涼花ちゃんストーリーまとめサイト(改)


御伽の国の幻想郷


御伽噺の世界



霊夢「…どこここ?なに、この格好?」

昔々、とある村に霊夢と言う剣士がいました。

霊夢「あ、何の説明もなしに強引に進める気ね?」

霊夢は村一番の剣士で、妖怪を退治しては村人達から慕われていました。

霊夢「設定は悪くないけど…と言うかナレーションは紫か…勝手に変なところに送り込んで、見付けたらタダじゃおかないわよ」

誰に対して何を言っているのかは分かりませんが、霊夢はこの日も、村の近くの森に住み着いた魔女を倒すべく、家々のタンスやツボを漁っていました。

霊夢「漁ってないし、何を言って…なっ!?体が勝手に!?」

ここは御伽の世界だぜ。
紫がお前を送り込んだんだ。
ちなみに、いま霊夢がいるのは絵本の世界な。

霊夢「今のは…魔理沙?アイツ等グルなの?」

何を言う、私も被害者だ。
あと、本筋の流れは変わらない程度に、ナレーションは忠実に再現されるからな。
ナレーションに喧嘩を売らない方が身のためだぜ。

霊夢「なんという理不尽設定…」

村をあとにした霊夢は、魔女の住む森の入り口までやって来ました。

霊夢「見た目的にも魔理沙が魔女っぽいのに魔女役が魔理沙じゃないってどういう事よ…。ま、どうせこの物語を終わらせれば帰れるんでしょ?だったら最後までやってやろうじゃない」

