涼花ちゃんストーリーまとめサイト(改)
幻想郷大宴会
幻想郷に冬が訪れました。
穣子「…なんで秋ってすぐ終わっちゃうの?」
静葉「仕方がないわよ…次の秋は頑張りましょう…」
博麗神社
霊夢「くしゅん!うぅ〜…冷えてきたわね…」
魔理沙「もう冬だもんな…こんなときは、熱燗に限るぜ…」
霊夢「宴会まで時間があるんだから、我慢しなさい?」
魔理沙「分かってるよ…でも、せめて温かいものを飲みたいぜ…」
霊夢「…はぁ……お茶淹れるから、ちょっと待ってなさい」
魔理沙「お、サンキュー☆」
魔理沙「はぁ〜…炬燵と緑茶と蜜柑と煎餅…最強の組み合わせだぜ〜…」ぬくぬく
霊夢「出たくなくなるわよね〜…」ぬくぬく
魔理沙「…しかし冬か……アレを思い出すな…」
霊夢「ああ、アレね……やっぱり今の時期って、冥界は暖かいのかしら…」
魔理沙「…今から行ってみるか?」
霊夢「…無理。炬燵が私を離してくれないわ〜」
魔理沙「はは…確かにな…」
霊夢「…あ、温泉は?」
魔理沙「温泉か〜…温泉もいいよな〜…」
霊夢「行ってみる?」
魔理沙「無理だな。炬燵が私を離そうとしないぜ〜」
???「魔理沙〜!霊夢〜!」
魔理沙「ん?」
チルノ「よっ!」
魔理沙「ばかっ!開けるなよ、寒いから!」
霊夢「なによ、H妖精」
チルノ「雪だ、雪!」
霊夢「…あら、ほんとね」
魔理沙「どうりで冷えるわけだぜ…」
チルノ「雪合戦しよ?な?」
魔理沙「あ〜?やだよ、寒いから」
???「あら、たまには童心に帰るのも良いと思うけど?」
魔理沙「だから開けるなって!寒いんだから!」
霊夢「アリス?まだ、宴会まで時間はあるわよ?」
アリス「宴会までの暇潰し。でも、暇を潰すなら楽しい方がいいでしょ?」
魔理沙「でも、寒いのは嫌だぜ……」
霊夢「雪が降ってるなか、外には出たくないわよ…」
アリス「体を動かせば暖かくなるわ。それに、雪合戦なんて弾幕と大差無いじゃない」
魔理沙「…お前はなにがなんでも、私達と雪合戦がしたいようだな…」
アリス「チーム分けは好きにしていいわ。なんなら、私がチルノと組みましょうか?」
霊夢「………」
アリス「もし私達に勝てば、今夜の宴会の後始末、私がやってあげるわ。それから、魔界の古酒もあげる」
霊夢「ほら魔理沙、雪合戦やるわよ」
魔理沙「…分かったよ」
アリス「ルールは、三発被弾した時点でリタイア。被弾した時は、素直に申し出ること。弾幕は張らないこと。飛行しないこと。それ以外は自由よ」
魔理沙「ま、要は雪玉で弾幕を張れってことだろ?」
アリス「手で持って、投げられる範囲でね。ちなみに、チルノはルールに適用されないから」
魔理沙「なんでだよ!」
アリス「説明しても覚えられないでしょ?」
チルノ「…?」
魔理沙「くそっ!ハメられた!」
アリス「じゃあ、いくわよ?雪合戦、開始!」
紅魔館
レミリア「はぁ…寒い…」
咲夜「もう少し、薪を焼べましょうか?」
レミリア「それよりも、温かい紅茶が飲みたいわ…」
咲夜「分かりました。直ぐにお持ちします」
???「私も…ご一緒していいかしら?」
レミリア「あらパチェ。どうしたの?」
パチェ「はぁ…どうしたもこうしたも……妹様が図書館の壁をぶち抜いたお陰で、すきま風が情け容赦無く入ってくるのよ…だから、避難してきたの」
レミリア「ふ〜ん…後で、妖精メイドに修復させておくわ」
パチェ「お願い」
咲夜「お嬢様、パチュリー様、紅茶をお持ちしました」
レミリア「ありがとう、咲夜」
パチェ「ありがとう」
レミリア「………」紅茶を啜る
パチェ「………」紅茶を啜る
レミリア「……で?その問題児の妹は、どこにいるの?」
パチェ「図書館の壁をぶち抜いた後、エントランスの方に向かったから…門番の所じゃない?」
???「お姉さまぁぁ!!」
パチェ「噂をすれば…」
フラン「お姉さま!!雪だよ!!雪が降ってる!!」
レミリア「少し静かに…」
フラン「ね、外に行こ?雪で遊びたいの」
美鈴「い、妹様…」
フラン「めーりん♪」ギュッ
美鈴「い、妹様……く、苦しい…」
フラン「ねぇお姉さま、一緒に雪で遊ぼ?太陽だって隠れちゃったし」
レミリア「でもね…」
フラン「いいじゃん、一緒に行こ?美鈴やパチェや咲夜も一緒に♪」
レミリア「……」
咲夜「私は賛成ですわ」
美鈴「私も賛成です」
パチェ「…あまり動きたくないけどね」
レミリア「…わかったわ…みんなで行きましょう」
フラン「やった♪」
レミリア「ただし、紅魔館の庭だけよ?」
フラン「わかってる♪」
レミリア「それじゃあ…」
???「パチュリー様ぁ!!」
パチェ「ん?」
小悪魔「はぁはぁ…た、大変です!!図書館の壁が…」
パチェ「知ってる。今、レミィに修復を頼んだとこ」
小悪魔「へ?あ、そうでしたか…」
フラン「こぁも、一緒に雪で遊ぼ♪」
小悪魔「…へ?」
パチェ「ここは『はい』って言っておきなさい」
小悪魔「あ…は、はい」
レミリア「それじゃあ行きましょうか」
小悪魔「……???」
冥界 白玉楼
幽々子「今頃、顕界は雪ね」
妖夢「そうですね。そろそろ、冥界にも雪が降るでしょう」
幽々子「雪はイチゴシロップをかけるのが一番よね♪」
妖夢「食べないでください…お腹壊しますよ?」
幽々子「メロンシロップも捨てがたいわね♪」
妖夢「…聞いてます?」
幽々子「ブルーハワイは夏かしら?」
妖夢「いや…私に聞かれても…」
幽々子「でもやっぱり、炬燵と蜜柑に勝るものはないわね」
妖夢「そうですね。あれには、人を引き付ける魔力のようなものがありますからね」
幽々子「この間なんか、妖夢は炬燵で寝てたしね♪」
妖夢「あ、あれは…気持ちよくて…つい…」
幽々子「気持ちは分かるけどね。…さて、宴会まで時間もあるし、ちょっと下の様子でも見に行きましょうか」
妖夢「はい。では、用意をしてきます」
永遠亭
優曇華「うぅ…寒っ…」
てゐ「そりゃあ雪が降ってるからね」
優曇華「…長いスカートにしようかな…」
てゐ「人気がなくなっちゃうよ?」
優曇華「…どういう意味よ」
てゐ「さあ?」
優曇華「それにしても、あんたはそんな格好で、よく平気ね…」
てゐ「子供は風の子!」
優曇華「うるさいよ年長者」
永琳「ふむ…だったら、寒さを感じない体にしてあげましょうか?」
優曇華「遠慮しておきます…嫌な予感しかしませんし…」
永琳「…冗談よ。まあ、寒い時は乾布摩擦が良いと言うわ。やってみたら?」
優曇華「乾布摩擦か…」
永琳「あとは、八意式健康術と言うものが」
優曇華「乾布摩擦にしておきます」
輝夜「あら、何の話をしているの?」
