を知る術がないのよ。それなのに、あんたは幽々子がどこに行ったかを知っていた。……ここまで言えば、分かるでしょ?」
紫「私と幽々子が倉庫へ行って、半霊を閉じ込めたと言いたいのね? でも、私が面白そうな臭いを感じ取ったのは、貴女達の事よ?」
霊夢「私も最初はそうだと思ってた。でも、そうじゃない。あんたは幽々子をそそのかして、妖夢の半霊を隠す事を思い付いた。隠した後は私達の前に平然と現れて、誘拐の可能性を示唆する。たかだか妖夢の半霊を探すだけで必死になる私達。そんな光景、あんたの大好物でしょ?」
紫「…強引な推理ね」
霊夢「でも、そんな強引な推理に、あんたは動揺してる」
紫「呆れてるのよ。そもそも、私と幽々子が隠したと言う証拠が無いわ」
霊夢「証拠ならあるわ」
紫「……え?」
霊夢「あんた達が犯人だと示す証拠。それは、幽々子のお腹よ」
紫「あれは、幽々子が唐揚げを食べ過ぎたから」
霊夢「違うわ。あんたは半霊を箱の中に隠そうとしたけど、箱の中身をどうにかしなければならなかった。そこで、箱を二つ開封するの。ひとつは幽々子に全ての食材を食べさせ、空になった箱に半霊を詰め込んで御札を貼る。もうひとつの箱は、幽々子のアリバイ作りのため。幽々子なら、倉庫から食料を持ち出しても不思議じゃないし、あんたが幽々子のアリバイを証明してしまえば捜査の手をかわせるから」
紫「でも、幽々子は確かに唐揚げを」
霊夢「なら、一緒に飲んでたマミゾウに確認してみましょうか。その時、幽々子のお腹がどうだったのかを」
紫「………」
霊夢「………」
紫「…はぁ。私の負けよ」
霊夢「確保ぉ!!」

霊夢の言葉を皮切りに、アリス、パチュリー、魔理沙、大妖精、小悪魔、妖夢がこの部屋に雪崩れ込みます。
そして紫は、瞬く間に縛り上げられてしまいました。

紫「ち、ちょっと!?」
霊夢「3時02分、犯人確保っと」
紫「どうして縛られなきゃならないのよ!?」
霊夢「あんた、すぐスキマを使って逃げようとするじゃない。当然の措置よ」
妖夢「皆さん、ありがとうございます。これで困った主とその友人に、お灸を据える事が出来ます」

妖夢が持っているロープの先には、縛られている幽々子の姿。
そう、既に犯人の一人である幽々子は捕らえていたのです。
流石に観念したのか、紫も大人しくなりました。

紫「霊夢…」
霊夢「助けないわよ?」
紫「うぅ……」
霊夢「でも、教訓になったわ。完璧なアリバイほど疑わしいってね」
魔理沙「まあ、他の奴らにアリバイが無さすぎたせいで、しっかりとアリバイのある幽々子を疑えた訳だがな」
アリス「ともあれ、犯人も捕まえたし妖夢の半霊も戻ったし、一件落着で良いかしら?」
パチェ「そうね。大した被害もなくて良かったわ」
紫「…見事だったわ。でも、覚えておきなさい? 貴女達が探偵を自称し続ける限り、新たな難題が、難事件が、貴女達に降りかかるわ」
霊夢「だったら、また解いてやるまでよ」
妖夢「……さあ幽々子様、紫様。このまま四季様の元へ連行しますね」
紫「あ、あいつの所へ!?」
幽々子「よ、妖夢…それだけは許して…」
妖夢「事情は説明してありますので、逃れることは出来ません。さあ、行きますよ?」

こうして、半霊誘拐事件の犯人である幽々子と紫は、四季映姫の長〜い長〜いお説教を聞く事になりましたとさ。

終わり