涼花ちゃんストーリーまとめサイト(改)


[Alice In Dream World]


〜Tea Time Of Alice〜


マーガトロイド邸


コンコン(ノック)
アリス「はい?」
涼花「こんにちは♪」
アリス「あら、涼花ちゃん。こんにちは」
涼花「遊びに来たよ♪」
アリス「いらっしゃい。さあ、中へどうぞ?」
涼花「お邪魔しま〜す♪」



人形達「……�」テキパキ
涼花「わぁ〜…人形達、働き者だねぇ」
アリス「ああ、この子達?全部、私の手動よ?」クイッ
涼花「…それはそれで凄いね…」
アリス「ここで待ってて?今、紅茶を煎れるわ」
涼花「あ、うん、ありがとう」
アリス「上海、手伝って?」


涼花「それにしても、ほんとにすごいな〜…意思を持って動いてるみたい…。…ん?なんだろ、あれ…?」


涼花「…これ、魔理沙お姉ちゃんの人形…?霊夢お姉ちゃんのもある…良くできてるなぁ〜…これ、アリスお姉ちゃんの手作りなのかな?」
アリス「紅茶が入ったわよ…ああ、そこの人形には触らないで!」
涼花「え!?ご、ごめんなさい!大事なものだった…?」
アリス「あ…大きな声を出してごめんなさい…その人形は、魔法の実験で作ったものなの…だから、触らない方がいいわ…大変なことになるから…」
涼花「そ、そうなんだ…」
アリス「…まあ、紅茶でも飲んで、ゆっくりして?」
涼花「うん」


涼花「ねえ、アリスお姉ちゃん?」
アリス「ん?なに?」
涼花「わたしも、あの人形みたいなかわいい人形作れるかな?」
アリス「もちろんよ♪作ってみたい?」
涼花「うん♪」
アリス「じゃあまずは…」




涼花「完成♪はぁ〜…疲れたよ…でも、可愛くできた♪」
アリス「お疲れさま。頑張ったわね」
涼花「うん、楽しかった♪」
アリス「それは良かったわ♪…今日はもう遅いし、うちに泊まっていかない?」
涼花「え?いいの?」
アリス「ええ、歓迎するわ♪」
涼花「やったぁ♪アリスお姉ちゃんの家でお泊まり♪」
アリス「うふふ♪さあ、片付けたら夕食にしましょう」
涼花「うん♪」


涼花「ごちそうさま♪美味しかったぁ♪」
アリス「お粗末様」
涼花「…ねえ、アリスお姉ちゃん」
アリス「ん?なにかしら?」
涼花「この人形達が、勝手に動き出したりはしないの?」
アリス「それが私の目標なの」
涼花「目標?」
アリス「ええ。涼花ちゃんには話してなかったかしら?私…以前、自立人形を見たことがあるの。それを見たとき、感動したわ…まるで生きているようで…私も、そんな自立した人形を作ってみたいのよ」
涼花「ゴーレムとは違うの?」
アリス「近いと言えば近いけど…ゴーレムは簡単な命令に従うだけの木偶(デク)よ。私が目指しているのは、完全に自立した人形。自分の意思を持ち、自分の考えで動く人形…私は、そんな人形を作りたいの」
涼花「…………」
アリス「…ああ、ごめんなさい…難しかったかしら?」
涼花「うん、少し…でも、その気持ち、分かるかも…わたしも、この人形が動き出したら、素敵だなぁ…って思うから」
アリス「そうね…。でも、まだまだ、自立人形とは程遠い…」
涼花「大丈夫だよ♪アリスお姉ちゃんの人形達は、こんなにも、アリスお姉ちゃんの愛情を受けてるんだから、近い内にきっと動き出してくれるよ♪」
アリス「そう…ね…。きっと、そうよね。ありがとう、涼花ちゃん」
涼花「あ…いや…///」
アリス「うふふ♪さて、それじゃあ、一緒にお風呂に入りましょうか」
涼花「うん♪」


人形「……�」ゴシゴシ
涼花「はぁ〜…きもちいい〜…ありがと♪」ナデナデ
人形「〜♪」
涼花「心なしか、人形達が喜んでるみたい」
アリス「きっと喜んでるわ」
涼花「うん、きっと喜んでるよね♪」