優曇華「…姫様も以外と薄着なのに、よく平気ですよね…」
輝夜「なにが?」
永琳「この寒さのことよ」
輝夜「なんだ、そんなこと?ほら、この服。触ってみなさい?」
優曇華「こ、これは……ヒートテック…!!」
三途の川
小町「寒い……熱燗呑みたい……温かい炬燵に潜りたい……」
???「小町っ!!」
小町「きゃん!?」
映姫「…サボらずに仕事をしていましたか?」
小町「は、はい!」
映姫「そうですか……では、後ろの順番待ちの魂は何ですか?」
小町「あ……」
映姫「まったく…これだから小町は……そもそも貴女は普段の仕事…」
小町「ま、待って…この魂達を送り届けるのが先ではないのでしょうか…説教はその後で……」
映姫「む……それもそうですね……」
小町(ほっ……)
映姫「早く運びなさい?…今日の宴会は楽しみなんですから…」ボソッ
小町「へ?なんですか?」
映姫「何でもありません!さあ、早く魂を運びなさい」
小町「はぁ〜い……はぁ……」
守矢神社
早苗「わぁ〜、雪だ〜」
諏訪子「ほんとだね〜、どうりで冷えるわけだよ」
早苗「あら?諏訪子様、まだ冬眠されてなかったんですか?」
諏訪子「…早苗…アンタはあたしをなんだと思ってるのよ……�」
神奈子「ほう、雪か……雪見酒でも楽しむかな」
諏訪子「宴会まで時間があるんだから、やめときなって〜」
神奈子「おや?諏訪子、まだ冬眠してなかったのか?」
諏訪子「あんたらねぇ…�」
神奈子「冗談だ。さて、炬燵にあたって、蜜柑でも食べようか」
地霊殿
お空「………」そわそわ
さとり「…お空、宴会まで時間があるのですから、ゆっくり待ちなさい」
空「そうは言われても…久々の宴会だから…」そわそわ
さとり「はぁ…少しはお燐を見習って……」
燐「………」そわそわ
さとり「…お燐?」
燐「は、はい!?」
さとり「宴会まで…」
こいし「………」そわそわ
さとり「……はぁ……わかりました。旧地獄街道を散策しながら、地上へ向かいましょう…」
空「やった♪」
命蓮寺 墓地
宮古芳香「……あれ?この白いふわふわしたの、なんだっけ?……ああ、そうだ。これは、雪か。……雪って…食べられるものだっけ?と言うか私、なんでこんな所に居るんだろう……そもそも、ここどこ?……青娥〜…」
命蓮寺
幽谷響子「〜♪……あ、雪だ♪」
星「ナズ〜……宝塔が……」
ナズーリン「…また無くしたんですか?」
星「宝塔が…ありました!」
ナズーリン「へぇ、今回はちゃんと見付けられたんですね」
星「はい♪いやぁ、枕元に置いていたのを思い出しまして♪」
ナズーリン「…なぜに枕元?」
星「枕元に置いておけば、無くすこともないと思いまして」
ナズーリン「でも、それを忘れて探し回ってたんですよね?」
星「う……そ、それは…」
聖「何を騒いでいるのですか?…まさか、宝塔?」
星「い、いえ…宝塔なら…ここに」
聖「…無くしたわけではないのですね。今後は無くさぬよう、普段から気を付けなさい?」
星「は、はい」
ナズーリン「…そう言えば、今夜の宴会。我々は参加するのですか?」
星「一応、参加することにはなってますよ」
???「えっ!?私、何も聞いてないよ!?」
星「ん?」
ぬえ「宴会って?どこでやるの?」
ナズーリン「ああ、博麗神社で行うみたいで、何でも今回の宴会は、かなりの人数が集まるとか」
ぬえ「へぇ…それにしても、なんでまた…」
ナズーリン「さあ?でも、ただの巫女の気まぐれかと…」
星「おや?ナズは聞いていないのですか?今回の主催者を」
ナズーリン「え…いや、聞いてないです…」
星「今回の宴会の主催者は……………」
三妖精の住み処
ルナ「サニー、準備できた?」
サニー「ん〜…もうちょっと〜…」
スター「宴会に行くだけなのに、何の準備をしてるの?」
サニー「ちょっとね」
香霖堂
霖之助「……ああ、今日は博麗神社で宴会だったか。僕も呼ばれてしまったが…行くべきだろうか…」
朱鷺子(名無しの本読み妖怪)「行けば良いと思いますよ?たまには外に出ないと」
霖之助「あまり気が乗らないな…大勢の人が集まっているところには、あまり行きたくないんだ…」
朱鷺子「そんなこと言わずに、たまには羽を伸ばしてください」
霖之助「いやでも…ここ(香霖堂)でも、十分すぎるほど羽を伸ばしてるんだが…」
朱鷺子「…外の世界の珍しい道具が博麗神社にあるとか…」ボソッ
霖之助「じゃあ、ちょっと博麗神社の宴会に行ってくるよ」
朱鷺子(あ、釣れた)
仙界
物部布都「太子様」
豊聡耳神子「布都ですか。どうしました?」
布都「…やつくものむらさき?と言う方から、手紙が届いております」
屠自古「布都……それは八雲紫(やくもゆかり)と読むの…」
神子「紫?…ああ、あのスキマ妖怪か。態々手紙など寄越さずに、己から出向けば良いものを……」
屠自古「で?何と書いてあるのですか?」
布都「わ、我にこれを読ませるのか!?」
神子「読みなさい。聞いていますから」
布都「は、はあ……では……よ、読ませていただきまする………コホン。え〜…今宵、博麗神社にて、大宴会を催しま〜す♪神子ちゃんには是非とも参加してほしいなもちろん、屠自古ちゃんや布都ちゃん、青娥ちゃんに芳香ちゃんも参加してね参加してくれないと…ゆかりん、困っちゃう……い、以上です…」
屠自古「布都……」
布都「み、見るな!!そんな目で我を見るなぁ!!」
神子「…布都ちゃん」クスクス
布都「た、太子様!?」
青娥「…ねぇ、誰か芳香ちゃ……コホン。芳香を見てない?」
有頂天
衣玖「総領娘様。総領娘様は、今夜の宴会に参加なさるのですか?」
天子「そうね…退屈しのぎに行ってみようかしら。衣玖はもちろん、一緒に行くわよね?」
衣玖「い、いえ…私は…」
天子「え〜…衣玖が行かなかったら、みんなの気分がフィーバーしないじゃない…」
衣玖「え…もしかして、その為だけに連れていこうとしてたんですか?」
天子「当たり前じゃない。他に理由がある?」
衣玖「私の…存在意義って……」
天子「ちょっ…なにマジ凹みしてんのよ…冗談に決まってるじゃない」
衣玖「うぅ……」
天子「はぁ…あのね…私が酔い潰れたら、誰が私の介抱をするのよ」
衣玖「………」
天子「それに、衣玖が居ない宴会なんて…つまらないわよ…」
衣玖「総領娘様……」
天子「ほ、ほら、わかったら早く支度しなさい!!///」
衣玖「はい!!」
マヨヒガ
藍「紫様、お酒は、あと何本必要ですか?」
紫「そうねぇ…あと五本持っていきましょう」
橙「わぁ〜、お酒がいっぱ〜い」
藍「橙も運ぶのを手伝ってくれないか?」
橙「はい、藍様」