この霊夢、ノリノリである。

霊夢「いちいち五月蝿いわね…」

そんな一人コントをしている間に、霊夢は森の中程までやって来ました。

霊夢「くっ…今のを一人コントとして片付けられた…!まあ、それはそれとして、ここがどう見ても魔法の森にしか見えない件について」

ここに来て小腹が空いた霊夢は、早めの昼食を摂ることにしました。

霊夢「スルーか…ま、小腹が空いたのは事実だし、これはありがたいわね」

霊夢の昼食は、梅干し入りおにぎりひとつだけと、何故か妙に質素でした。

霊夢「……え?これだけ……?」

これだけ。

霊夢「……………」

さて、質素な昼食を済ませた霊夢は、いよいよ魔女の住む館の前に到着しました。

霊夢「はぁ…。魔女ってアリスなのね…」

ここに住む魔女は人間の、特に女性が好物で、村人達から恐れられていました。

霊夢「まあ、アリスも一応妖怪みたいなものだからね…」

霊夢は、恐る恐る扉を開

霊夢「とりゃー!」

……蹴破りました。

霊夢「さっさと退治して神社に戻って夕飯の支度をしなくちゃいけないの。適当なところは飛ばしていくわよ」

アリス「あら、今日の獲物は貴女ね?」

霊夢「!」

魔女が現れました。

霊夢「…魔女役はあんたか…」

アリス「わ、私だって、好きでこんなことしてる訳じゃないのよ!」

霊夢「その割にはノリノリじゃない」

アリス「五月蝿い!さあ、いくわよ!」

霊夢「いいわ、受けてたとうじゃない」

魔女は人間の、特に女性が大好物です。

霊夢「それはさっき聞いたわよ」

ノンケだろうと構わず食べてしまいます。

霊夢「…え、そっちの意味?」

アリス「ふふふ♪さあ、心の準備は出来たかしら?まあ、出来てなくてもいただいちゃうけどね♪」

霊夢「待て待て待て!これって絵本じゃなかったの!?」

……大人の絵本です。

霊夢「やかましいわ!」

アリス「さあ、熱いひとときを楽しみましょう♪」

霊夢「く、来るな!来ないで!」

霊夢は助けを求めましたが、誰が助けに来てくれるわけもなく、霊夢は魔女の毒牙の餌食にな

霊夢「なるわけないでしょ!夢想封印!」

アリス「アッー」


霊夢「はぁ…はぁ…」

アリス「酷いじゃない、いきなり夢想封印なんて…」

霊夢「うそ…直撃したはずなのに…」

本筋に従って倒してないからだぜ。
この世界では弾幕は、ただの派手な光でしかない。
この話の場合、霊夢は剣士。つまり、剣を使って倒さなきゃ駄目なんだ。

霊夢「そう言う事…。まあそれは分かったけど…」

アリス「さぁ〜て、どう料理してあげようかしら♪」

霊夢「その前にアリスの設定を戻しなさい…」

……だが断る。

霊夢「魔理沙……あんたも後で覚えておきなさいよ…」

アリス「脱がすのもアリだけど…やっぱり着たままがいいわね♪」

霊夢「この剣…結構重いわね…これでいけるかしら…?」

アリス「ふふふ♪いただきま〜す♪」

霊夢「夢想封印…突!」

アリス「なっ!?」

どう見ても牙○です。本当にありがとうございました。

霊夢「ふぅ……」

アリス「あ……ぁ……」

霊夢「死んではいないみたいね。傷口もないし」

霊夢は見事、魔女を退治しました。

霊夢「…これに懲りたら、村人達を襲わないこと。いいわね?」

アリス「……貴女が山の上のドラゴンを倒してくれたら考えてあげるわ」

霊夢「何よ、ドラゴンって」

アリス「私は元々、山の上に住んでたの。でもある日、どこからかドラゴンが現れて、私の住んでいた場所が火の海に変えられてしまったわ」

霊夢「ドラゴンねぇ…」

アリス「だから、そのドラゴンを倒してくれたら、私は山の上に帰るわ」

霊夢「はぁ……仕方がないわね……」

霊夢は渋々、ドラゴン退治を引き受けました。

アリス「あ、そうそう。貴女にドラゴンの弱点を教えてあげるわ」

霊夢「弱点があるんだったら、最初からそこを狙えばよかったじゃない」

アリス「あのドラゴン、魔法が効かないのよね」

霊夢「なるほど」

アリス「ほら、教えてあげるから、耳を貸しなさい」

霊夢「ん?」

アリス「…ふぅー…」

霊夢「はわぅ!?///」

アリス「あら、良い反応♪」

霊夢「……もう一発喰らいたいようね…」

アリス「じ、冗談よ、冗談…」

魔女からドラゴンの弱点を聞き出した霊夢は、ドラゴンがいると言う山の麓まで来ました。

霊夢「ま、何となく想像は出来たけどね。どう見ても妖怪の山。まあ、それは別に良いけど…」

アリス「ん?」

霊夢「なんであんたが付いてくるのよ…」

アリス「え?こう言うのって、仲間を増やしたり、民家のタンスや壺を漁りながら行くものなんじゃないの?」

霊夢「どこの知識よ…。漁ったけどさ…」

アリスが仲間に加わった。

霊夢「いや、そんなシステムいらないから」

アリス「さあ、張り切っていくわよ♪」

霊夢「あんたはなんでそんなに元気なのよ…。私は頭痛くなってきたわ…」

霊夢とアリスは山を登っていきました。

霊夢(妖怪の山か…。前はこの辺りで、河童やら天狗やらが邪魔してきたわね…。今回もそうなのかしら…?)