アリス「はぁ〜…さっぱりしたわ」
涼花「………」ウトウト
アリス「…涼花ちゃん?」
涼花「ふぇう!?」ビクッ
アリス「もしかして、もう眠いの?」
涼花「そ、そんなこと…ふわあぁ〜…」
アリス「ほら、やっぱり眠いんじゃない?少し早いけど、もう寝ましょうか」
涼花「だ、だいじょう…ふわあぁ〜…」
アリス「夜更かしは良くないわ」
涼花「ん〜…あ、じゃあ、一緒に寝よう?」
アリス「え?ええ…いいわよ」
涼花「やった♪…ふわあぁ〜…」


アリス「…………」
涼花「…ねぇ、アリスお姉ちゃん…?」
アリス「なぁに?」
涼花「…もし、人形達が動き出したら…どんなことを話したい?」
アリス「ん?ん〜…そうね…まずは、今までの扱いに不満があるかどうかを聞いてみたいわね…」
涼花「ふ〜ん…今の扱いでも満足してると思うけどなぁ…」
アリス「まあ、本心をね…後は……いや、これはいいわ…ところで、涼花ちゃんはどんな…」
涼花「スー…スー…」
アリス「あら…寝ちゃったのね…涼花ちゃんはどんな事を話すのか気になったけど…まあいいわ…お休みなさい、涼花ちゃん…」




〜Tea Time Of Doll's〜






丑三つ時…





涼花「スー…スー…」


“ねえ…”



涼花「ん…」


“ねえ、起きて?”



涼花「んん〜…なに〜…?」


“起きて?”



涼花「ん〜?」起きる
???「あ、やっと起きた」
涼花「え…だれ?」
???「みんな〜、新しいお友達が、目を覚ましたわよ〜」
???「やっと起きたんだ」
???「以外とお寝坊さんだね」
涼花「え、え!?な、なに?」
???「ああ、ごめんなさい。驚かせちゃったかな」
涼花「(…あれ?この子、どこかで見たことあるような…)あの…あなた達は?」
上海「私?私は上海、アリスちゃんの人形よ。貴女はの名前は?涼花ちゃんが作った人形さん?」
涼花「え…上海って…というか…人形?わたしが?」
上海「そうよ。貴女はさっき、涼花ちゃんが作った人形よ」
涼花「だ、だってわたし、アリスお姉ちゃんと一緒に寝てたはず…」
上海「貴女は、涼花ちゃんが作ってから、貴女はずっと、ここにいたわよ?」
涼花「え…でも…」
上海「ほら、アリスちゃんと涼花ちゃんは、あそこで寝てるわよ?」

アリス「スー…スー…」
涼花「スー…スー…」

上海「ね?」
涼花「……」
上海「で、貴女の名前は?」
涼花「あ…わたしは…涼花…」
上海「へぇ、主と同じ名前なのね」
涼花「……」
上海「ま、いっか。ねえ、一緒に遊ばない?貴女を歓迎したいし♪蓬莱?」
蓬莱「呼んだ?」
涼花「わぁ!?」
上海「蓬莱、何か良い遊びはないかな?」
蓬莱「…首吊りごっこ?」
上海「それは蓬莱しか出来ないよ…オルレアンは?何かない?」
オルレアン「弾幕ごっこ?」
上海「それは涼花ちゃんには厳しいと思うよ?自立したばかりだし…。京は?」
涼花(自立って…やっぱり…)
京「と言うか、歓迎なんだから、お茶会でいいんじゃない?」
和蘭「私もそう思う」
倫敦「え〜…弾幕ごっこ面白いのに…」
西蔵「いや…上海が涼花ちゃんについたら勝てないよ?上海強いし…」
仏蘭西「だったら、蓬莱を私達の方に入れたら?」
露西亜「いやいや、弾幕ごっこよりもお茶会だよ♪」
上海「ん〜…」
涼花(アリスお姉ちゃんの人形達、自立してたんだね)
上海「じゃあ、お茶会を開こう♪さあみんな、手伝って」
涼花(…自立してたのは嬉しいんだけど…それよりも…わたし、元に戻れるのかな…)