紫(…日本酒が20本、ビールが30本、ワインが15本……まだ心許ないわね…)
???「なに考えてるのかな?」
紫「ん?…ああ、萃香。どうしたの?」
萃香「いやね?宴会の主催者の様子を見に来ただけよ。それにしてもお困りの様子」
紫「そうなのよ…持っていくお酒の量が心許なくて…」
萃香「あ〜、確かに心許ないね…じゃあ、私が萃めておこうか?」
紫「あら、いいの?」
萃香「もちろんだよ。宴会の途中で、お酒が無くなっても嫌だからね」
紫「じゃあ、お願いするわ」
萃香「任せて♪」
妖怪の山
文「むぅ……何か記事になりそうなこと無いかしら…」
椛「あれ?今夜の大宴会の事は記事にしないんですか?」
文「え?大宴会?なんですかそれは」
椛「え?聞いてないんですか?今夜、博麗神社で大勢の人妖が集まって、大宴会を開くんですよ」
文「何ですって!?聞いてませんよ!?」
椛「いやほら…招待状までありますし…てっきり、文さんの所にも来てたのかと…」
文「来てませんよ…」
???「文はすぐ、記事を捏造するから、呼びたくなかったんじゃないの?」
文「黙りなさいはたて!!そう言うはたてには来ているんですか?」
姫海棠はたて「当然じゃない。ほら」招待状を見せ付ける
文「くっ……」
はたて「悪いけど、今回の宴会は、私の独占取材にさせてもらうわね」
文「く……うぅ……」
椛「……ん?」
はたて「な、なに?」
椛「…はたてさん、ちゃんと招待状を読みましたか?」
はたて「え?」
文「ん?」
椛「ほら、最後のところに、今回の宴会を記事にしたら……わかってるわよねbyゆかりん……だそうです」
はたて「はわわわ…」ガクガク
文「ふふん♪ざまぁみやがれですよ♪」
椛「で、文さんは宴会に行くんですか?」
文「当たり前です!!スキマ妖怪を恐れてたら、良い記事なんて書けないのよ」
椛「はぁ…後で何をされても、私は助けませんよ?」
文「大丈夫ですよ♪その時は、はたてを道連れにしますから♪」
はたて「へぅっ!?」
月の都
レイセン「豊姫様、依姫様」
綿月豊姫「あら、どうしたの?」
レイセン「八意様からお手紙が届いています」
依姫「八意様から?」
豊姫「何かしら…もしかして、また地上の…?」
依姫「いや…ここ(月の都)に何度も訪れるほど、地上の民も愚かではないでしょう。私達の強さを思い知った筈ですし。……ギャフンと言わされましたが…」
豊姫「ん〜…ま、とりあえず読んでみましょう」
依姫「そうですね」
豊姫「え〜と……あら」
依姫「ん?どうしました?」
豊姫「……依姫、レイセン。直ぐに地上へ向かいますので、準備をしてください」
レイセン「え…まさか、本当に地上の民が?」
豊姫「そうじゃないわ。地上で宴会を催すから、私達にも是非参加してほしいって」
依姫「あ、ああ…そうでしたか」
豊姫「だから、早く準備をしなさい。ふふ♪久し振りに八意様に会えるわ♪」
外の世界 博麗神社
宇佐美蓮子「ちょっとメリー、どうしたのよ…いきなりここに来たいって…」
マエリベリー・ハーン「…わからない……でも、今日はここに来なければならない気がして…」
蓮子「ふ〜ん…ま、今日こそは、この神社で何か起こればいいけど…」
メリー「起こるわ…きっと…」
幻想郷 博麗神社
魔理沙「くそ〜…負けた〜…」
霊夢「うぅ……H妖精に負けるなんて…」
そんな二人を横目に、ハイタッチをするチルノとアリス
チルノ「やったな、アリス♪」
アリス「ええ♪やっぱり貴女は最強ね♪」
チルノ「とーぜんよ♪」
霊夢「はぁ〜……あ〜ぁ…負けちゃった…」
アリス「ま、良い暇潰しにはなったでしょ?」
霊夢「まぁね…さて、そろそろ来る頃かしら?」
???「霊夢!!」
霊夢「噂をすれば……しかも、一番イヤな奴から…」
茨華仙(茨木華扇)「貴女、一体どういうつもりなの?」
霊夢「何がよ…」
華仙「何がじゃありません!!幻想郷中の人妖を集めての大宴会だなんて…一体何を考えてるのですか!!」
霊夢「……はい?」
華仙「しかも、異変を起こした幻想郷の勢力だけじゃなく、天人や月の民まで招待するなんて」
霊夢「ちょ、ちょっと待って?話が見えてこないんだけど…」
華仙「だから、今夜の大宴会の事を」
霊夢「いやいや、大宴会って…今日は普通の宴会でしょ?ただ、少しだけ人数が多いって聞いてて…」
魔理沙「あ?今夜の大宴会は、霊夢が主催じゃないのか?」
霊夢「違うわよ……今回は、紫が宴会をするって持ちかけてきて…」
紫「呼ばれて飛び出てゆかりん登場♪」
霊夢「紫…あんた…」
紫「そんな恐い顔しないで?かわいい顔が台無しよ?それに、お酒は私達が提供するから」
霊夢「そう言う問題じゃ…」
華仙「………」
紫「あら、仙人様♪仙人様もどう?今夜の大宴会♪」
華仙「…貴女は何を考えているのです…そんなことをしたら…」
紫「…ふふ♪仙人様、ちょっとお耳を拝借♪」
華仙「ん?」
紫「ヒソヒソ…」
華仙「……!?」
紫「…ね?」
華仙「…ま、まあ……今回は特別です」
紫「そう言っていただくと助かるわ♪」
魔理沙「す、すげぇ…あの仙人を一言で納得させたぜ…」
紫「…さて、そろそろ夜の帳も降りるわ。大宴会の準備を始めるわよ〜♪」
霊夢「ちょっと待ちなさい」
紫「なぁに?」
霊夢「幻想郷中の勢力って…どういうことよ…と言うかそもそも、そんな大勢、この神社に入りきらないわよ…」
紫「大丈夫。大宴会の会場はここだけど、ここじゃないわ」
霊夢「……?」
アリス「魔理沙、そっちを持って」
魔理沙「ああ。……ったく…なんで私達が宴会の準備をしなければならないんだ…」
アリス「文句を言わない」
魔理沙「はいはい……」
萃香「紫〜♪お酒、萃めてきたよ〜♪」
紫「悪いわね」
萃香「いいっていいって」
チルノ「いゃっほ〜♪」
華仙「こら、遊ぶんじゃありません」
藍「紫様、鳥居の下に陣など書いて、何をするおつもりですか?」
紫「ま、色々とね♪」
霊夢「ふぅ…こんなところかしらね」
魔理沙「なんか…宴会前なのに疲れてしまったぜ…」
紫「さて…そろそろ、あの子を呼ばないと」
魔理沙「あの子?」
紫「それ♪」
???「きゃっ!?」
霊夢「り、涼花ちゃん!?」
涼花「いたた……な、なに?」
紫「こんばんは、涼花ちゃん♪」
涼花「え?紫お姉さん?それに皆も。……それから…?」
華仙「ん?ああ、はじめまして。私は茨華仙。ただの行者です」
涼花「あ、はじめまして。わたしは涼花といいます。…あの…行者って…?」
魔理沙「ただの修行中の仙人だ」
涼花「仙人様なんだ」
霊夢「変人だけどね」