等と思っていた霊夢でしたが、道中には妖怪はおろか動物までもが姿を消していました。
皆、ドラゴンが恐ろしくて逃げてしまったようです。

霊夢「……サラッと心を読んできたわね…まさか、私の考えてることはあんた達に筒抜け…?」

アリス「さっきから独り言が五月蝿いわよ?もっと緊張感を持ちなさい」

霊夢「くっ…。何故かしら、コイツにだけは言われたくないわね…」

さて、ようやく山頂へ到着した霊夢とアリスでしたが、辺りを見渡してもドラゴンの姿は見えません。

霊夢「なによ、ドラゴンなんてどこにも居ないじゃない」

???「いるよ!」

アリス「…来たわよ」

いつの間にか辺りは黒雲に包まれていました。
霊夢が上を見上げると、遂にドラゴンが、黒雲の中からその姿を現しました。

チビ衣玖「がおー!」

霊夢「………」

チビ衣玖「がおー!」

霊夢「どこがドラゴンなのよ……」

アリス「くっ、なんと言う存在感…流石はドラゴン…!」

霊夢「…あんた、本気で言ってる?」

アリス「本気も本気!本気と書いてマジと読ませるくらい本気よ!」

霊夢「はぁ〜〜〜…」

チビ衣玖「我に戦いを挑む人間がまだいたとはな!」

霊夢「いや…なんかやる気が失せちゃったわ…」

チビ衣玖「え!?」

アリス「いやいや、なに言ってるのよ!こいつを倒してもらわないと私の家が!」

霊夢「だって、衣玖もアリスも緊張感無さすぎるから…。と言うか、なんで衣玖は小さいのよ…」

チビ衣玖「ぐぬぬ〜!我をコケにするとはいい度胸だ!出でよイカズチ!轟け雷鳴!降り注げ稲妻よ!」

ドラゴンがそう叫ぶと、辺りに稲妻が降り注ぎました。

霊夢「あぶなっ!」

アリス「ああ〜〜〜」ビリビリ

チビ衣玖「我をコケにした罰だ!我の雷撃で痺れるがいい!」

霊夢「うっ…くぅ…」

アリス「あひぃ〜〜〜」ビリビリ

ドラゴンの放つ稲妻に、霊夢とアリスは成す術がありません。

霊夢「………と言うか………」

アリス「いい加減にしなさいよ衣……玖ゥ〜〜〜」ビリビリ

霊夢「ドラゴンなんだから火炎ぐらい吐きなさいよ!!!」

アリス「…怒る所そこ?」

チビ衣玖「無理無理。だって私、サンダードラゴンだし」

霊夢「だったらせめてドラゴンらしい格好で来なさいよ…」

チビ衣玖「だったら着ぐるみ着ようか?」

霊夢「やめて…余計緊張感無くなるから…」

アリス「アッー」ビリビリ

霊夢「あと、あんたは自分から雷撃を受けにいかないの」

チビ衣玖「まあ、何はともあれお前達は我の雷撃で全滅するのだー!」

霊夢「いや、それはないわね。あんたの雷撃は見切ったわ」

そう言うと霊夢は、ドラゴンに向かって走り出しました。
負けじと雷撃を放つドラゴンでしたが、霊夢は全ての雷撃を紙一重で避け、あっという間にドラゴンとの距離を縮めました。

霊夢「あんたに恨みはないけど、私も元の世界に帰りたいの。悪く思わないでね」

チビ衣玖「わわわっ!」

霊夢(そう言えば、こいつの弱点をアリスが言ってたわね。確か…)

チビ衣玖「きゃー!」

霊夢「ここね!」

霊夢の斬撃は、ドラゴンの背にある羽衣を両断しました。

チビ衣玖「あ……あ……我の羽衣が……」

霊夢「勝負アリね」

アリス「…もうちょっとゆっくり倒してもよかったのに…。あのビリビリが…」

霊夢「あんたはもう帰れ!」

チビ衣玖「うぅ……ぐすっ……」

霊夢「ま、ドラゴン(?)も退治したし、これで元の世界に…」

???「我の妹を泣かせたのはお前達か!」

霊夢「え、なに?まだいるの?」

なんと、黒雲の中からもう一体のドラゴンが現れました。

屠自古「よくも我が妹を!」

霊夢「あんた達姉妹じゃないでしょ…」

アリス「くっ、とんでもないのが来たわね…」

霊夢「ただ単に雷繋がりで呼び出しただけでしょ?それと、今更ながら全員キャラ崩壊してる件について」

屠自古「お伽噺なんだから気にしない。妹よ!今こそ我等姉妹の力を結集させる時!」

チビ衣玖「了解、お姉様!」

屠自古&チビ衣玖「合体!」

霊夢「え、そう言うのアリ?」

二体のドラゴンの体が眩く輝き始めました。

アリス「くっ…いったい、どうなると言うの!?」

霊夢「ねえ、もう帰りたいんだけど…」

屠自古&チビ衣玖「H極電撃合体!アルティメットサンダードラゴン!!!」

アリス「うそ……これ程までの力だなんて……もうおしまいよ……」

霊夢「肩車しただけじゃない…」

屠自古&チビ衣玖「ふっふっふ…この状態だと我等の雷撃の威力は三倍になる!さあ覚悟しなさい!」

アリス「さ、三倍の…ビリビリ……」

霊夢「ほんとにいい加減にしなさいよ?私は早く帰りたいの。夢想封印・斬!」

屠自古&チビ衣玖「きゃあぁ!」

…………………


……………


………



霊夢「全員正座!」

チビ衣玖「ごめんなさい……」

屠自古「調子に乗ってました……」

霊夢「分かればよろしい」

……長きに渡る壮絶な死闘の末、遂に霊夢はドラゴンを退治しました。

アリス「実際は、ずっと霊夢のターンだったけどね」

霊夢「余計なこと言わないの。まあ何にしても、これでやっと帰れるわね」

山の上のドラゴンを退治し、村に平和を取り戻した霊夢は、山に住んでいた魔女『アリス』と結婚し、末永く幸せに暮らしましたとさ。
めでたしめでたし。

霊夢「はっ!?いやいやいやいや!」

アリス「霊夢…私の愛を受け取って」

霊夢「いやあぁぁ!!!」

幻想郷 博麗神社


魔理沙「お、戻ってきたな」

霊夢「はぁ…はぁ…。一時はどうなるかと……」

屠自古「もう終わり?もっと居たかったのに…」

衣玖「おや、元の姿に戻ったようですね」

霊夢「それはそうと…。紫!魔理沙!」

魔理沙「な、なんだよ…」

紫「それじゃ、後は任せたわ♪」

魔理沙「あ、こら紫!」

霊夢「よくもあんな目に逢わせてくれたわね…」

アリス「私のキャラ設定まで弄って…」

魔理沙「ま、待て、話し合おう?な?�」

霊夢&アリス「聞く耳持たん!!!」

魔理沙「ぎゃあぁ!!!」


こうして、真の巨悪の一人を退治した霊夢。
しかし、もう一人の巨悪は逃げたまま。
霊夢の冒険はまだまだ続くのであった。

紫「うん、良い出来ね。これなら売れること間違いなしだわ♪」

霊夢「紫……覚悟!」

紫「れ、霊夢!?貴女どこから出て……いやあぁぁぁ!!!」


めでたしめでたし