上海「さあ、飲んで飲んで♪」
涼花「でも、勝手に飲んで、大丈夫なの?」
蓬莱「それは大丈夫。魔理沙ちゃんが盗んでるから、バレないよ」
涼花「あ…そっか…」
京「それに、安くてアリスちゃんが普段飲まないような紅茶を貰ってるから、まずバレることはないよ」
涼花「なるほど…でも、私達、人形だけど、紅茶を飲むことが出来るの?」
上海「ま、百聞は一見に如かず。まずは飲んでみて?」
涼花「う、うん…ゴクッ」
上海「どう?」
涼花「あ…美味しい…と言うか飲める」
上海「食べることは出来ないけど、飲むことは出来るの。飲んだものは、私たちが動かない午前中に、全部蒸発しちゃうから、問題ないの。匂いも残らないし」
涼花「へぇ…」
露西亜「と言うか、匂いも量も、人間から見れば微々たるものだから、気が付かないよ」
涼花「そうなんだ…」
上海「さあ、今日は歓迎会だから、いっぱい飲むわよ〜♪」




倫敦「ほらほら、まだまだいっぱいあるんだから飲みなってぇ〜♪」
西蔵「いや…私はもう…」
蓬莱「だったら、私が付き合おうか?」
倫敦「お、だったら、飲み比べしようよ♪」
蓬莱「ええ、いいわよ。」
「それじゃあ…スタート♪」
涼花「…なんか、宴会みたいになってきたな…」
上海「涼花ちゃん♪」
涼花「あ、上海ちゃん」
上海「隣、いい?」
涼花「うん」
上海「ありがと♪」座る
涼花「…ねえ、上海ちゃん」
上海「ん?なぁに?」
涼花「どうして、アリスお姉ちゃんの前では、自立してる姿を見せないの?」
上海「…………」
涼花「あ、ごめん…聞かない方がよかったかな…?」
上海「…アリスちゃんは…」
涼花「え?」
上海「アリスちゃんはね?私達の自立を目指してるけど、私達に自立をしてほしくないとも思ってるの…」
涼花「な、なんで…?」

上海「…この世には、あらゆる物に寿命がある。もちろん、人形である私達やアリスちゃんにも…。でも、アリスちゃんは、人間よりも長い寿命を持ってる。もし、私達が自立して、アリスちゃんと仲良くなったら、お別れが辛くなっちゃうでしょ?だからアリスちゃんは…自立人形を作りたいと思ってるけど、それを完成させたくないとも思ってるの」
涼花「そんな…」
上海「アリスちゃんが、魔理沙ちゃんや霊夢ちゃんと、あまり仲良くしないのも同じ。お別れが辛くなっちゃうから…」
涼花「………」
上海「だから私達は、アリスちゃんの為に、自立してない人形を演じてるの…」
涼花「…上海ちゃんは、それでいいの?」
上海「え?」
涼花「せっかく、自分の意思を持ったのに…自分の思いを伝えることが出来るのに…お話しだって…いっぱいできるのに…なのに…」ポロポロ
上海「涼花ちゃん…」
涼花「そんなの…ぐすっ…お別れよりも辛いよ…」ポロポロ
上海「…私達は大丈夫よ。今までと変わらずに、アリスちゃんの人形でいればいいんだもの。アリスちゃんの人形でいること。私達にとっては、これが幸せなことなの」
涼花「でも…でも…」
上海「大丈夫よ。涼花ちゃんには涼花ちゃんの。アリスちゃんにはアリスちゃんの幸せがあるように、私達にも、私達の幸せがある。アリスちゃんの人形でいることと、アリスちゃんの笑顔を見ること。これが、私達にとっての幸せ。だから、私達は今まで通りで良いの」
涼花「………」
上海「…あ、ごめんなさい…歓迎会なのに暗くしちゃって…」
涼花「…ううん、わたしこそ、ごめんね?」
上海「…さて、そろそろ朝になるわ。みんな、いつもの場所に戻って」
涼花「あ…わたしは…?」上海「涼花ちゃんはここ」
涼花「あ…うん…」
上海「さあ、目を閉じて?」
涼花「うん…」
上海「次に目を覚ましたとき、涼花ちゃんは人間に戻ってるわ」
涼花「…え?」
上海「人間に戻っても、私達の事、私達の為に涙を流した時の気持ちを、忘れないでね?」
涼花「あの…」
上海「それからごめんなさい。私だけは、貴女が人間だって分かってたわ。それでも、貴女の事を人形として接してたのは、貴女とお話しをしたかったからなの。ありがとう、楽しかったわ」
涼花「わたしも…わたしも、楽しかった…また、お話しできるよね…?」
上海「ええ」
涼花「約束だよ?」
上海「うん、約束」