華仙「よろしくね」右手を差し伸べる
涼花「よろしくお願いします」握手をしようとする
グニャッ
涼花「え……ひゃわぁ!?」
華仙「…あら、ごめんなさい」左手を差し伸べる
涼花「へ…あ…えぅ……」
華仙「こっちの手は大丈夫ですよ」
涼花「あ…う……」恐る恐る握手をする
華仙「ね?大丈夫でしょう?」
涼花「う、うん……」
華仙「改めてよろしくね、涼花ちゃん」
涼花「う…うん……」
魔理沙「……わざとだ…ぜったいわざとだ…」
霊夢「…で?なんで涼花ちゃんを呼んだのよ」
紫「色々よ。い・ろ・い・ろ♪」
霊夢「…涼花ちゃんに変な事したら、容赦しないわよ?」
紫「大丈夫、酷いことはしないわ」
霊夢「ふ〜ん…」
紫「あと、霊夢にも手伝ってもらうから」
霊夢「何をさせる気よ」
紫「ま、色々よ♪」
霊夢「………」
紫「他の皆は、危ないから外に居て」
紫「さあ、始めるわよ」
霊夢「………」
紫「まず、涼花ちゃんは、日常風景の夢を作って?」
涼花「う、うん…」
紫「…次に、博麗神社の夢」
涼花「ん……」
紫「そうしたら、その博麗神社を、少しだけ広くして?」
涼花「ん…こんな感じ?」
紫「庭の方をもう少し広くして?」
涼花「ん……こう?」
紫「そう、いいわよ。その夢を持続させてね?」
涼花「う、うん…」
紫「さあ霊夢、鳥居の下に陣があるでしょう?その上に立って」
霊夢「…これでいいの?」
紫「いいわ。…今から、涼花ちゃんの、夢と現実の境界を消すわ。博麗神社だけにとどめたいから、私が合図したら結界を張って、夢を閉じ込めて?」
霊夢「はぁ…難しいこと言うわね…」
紫「霊夢なら出来るでしょ?」
霊夢「…仕方がないわね」
紫「涼花ちゃん、夢の方は大丈夫?」
涼花「だ、大丈夫…」
紫「じゃあ、いくわよ?……霊夢、結界を張って」
霊夢「はいはい」
外の世界 博麗神社
メリー「…あっ!!」
蓮子「え、なに?」
メリー「…結界に閉じ込められた…」
蓮子「ええ!?」
博麗神社
霊夢「…ふぅ…疲れた…」
紫「ありがとう、霊夢。涼花ちゃんも、もういいわよ」
涼花「はぁ……はぁ……」
紫「…大丈夫?」
涼花「ん…大丈夫…」
魔理沙「お〜い、もう入ってもいいか?」
紫「ええ、いいわよ」
魔理沙「うは〜、広くなったなぁ」
アリス「本当ね…」
紫「後は、この夢を空間に固着させて……これでよし」
魔理沙「…なぁ紫よ」
紫「ん?何かしら?」
魔理沙「ここって、一応は涼花ちゃんの夢の中なんだろう?大丈夫なのか?」
紫「大丈夫。これは涼花ちゃんが作り出した夢だけど、その夢を空間に固着させる事によって、涼花ちゃんから独立させることが出来るの。だから、涼花ちゃんの影響を受けることはないわ」
魔理沙「涼花ちゃんから独立ねぇ…でも、夢を独立させたら、見てる奴が居ない夢って、消えてしまうんじゃないのか?」
紫「あら、貴女にしては、中々鋭いところを指摘するのね。大丈夫。ちゃんと誰かが見ている夢よ」
魔理沙「ふ〜ん…じゃあこの夢は、誰が見てる夢なんだ?」
紫「そうね…強いて言うなら、幻想郷が見てる夢ってところかしら」
魔理沙「幻想郷の…夢…?」
紫「そう。この世に存在するあらゆる者は夢を見るわ。…人間、妖精、妖怪。植物や大地。世界そのものも夢を見る。勿論、幻想郷もね。まあ、この空間は、幻想郷の夢を、涼花ちゃんがほんの少しだけ弄ったものだけどね」
魔理沙「………」
紫「さあ、幻想郷が素敵な夢を見ているんだから、私達も楽しみましょう」
レミリア「霊夢、来たわよ」
霊夢「いらっしゃい」
フラン「魔理沙〜♪」
魔理沙「おっと。お前は相変わらず元気だな」
フラン「えへへ〜♪」
咲夜「あら、随分と広くなったわね」
霊夢「涼花ちゃんと紫がね…」
咲夜「ふ〜ん…まあ、後でゆっくり聞くわ」
幽々子「紫、来たわよ♪」
紫「ありがとう、幽々子」
妖夢「本日はお招きいただき、ありがとうございます」
紫「そんなに固くならなくても良いわ。今日は楽しみましょう?」
妖夢「は、はい」
幽々子「…あらあら、また凄いことをしたわね…涼花ちゃんの力かしら?」
紫「まあね。詳しく話すから、中に入って」
幽々子「ええ。そうするわ」
永琳「…また大きな事を…あのスキマ妖怪の仕業かしら?」
霊夢「あら、あんた達も来たの?」
永琳「姫がどうしてもって言うから」
輝夜「何を言ってるのよ。豊姫と依姫まで呼んで、永琳の方が楽しみだったんじゃない?」
永琳「そんなんじゃないわ。私はただ、あの子達にも楽しんでもらいたかっただけ。それに、来るかどうかはあの子達次第よ」
豊姫「と言うわけで」
依姫「来ましたよ、八意様」
霊夢「……なんであんた達まで来てんのよ…」
豊姫「楽しいことは平等に楽しまないと」
依姫「わ、私は…お姉様が行くって言うから…」
霊夢「…まあ何でもいいわ…」
優曇華「はぁ…依姫様に豊姫様まで来てるなんて…」
てゐ「やっぱ苦手?」
優曇華「苦手と言うか…トラウマと言うか…」
レイセン「あんまりそういうこと言わない方がいいですよ?もし聞かれてたりしたら…」
優曇華「…と言うか、月の都を空けても大丈夫だったの?」
レイセン「ああ、その辺は、護衛の兎や警備システムもありますから、大丈夫ですよ」
優曇華「ふ〜ん…まあ、大体の勢力が集まるみたいだし、問題はないか」
てゐ「さて…それじゃあ私は、ちょっと一稼ぎしてくるかな。呑み比べとかカラーウサギとか」
優曇華「カラーウサギはやめて!!」
妹紅「……むっ」
輝夜「ん?」
妹紅「輝夜…なんでお前がここに…」
輝夜「あら、私は宴会を楽しみに来ただけよ?そう言う妹紅も、宴会を楽しみに来たんじゃない?」
妹紅「それはそうだが…お前がいるなんて聞いてない…」
輝夜「まあ、別に良いじゃない。私なんか気にせず楽しめば?」
妹紅「………」
慧音「まあまあ…宴会なんだから、普通に楽しめば良いじゃないか」
妹紅「いや、しかし……」
慧音「な?」
妹紅「…はぁ……分かったよ。慧音がそう言うなら…」
小町「やあ、霊夢」
霊夢「あ、サボマイスタ」
小町「誰がだ…」
映姫「サボマイスタ…ねぇ…」
小町「ひっ!?」
映姫「小町…宴会が終わったら話がありますので…」
小町「はい……トホホ…」
霊夢「…あんたも大変ね」
小町「…誰のせいよ…」
メディ「わぁ〜♪ひろ〜い♪」
幽香「あのスキマ…随分と大胆なことをしたわね…」
魔理沙「お、メディに幽香。お前らも来てたのか」
幽香「私は来たくなかったんだけど、メディがどうしてもって言うから」
メディ「だって楽しそうじゃない♪」
魔理沙「まあ、立ち話もあれだしな。お前らも早く飲め?もうかなり賑わってるからな」
幽香「…そうみたいね」
霖之助「…これはまた、随分と賑わってるな」
霊夢「あ、霖之助さん」
霖之助「やあ」
魔理沙「お、香霖♪喜べ?今日はお前以外、全員女だぜ♪」
霖之助「いや…そう言うのはいいよ…君達が開く宴会の参加者は、ほとんどが女性じゃないか。今回だって、それは変わらないんだろう?…それに、僕は宴会を楽しみに来た訳じゃ…」
霊夢「え?」
霖之助「…いや、なんでもない」
霊夢「……?」
文「おお!!凄いですねぇ!!」パシャッ、パシャッ
はたて「…スキマは恐いけど…文にだけネタを独占させる訳にもいかないわ」カシャッ、カシャッ
椛「二人とも…どうなっても知りませんよ?」
紫「あら、何をしているのかしら?」
文「へ!?あ、いや…これはですね……げ、幻想郷の方々が、ここまでお集まりになるのが珍しくて…記念に写真でもと思いまして…」
はたて「み、右に同じです…」
紫「そう…まあ、それくらいなら良いわ。でも、記事にしたら…」
文「わ、我々には報道の自由が…」
紫「ん?」ニッコリ♪
文「…なんでもないです、はい…」
聖「…涼花ちゃんは、これほどまでに巨大な夢も作れるのですね…」
星「そのようですね…驚きです…」
聖「しかし、この『空間』は、涼花ちゃんのものではないみたいですね」
星「それはどういう…?」
聖「後で説明しますよ」
ナズ「ところでご主人?」
星「なんでしょう?」
ナズ「何故、宝塔を持ってきたのですか?」
星「普段から持っていれば、絶対に無くすことなどないからです」
ナズ(あ、これ絶対無くすわ)
村紗「いやぁ、それにしても広いね〜」
一輪「本当ですね。これなら雲山も……あら?雲山?」
幽々子「妖夢〜、大きな綿菓子があったわ〜♪」
雲山「……�」
一輪「わぁ!!雲山は食べ物じゃありません!!…あれ?デジャヴ…」
小傘「雪と言えば肝試し♪」
ぬえ「肝だけ試し」
小傘「ん?」
ぬえ「誰も怖がらないから、肝だけ試し。お酒的な意味でね」
小傘「うぅ……本当に悩んでるのよ〜……」
ぬえ「うらめしやってのが駄目なんじゃない?」
小傘「私の存在意義!!」
ぬえ「人魂でも飛ばしてみる?」
小傘「ん〜……」
???「う〜ら〜め〜し〜や〜」
ぬえ&小傘「きゃあっ!?」
二ッ岩マミゾウ「はっはっは♪『うらめしや』はこうに使うのじゃよ♪」
小傘「あ…ああ、びっくりしたぁ…」
ぬえ「唐傘お化けが驚かされてどうするのよ…」
小傘「あぅ…」
ルナサ「やれやれ…すでにどんちゃん騒ぎか…」
リリカ「お酒がいっぱ〜い♪あ、いぬにく発見♪」
咲夜&椛&響子「!?!?」
メルラン「食料は確保できそうね♪」
咲夜「待ちなさい!私は人肉よ!」
椛「わ、私だって狼です!」
響子「わ、私は……」
咲夜「犬」
椛「犬」
響子「い、いやぁ!!」
ルナサ「…冗談よ…私達は、酒の肴になるように、演奏をしに来ただけ…」
響子「そ、そうでしたか…」
咲夜「まあ、食料になるのは変わらないけどね。犬肉に狼肉」
椛&響子「ひぃっ!?」
早苗「…凄い…神秘的な結界…」
神奈子「神秘的なのは中もだろうな」
諏訪子「こんな大掛かりな結界、久々に見たねぇ」
霊夢「何?あんた達も来たの?」
諏訪子「当たり前でしょ?」
霊夢「あら?あんた、まだ冬眠してなかったの?」
諏訪子「……潰す……この神社…絶対潰す……」
早苗「す、諏訪子様、落ち着いて…」
神奈子「この中の空間は…涼花ちゃんの力か」
霊夢「そんなところよ。一応、会ってみれば?涼花ちゃんは、あんたになついてるみたいだし」
神奈子「…そうだな。アレ以来会ってないし」
魔理沙「お?諏訪子、お前まだ」
早苗「それ以上言わないでください!!大変なことになりますから!!」
サニー「うわぁ〜、すご〜い」
ルナ「大勢いるね」
スター「人とか妖怪とかそれ以外とか」
サニー「さぁて…」
ルナ「ねぇ、その荷物の中身、そろそろ教えてよ」
サニー「ふっふっふ〜♪これよ!」
ルナ「……花火?」
サニー「一発ドカンといきまっしょい♪」
スター「…弾幕でも良くない?」
美鈴「………」
芳香「……?」
美鈴「………」
芳香「…さっきから…なに?」
美鈴「………」
芳香「キョンシーがそんなに珍しい?」
美鈴「……いや…違う……むしろ見慣れてるし……でも…何故だろう…貴女は、ここで仕留めなければならない気がするわ……」
芳香「何故!?私、なにもしてない!!」
美鈴「中国は……」
芳香「…え?」
中国「中国キャラは私だけで十分なんだぁ!!!!」
芳香「ま、まて!!意味がわからない!!」
中国「問答無用!!上海は燃えている!!!!中国四千年の歴史を見よぉ!!!!!!」
芳香「ちょっ!!まっ!!アッー!!」
小悪魔「あわわゎゎ…パ、パチュリー様…」
パチェ「…放っておきなさい。…あんただって、別にどうとも思ってないんでしょ?」
青娥「まあ、後で修復すれば良いだけの話ですしね」
小悪魔「あの…誰ですか?」
パチェ「知らない。隣に居ただけ」
小悪魔「………」
青娥「それに、あの子は日本製だし、どちらかと言えば私の方が中国だし…」
パチェ「そう……中国ってことは、貴女も“気”を扱えるの?」
青娥「いえ、一応、私は仙人ですから、どちらかと言えば仙導です」
パチェ「仙導……魔導と通ずるものがありそうね…今度、実験させてもらってもいいかしら?」
青娥「嫌です」
空「うにゅ〜…これ、完全に乗り遅れたよ…」
燐「…しょうがないよ。今からでも楽しもう?」
空「あ〜ぁ…旧地獄街道で勇儀に会わなければ、こんなに遅くならなかったのになぁ…」
勇儀「あ?私のせいか?」
空「だって…宴会前夜祭だぁ!!…って言って無理矢理居酒屋に連れ込んで…」
勇儀「お前だって楽しんでたじゃないか」
空「そういう問題じゃ…はぁ…もういいや…お酒呑も…」
パルスィ「………」
さとり「何故、私が呼ばれたのか…ですか」
パルスィ「…勝手に心を読まないでくれる?」
さとり「私なんかがここに呼ばれていいのか…ですか」
パルスィ「…聞いてる?…と言うか、あんたもよく、地底から出てくる気になったわね」
さとり「たまには地上と交流を持たないと、妖怪としての威厳が無くなってしまいますので」
パルスィ「…嘘つき…そんなの建前でしょ?本当は、純粋に楽しみたかったくせに」
さとり「さあ?どうでしょうね」
パルスィ「まったく…あんたは何を考えてるのか、読めないわね…」
さとり「悟り、ですから」
神子「……ん?」
さとり「ん?」
神子「………」
さとり「………」
神子&さとり(…何を考えてる…!?)