「………」
「………ちゃん………」
「涼花ちゃん」
涼花「はっ!」
アリス「よかった…やっと目を覚ました…いくら起こしても起きないから、焦ったわよ…」
涼花「………夢…だったのかな…?」
アリス「…なんのこと?」
涼花「な、なんでもないよ」
アリス「そう…そんなことより、本当に大丈夫なの?」
涼花「うん、大丈夫♪ベッドがきもちよくて、ぐっすり眠っちゃったみたい…」
アリス「そう…?まあ、何事もないならいいけど…」
涼花(あれは…夢だったのかな…?)
アリス「…さあ、朝食にしましょう?上海、手伝っ…」
プツン
アリス「……え?」
コトン…
アリス「…上海…?」
涼花「上海ちゃんの糸が…」




  〜Doll Of Alice〜




涼花「……どう?直りそう?」
アリス「…切れてしまった糸を繋げるのは容易なことではないわ…それに、落ちたときに、いくつか壊れてしまった部分もある…これは大手術になるわね…。でも、もし直らなくても、新しく作り直せば…」
涼花「…それって、古い上海ちゃんは捨てるってこと?」
アリス「…まあ、それは仕方がな…」
涼花「…そんなこと言わないで…」
アリス「…涼花ちゃん?」
涼花「…今までずっと、上海ちゃんと一緒にだったんでしょ?…今の上海ちゃんが好きなんでしょ?それなのに…上海ちゃんの気持ちも知らないで、簡単に捨てるとか言わないで!」
アリス「…じゃあ涼花ちゃんに、上海の気持ちが分かるとでも言うの?」
涼花「わたしは…!」

   “待って”

涼花「ッ!!」

“それ以上は言わないで”

涼花(で、でも…)

   “お願い…”

涼花「…わたしは…わたしには分からないよ!でも、アリスお姉ちゃんにも、上海ちゃんの気持ちは分からないでしょ!」
アリス「私は涼花ちゃんよりも、上海と長く一緒にいるわ。少なくとも涼花ちゃんよりは理解してるわよ!」
涼花「だったら捨てるなんて言わないでしょ!」
アリス「………」
涼花「………」
アリス「……出て行って…作業の邪魔よ」
涼花「……わかったよ」スタスタ

バタン!



涼花「……」部屋の隅に踞る(うずくまる)
???「…ありがとう、涼花ちゃん…」
涼花「蓬莱ちゃん…?…なんで止めたの?」
蓬莱「…私達は、アリスちゃんの幸せを願ってるから…」
涼花「でも…アリスお姉ちゃんは、その気持ちに応えてないよ…だから捨てるなんて…」
蓬莱「…あれはアリスちゃんの優しさなのよ…」
涼花「…え?」
蓬莱「…実は、上海ちゃんは…いつ動かなくなるか分からなかったの…人形の寿命よ…。その事に、アリスちゃんは気付いてた……」
涼花「だったらなおさら…」
蓬莱「違うの…寿命が近いって分かっていたからこそ、上海ちゃんを安らかに眠らせてあげようって…もう、私のために働かなくてもいいんだよって…だから…」
涼花「………」



アリス「上海……長い間、本当にありがとう…」
上海「……………」
アリス「分かっていたと言っても…やっぱり……辛いわね……」ポロポロ

  “泣かないで?”