さとり「………」
神子「………」
さとり(見えない!?)
神子(聞こえない!?)
さとり&神子「貴女…何者…?」
布都「こら屠自古!」
屠自古「ん?」
布都「我が食べようと思ってた肉団子を勝手に食べたな!」
屠自古「はい?いやいや、知らないわ……自分で食べちゃったんじゃ…?」
布都「そんなはずはない!確かにここに…」
こいし「モグモグ♪」
布都「ひぁっ!?」
屠自古「ッ!?」
こいし「モグモグ♪……ん?なに?」
布都「…そなた…誰じゃ?」
こいし「私?私は古明地こいし」
布都「…いつから、我の隣にいた?」
こいし「さっきから」
布都「……何を食べておる?」
こいし「肉団子」
布都「……どこにあった?」
こいし「貴女のお皿の上」
布都「……美味いか?」
こいし「うん♪」
布都「そうかそうか♪」
屠自古「ふ、布都…?」
布都「……我の……」
こいし「ん?」
布都「我の肉団子!!今すぐ吐き出せぇ!!」
こいし「ンンー!?!?」
屠自古「ふ、布都!?落ち着いて!!」
布都「五月蝿い五月蝿い!!戯れは終わりじゃ!!」
屠自古「それは太子様の台詞でしょ!!色んな意味でやめなさい!!」
布都「HA☆NA☆SE!!はーなーせー!!」
にとり「………」キョロキョロ
雛「……ん?どうしたの?」
にとり「い、いや〜…予想以上に人間が多くて…」
雛「多いって言っても五人だけじゃない」
にとり「五人でも多いよ…」
???「もう一人、追加になりますよ♪」
にとり「ひぇうっ!?」
雛(ひ、ひぇうっ!?)
阿求「どうも♪」
にとり「あ、ああ、なんだ…御阿礼の子か…あんたも、宴会に呼ばれたんだ」
雛(ひぇうっ…)
阿求「はい。お酒は飲めませんが…」
雛(ひぇうっ…w)
にとり「お酒飲めないのに、なんで呼ばれたんだろうね」
雛(……あれ?)
阿求「さあ…でも、大きな事が起こると聞いて…」
にとり「大きな事ねぇ…この結界の事かな?」
阿求「そうだと思いますけど…」
紫「阿求〜、こっちこっち〜」
阿求「あ、は〜い。では、私はこの辺で」
にとり「あ、うん。また後で」
雛「にとり…」
にとり「ん?なに?」
雛「阿求さんとは、普通に話せるんだね」
にとり「以前、求文史記の取材を受けたことがあったからね」
雛「そう言えば、私も取材を受けたっけ…」
にとり「どんなこと聞かれたの?」
雛「え?多分、にとりと同じような内容だと思うけど…」
にとり「そうかな…私は色々と詮索されたけど…」
???「私達は!!」
???「取材を受けてないよ!!」
にとり「あれ?来てたんだ」
静葉「一緒に来たじゃないですか!!」
雛「ごめんなさい、気付きませんでした」
穣子「…本気で言ってる?」
にとり「………」
雛「………」
穣子「………」
にとり「………まっさか〜♪そんな訳無いじゃないですかぁ♪」
雛「そうですよぉ♪」
穣子「…その間はなによ…その間は…」
チルノ「いやっふぅ〜♪」
大妖精「チ、チルノちゃん、飲み過ぎだよ〜…」
リグル「まあ、たまの宴会だし、むしろ飲み過ぎるくらいの方が礼儀だよ」
ミスティア「そうよ♪飲まない方が失礼なんだよ」
大妖精「でも、やっぱり飲み過ぎだと思うし、少しは節度を弁えて…」
サニー「そうだよ?もう少し大人しく飲みなよ」
チルノ「なに言ってんの!騒ぐ時でも騒がない時でも騒ぐ!!それが幻想郷…でしょ?」
ルナ「なんか…カッコいいこと言ってるっぽい�」
スター「っぽいだけよ」
サニー「……あっ�」
ルナ「どうしたの?」
サニー「チルノ、チルノ♪」
チルノ「なによ?」
サニー「ほらほら♪この筒の上なら、もっと騒げるよ♪」
ルナ「サ、サニー…」
スター「さ、流石に、それは不味いんじゃ…�」
チルノ「よっしゃー!!んじゃ、もっと騒ぐよ〜!!」
大妖精「チ、チルノちゃん…」
リグル「…まあ、いいんじゃない?」
ミスティア「そうだね。チルノちゃんなら大丈夫だと思うし」
サニー「じゃあ、いくよ?」
チルノ「ん?どこに?」
シューーーー………
チルノ「へ?あ、あれ?なにこれ?」
ボッ!
ヒュルルルルル〜〜〜……
霊夢「ん?」
ドカーーーン!!!
霊夢「は、花火!?」
リグル「あ〜ぁ…」
ミスティア「御愁傷様です」
大妖精「チルノちゃ〜ん!!�」
サニー「た〜まや〜〜♪」
霊夢「あんたたち…何やってんのよ…」
ルナ「花火」
スター「花火」
サニー「花火♪」
霊夢「花火♪…じゃないわよ!!何を考えて…」
???「別に良いんじゃない?雪夜に花火なんて、中々おつじゃない♪楽しいことは共有しないと♪」
霊夢「だったら弾幕でも良いじゃない」
レティ「そういう事言わないの。楽しければ何だって良いのよ♪」
霊夢「そういう問題じゃ…」
レティ「そんなことより霊夢?」
霊夢「な、なによ…」
レティ「なんで、今回の主役である私を呼ばなかったのよ」
霊夢「なんであんたが主役なのよ…」
レティ「この雪、誰が降らせたと思ってるのかしら?」
霊夢「あんたが犯人か!!」
レティ「そんな怖い顔しないで?ほら、雪ってフワフワしてて素敵でしょ?」
霊夢「寒くて仕方がないわよ!!」
レティ「まあまあ。お酒持ってきたから、これで許して?」
霊夢「むぅ〜……」
外の世界 博麗神社
蓮子「…どう?出られそう?」
メリー「駄目……壁みたいになってて、出られそうにないわ……」
蓮子「はぁ…神社は広くなるわ、結界に閉じ込められるわ、突然お酒が出てくるわ…これからどうしよう…」
メリー「ん〜……結界が消えるまで、待つしかないわね……」
蓮子「はぁ……」
幻想郷 博麗神社
涼花「………」
霊夢「涼花ちゃん、大丈夫?さっきから元気がないみたいだけど…」
涼花「あ…うん……ちょっと、能力を使いすぎたみたい…」
魔理沙「そんな時はいつもの如く、胸の大きなやつの胸でも揉めば、元気になるだろ?」
涼花「なんか…そんな気分じゃないと言うか…あまり興味がわかないと言うか…」
魔理沙「なっ!?なん……だと……」
涼花「…?」
魔理沙「じ、重症だ……涼花ちゃんがエロスに興味を示さないなんて…!!」
涼花「……�」
紫「……さて」
霊夢「ん?」
紫「え〜、お集まりの皆さま。本日は、博麗神社大宴会に御越しいただき、ありがとうございます。ここで、今回の主催地を提供してくださった、博麗霊夢様より、ご挨拶があります。さあ、霊夢」
霊夢「はぁ!?何も考えてないわよ!!」
紫「いいからいいから♪」
霊夢「良かないわよ…」
紫「ほらほら、お客様が待ってるわ」
霊夢「ちょっ、ちょっと…」
ざわざわ……
霊夢「あ…あぅ……え〜と……」
ざわざわ……
霊夢「…はぁ…。え〜…皆さま。今日はお集まり頂き…ありがとう……ございます……」
魔理沙「聞こえないぞー!」
霊夢「五月蝿い!…え〜と…ああもう!!堅苦しいのは苦手よ!!…まあ、これだけ集まる機会も中々ないし、今日はみんな、楽しんでいきなさい」
パチパチパチパチ(拍手)
紫「霊夢、ありがとう」
霊夢「はぁ…こんなのはこれっきりにしてよね?」
紫「…さて、今回のメインイベントよ♪涼花ちゃん、ここに来て?」
涼花「へ?わ、わたし?」
紫「そうよ♪」
涼花「…変なことしないよね?」
紫「変なことって、エッチなこととか?」
涼花「ちがうよ…」
紫(…ほんとに重症ね…大丈夫かしら…)
涼花「…それで、何をするの?」
紫「ここに立ってて?」
涼花「うん」
紫「コホン…それでは、本日のメインイベント♪随分と遅れたけど、この幻想郷の新しい住人を紹介するわ。この子のことを知ってる人もいるけど、知らない人もいるからね」
霊夢「ああ…」
涼花「で、でも…こんなにたくさんの人(妖怪)の前で自己紹介なんて…恥ずかしいよ…」
紫「大丈夫♪涼花ちゃんなら出来るわ♪」
涼花「うぅ〜…じゃ、じゃあ……」
ざわざわ……
涼花「え〜と……は、はじめましての人ははじめまして。わ、わたしの名前は…涼花。香雪蘭 涼花(こうせつらん りょうか)ともうします。…えっと…まだまだ、幻想郷の事でわからないことがたくさんありますが、これからもよろしくお願いします」
パチパチパチパチ
魔理沙「へぇ、涼花ちゃんの苗字って、香雪蘭って言うのか…はじめて知ったぜ」
アリス「香雪蘭…フリージアの事ね。花言葉は無邪気、清香、慈愛、親愛の情、期待、純潔、あこがれ…だったかしら?涼花ちゃんらしい苗字ね」
魔理沙「へぇ…まあ、慈愛に関しては何とも言えんがな」
アリス「あら、涼花ちゃんの慈愛を知ったら泣くわよ?」
魔理沙「どうだかねぇ…」
紫「さて、それじゃあ涼花ちゃんの事をよく知ってもらうために、質問タイムでも設けましょうか。誰か、質問のある人はいる?」
魔理沙「は〜い」
紫「それじゃあ霊夢」
魔理沙「………」
霊夢「え〜と…今まで名前だけの挨拶だったのに、なんで今日は苗字まで言ったの?」
涼花「そ、それは……その……」
霊夢「…答えられなければ、無理にとは言わないわ」
涼花「ううん、大丈夫。えっと…わたしの苗字『香雪蘭』は、幻想郷では違和感がないかもしれないけど、外の世界だと、かなり浮いた名前なんだ…『香雪蘭』って苗字は好きだけどね…」
霊夢「だから、今まで苗字を言うのが恥ずかしかったと…」
涼花「うん…。でも、今日は幻想郷の新しい住人って紹介されたから、苗字も言おうと思って」
霊夢「そう。ありがとう、質問は以上よ」
紫「ありがとう、霊夢。さあ、他には?」
魔理沙「はい」
紫「じゃあ次は、レミリアお嬢様」
魔理沙「……」
レミリア「苗字の由来は?」
涼花「由来は…よく分からないけど、フリージアの花言葉にもあるように、子どものような無邪気さを忘れないようにってことだと思う」
レミリア「そう…それともうひとつ」
涼花「なに?」
レミリア「貴女のお兄さんと涼花ちゃん。苗字が違うのは何故?」
涼花「そ、それは…その……」
レミリア「…言いづらかったら別にいいわよ」
涼花「…ごめんね?」
レミリア「謝る必要はないわ。質問したのは私だし」
紫「さて、他に質問のある方は?」
魔理沙「はい。今度こそ」
紫「はい、魔理沙」
魔理沙「よし♪それじゃあ質問な。え〜と…」
涼花「………」
魔理沙「………」
涼花「……?」
魔理沙「……すまん。もうないや…」
涼花「……�」
紫「…そ、それじゃあ質問タイムはこの辺にして、皆さま、この後も楽しんでください」
パチパチパチパチ
涼花「…はぁ〜…緊張したよ〜…」
紫「お疲れ様♪幻想郷の住人として認められて、覚えていてくれる人も増えて、一石二鳥でしょ?」
涼花「確かに、わたしが会ったことのない人もいるし、そういう人達とお友達になりたいし、知ってる人たちとも、もっと仲良くなりたいと思うけど…」
紫「けど?」
涼花「なんで最初に言っておいてくれなかったの?そうすれば、さっきの挨拶だって色々と考えておいたのに…」
紫「涼花ちゃんのありのままの姿を、皆に見せたかったのよ」
涼花「ん〜……」
紫「さあ、涼花ちゃんも、宴会に参加してきなさい」
涼花「え?…でも……わたし、お酒飲めないし…」
紫「大丈夫よ。ほら、御阿礼の子だって、未成年だけどお酒を飲まずに参加して…」
阿求「はぁい♪稗田阿求、歌いまぁ〜す♪」
紫「……涼花ちゃん、私と一緒にいなさい」
涼花「う、うん……」
映姫「…あ、涼花ちゃん」
涼花「四季様♪」
映姫「どうですか?幻想郷での生活には慣れましたか?」
涼花「はい♪まだまだ分からないことも多いけど、毎日楽しいです♪」
映姫「そうですか。それで、涼花ちゃん」
涼花「なんですか?」
映姫「その……外の世界に、帰りたいと思いますか?」
涼花「……え?」
映姫「…最近、涼花ちゃんも頑張っていますからね。幻想郷の住人と知り合え、涼花ちゃんの存在も安定してきたので、そろそろ、外の世界へ帰ることを許可しようと思います」
紫「え、閻魔様、その話は涼花ちゃんにはまだ……」
映姫「紫。私は涼花ちゃんに聞いているのですよ?」
涼花「……四季様…少し、時間をください」
映姫「……それもそうですね。ゆっくり考えなさい。……それから紫」
紫「な、なに?」
映姫「あの時の話、まだ終わってませんよ?」
涼花(…外の世界か…ゆーちゃんとリラ、元気かなぁ…)
紫「いや、あの時は仕方がなかったじゃない…」
涼花(…幻想郷での生活も楽しいし…いろんな人とお友達にもなれたけど…だからこそ、お別れするのは……)
映姫「それは分かってます。何故あの後、戻って来なかったのかと聞いているのです。そもそも貴女は普段の行動から」
涼花(でも…外の世界に帰るために、幻想郷に来たわけだし……)
紫「う……」
涼花(……どうしたら…どうしたらいいんだろう……分からないよ……)
紫「……ん?」
映姫「そもそも貴女はですね…」
紫「ちょっと待って閻魔様。涼花ちゃんが居ないわ」
映姫「他の方の所に行ったのでしょう?そうやってはぐらかすのも、貴女の悪い癖ですよ?」
紫「で、でも…涼花ちゃんにもしもの事があったら…」
映姫「その様なことが起こらない妖怪や人間を呼んだのではないのですか?」
紫「う…それはそうなんだけど…何故か、嫌な予感が…」
映姫「嫌な予感は、私の説教の事でしょう?」
紫「うぐっ……」
映姫「さあ、大人しく説教を受けなさい」
紫「ま、まあ…お話しなら後でたっぷりと聞いてあげるから、今は宴会を楽しみましょうよ。閻魔様だって、楽しみにしてたのでしょう?」