アリス「………上海?」

上海「泣かないで?アリスちゃん」

アリス「上海…あなた…」

上海「私なら、大丈夫だよ?最後まで、アリスちゃんと一緒だったから」

アリス「でも…やっぱり…辛いわよ…」ポロポロ

上海「アリスちゃん…」

アリス「絶対に…絶対に直すから…だから…」

上海「ありがとう。でも、ごめんね?もう、意識も消えそうなんだ」

アリス「上海……」

上海「アリスちゃん…最後に…アリスちゃんとお話しできて…うれし…かった……私は今……すご…く……しあわ……せ………」

アリス「…上海…?」

上海「……………」

アリス「いや…いやよ…こんな…」

上海「……………」

アリス「…絶対に直すから…だから…」

上海「……………」

アリス「……上海…」

上海「……………」

アリス「上海…上海…!…うわああぁぁぁッ!!」



 〜Friend Of Alice〜




涼花「上海ちゃん……また、お話ししようって…約束したのに……」ポロポロ
蓬莱「涼花ちゃん……」
涼花「なのに…お別れだなんて…」ポロポロ
蓬莱「……………」



ガチャ
アリス「涼花ちゃん……」
涼花「……………」
アリス「…さっきは、ごめんなさい……」
涼花「…わたしの方こそ、ごめん………上海ちゃんは…?」
アリス「…直せるところは…全て直したわ……でも……」
涼花「……………」
アリス「動かないの……上海はもう……動かない……」
涼花「……………」
アリス「……ごめん…少しの間…一人にして……」
涼花「でも……」
アリス「……お願い…」
涼花「………うん」




アリス「……………」
上海「……………」
アリス「上海……貴女は、幸せだったの?」
上海「……………」
アリス「私は今……とても悲しいわ………」
上海「……………」
アリス「悲しくて………とても辛いの………」
上海「……………」
アリス「こんな……悲しい思いをするくらいなら……自立なんて……望まない方が……よかったのかな……?」
上海「……………」
アリス「上海……私ね?……貴女とお話しが出来たら……私の事を、友達だと思ってくれてるか……聞きたかったの……」
上海「……………」
アリス「でも……今となっては…もう、それも叶わない……」
上海「……………」
アリス「でもね?上海……貴女は……私にとって……かけがえのない、友達だったよ……」ポロポロ
上海「…………」ピクッ…
アリス「まったく……私……馬鹿みたいよね……貴女は人形なのに……貴女の事を……友達だなんて……」ポロポロ
上海「……あ………う……」
アリス「……え…」
上海「ありがとう……アリス…ちゃん」
アリス「上…海……?貴女……」
上海「ありがとう…私も、アリスちゃんの友達だよ」
アリス「上海…上海!」抱きしめる
上海「心配かけて…ごめんね?」
アリス「いいのよ……ぐすっ…貴女が戻ってきてくれたから……」ポロポロ
上海「アリスちゃん…これからは、ずっと一緒だよ」
アリス「うん…うん…!」


涼花「上海ちゃん!」
上海「涼花ちゃん」
涼花「よかった…よかったよぉ…」
上海「心配かけて、ごめんね?」
涼花「ううん……また、いっぱいお話ししよう?」ポロポロ
上海「うん、約束だからね」







〜Alice In Dream World〜




アリス「ん……んん〜……は…」
涼花「スー…スー…」
アリス「……夢…?」

アリス「…変な夢見ちゃったわね…」時計に目をやる

アリス「…まだ丑の刻半じゃない……」

アリス「………」チラッ

上海「……………」

アリス「……まさかね」

上海「……………」

アリス「……でも…」上海人形を手に取る

アリス「…ずっと、一緒よ?」そっと抱きしめる


 “ずっと、一緒だよ”



微かに、上海人形の声が聞こえた気がした。




その後……





アリス「上海、こっちに来て?」
上海「……」フヨフヨ
アリス「今日もありがとう。後で、メンテナンスをしてあげるわ」上海人形の頭を撫でる
上海「〜♪」







アリスは今まで以上に、人形達を大切に扱うようになった。
大切に扱うことによって、人形達の寿命は延びるだろう。
しかし、アリスは不安だった。
いくら寿命を延ばしたところで、やはり自分よりも先に、人形の方が壊れてしまう。
そして別れの時、私は笑顔で見送ることが出来るのだろうか。
しかし、そんな不安も、すぐに気にならなくなるだろう。
別れの事を考えるより、人形達と、今この時を楽しめば良いのだから。



終わり