映姫「む…それもそうですね…」
紫「じゃあ、たまには一緒に呑まない?」
映姫「遠慮しておきます」
紫「あら残念。…それにしても涼花ちゃん…どこに行っちゃったのかしら…」
映姫「……ああ、それからもうひとつ」
紫「話なら後で聞くって…」
映姫「大丈夫です。すぐに終わりますから」
紫「はぁ…いいわ。何を聞きたいの?」
映姫「この宴会の事です。確かに、貴女の案には一理あります。ですが、私としては、もう少しゆっくり、物事を進めても良かったのではないかと思うのです」
紫「でも、少しでも多くの者に知ってもらえば、涼花ちゃんは…」
映姫「それは分かっています。ですが、その手段と行動が早すぎると言っているのです。これは、涼花ちゃん自身の問題。出来れば、涼花ちゃん自身の力で頑張ってほしかったのです」
紫「でも、私達が手助けしてあげないと…」
映姫「……紫よ。貴女は、何をそんなに焦っているのですか?」
紫「………」
映姫「…『アレ』ですか?」
紫「ッ!!」
映姫「やはりそうですか…」
紫「もし……、もし『アレ』が、今日だったら…?」
映姫「それは、貴女だって承知していた筈ですよ?」
紫「でも……」
映姫「……情でも移りましたか?」
紫「…そうじゃない。私はただ、涼花ちゃんを助けたいだけ…。涼花ちゃんのお友達を救いたいだけ…。これだけの人数なら、もしかしたら…」
映姫「ですが…もしこれが、彼女の望んだ事であるのならば…我々には、干渉の余地はないのですよ?」
紫「………」
映姫「彼女の今後を…いいえ、存在そのものを占う大事な時です。我々には見守ることすら出来なくなります。しかし、その時が来るまでの間、彼女を想い、そして僅かな時間でも、思い出を作り続ける事は出来ます。思い出してあげることが出来ます。それが、我々が『香雪蘭 涼花』にしてあげられる、ただひとつの事なのですから」
紫「……閻魔様は、強いわね……」
映姫「……貴女程ではありませんよ」
こうして、宴会は夜更けまで行われた。
しかし、その宴会の最中、涼花ちゃんの姿を見たものは誰一人として居なかった。
数日後……
外の世界……
涼花「…………………ん」
メリー「…あ、目を覚ましたみたいね」
涼花「………誰?」
メリー「私はマエリベリー・ハーン。…で、そこに寝てるのが宇佐美蓮子よ」
涼花「…………………」
メリー「貴女は?」
涼花「………………ん?」
メリー「貴女の名前は?」
涼花「……涼花………香雪蘭 涼花……」
メリー「涼花ちゃんか…。良い名前だね」
涼花「…………ここは?」
メリー「病院よ」
涼花「……病院……」
メリー「貴女、博麗神社に倒れてたのよ?で、なかなか目を覚まさなくて心配だったから、病院まで運んできたの」
涼花「博麗……神社……?」
メリー「でも、何ともなくてよかった」
涼花「…………………」
メリー「……大丈夫?」
涼花「………帰らなきゃ」
メリー「え?」
涼花「帰らなきゃ……帰らなきゃ……」
メリー「ちょっと、涼花ちゃん…?まだ起きない方が……」
涼花「帰らなきゃ…帰らなきゃ…帰らなきゃ…」フラフラ…
メリー「ちょっと…涼花ちゃん…」
涼花「帰らなきゃ…帰ら……うぅ……」
バタン…
メリー「涼花ちゃん!?」
蓮子「ん……んん〜……どうしたの?」
メリー「蓮子!先生を呼んできて!」
蓮子「え?」
メリー「早く!」
蓮子「う、うん!」
メリー「涼花ちゃん、しっかり!」
涼花ちゃんの夢の中
涼花「行かなきゃ……帰らなきゃ……」
夢魔「……………」
貘「……………?」
夢魔「…分かってる……」
涼花「帰らなきゃ……帰らなきゃ……」
夢魔「……もう、夢を見なくても……」
涼花「帰らなきゃ…みんなのところに……」
涼花「帰らなきゃ……帰ら……。あ…れ……?わたし……どこに行こうとしてたんだっけ……」
貘「……………」
夢魔「……これで……これで、よかったのよ……涼花ちゃんの為にも……幻想郷の住人達の為にも……それから、ゆーちゃんの為にも……これで…本当によかったのよ……」
貘「……………」
夢魔「……そうね……。アンタとも、これでお別れね……今まで、涼花ちゃんを支えてくれて、ありがとう……」
貘「……………」
夢魔「ううん……アンタが涼花ちゃんの悪夢を食べてくれたおかげで、涼花ちゃんの心は壊れずに済んだから……あの時の事は、本当に感謝してる」
貘「……………」
夢魔「そうね……。出来れば、涼花ちゃんから直接言ってほしかったけどね……。じゃ、私はそろそろ行くわ。アンタも元気でね」
貘「……………」
現実の世界
メリー「……あら?私、なんで病院に居るのかしら?」
蓮子「メリー、そろそろ行くよ?」
メリー「あ、うん」
幻想郷 博麗神社
魔理沙「よっ、霊夢」
霊夢「…お茶なら無いわよ?」
魔理沙「別にお茶をせびりに来た訳じゃない。暇を潰しに来ただけだ。それよりも神社、まだ元に戻ってなかったんだな」
霊夢「あの日、結界を解いても、元に戻らなかったのよね……どういう事かしら…」
魔理沙「それは、本人に直接聞いてみれば良いじゃないか」
霊夢「紫なら用事があるって言って、何処かへ行っちゃったわ。出掛けるならせめて、この変な空間を元に戻してからにしてほしかったわよ…」
魔理沙「ふ〜ん…そう言えば、あの時は気にならなかったんだが…この空間は、いったい何なんだ?」
霊夢「さあ?誰がどんな能力で作ったのか、全く分からないのよね…」
魔理沙「ん?紫が作ったんじゃないのか?」
霊夢「いいえ?私と紫は、結界を張っただけ」
魔理沙「それじゃあ話が矛盾するぜ?結界を張ったんなら、誰が作ったのか知らないとおかしいだろ?」
霊夢「そうは言われても、紫が言い始めたことだったし…。と言うか、あの時は魔理沙だって一緒に居たじゃない」
魔理沙「いや、そうなんだが…呑みすぎたせいか、記憶が曖昧で…」
霊夢「はぁ、まったく…。あの時は、魔理沙とアリス。H妖精に萃香。それから、説教臭い仙人と紫。紫の式も居たわね」
魔理沙「…ん?それだけか?」
霊夢「そうでしょ?他に、誰か居たかしら?」
???「居たでしょう?涼花ちゃんが」
魔理沙「なっ、なんだ紫か…脅かすなよ…」
紫「そんなことより、なんで涼花ちゃんの事を忘れてるのよ。涼花ちゃんが可哀想でしょ?」
霊夢「忘れるもなにも……涼花ちゃんって…誰?」
紫「え?……なに言ってるのよ。皆も知ってる涼花ちゃんよ?あの時だって会ったじゃない」
霊夢「…居た?」
魔理沙「いや、覚えてないな。そもそも、涼花なんて名前、初耳だぜ?」
紫「そ、そんな……二人とも悪い冗談はやめて!!二人だって知ってる筈よ!!涼花ちゃんは…………あれ?」
涼花ちゃんって、誰だっけ
続く