涼花ちゃんストーリーまとめサイト(改)
少女達の夏休み
夏のある暑い日、ゆーちゃんは避暑目的で幻想郷を訪れていました。
しかし、ゆーちゃんの目論見は外れてしまいました。
日本の原風景をそのまま残している幻想郷ですが、それでも暑いものは暑かったのです。
ゆーちゃん「暑い…」
涼花「もう、ダラダラしすぎじゃない?」
涼花ちゃんが麦茶を持ってきました。
ゆーちゃん「暑いんだから仕方がないよ…。涼花ちゃんは暑くないの?」
涼花「このくらいの暑さには慣れてるから」
あまりの暑さに、二人の立場も逆転してしまったようです。
ゆーちゃん「もう…暑くて動きたくないよ」
涼花「ほら、しっかりして?子供は風の子って言うでしょ?」
ゆーちゃん「それ、寒いときに言うやつでしょ?」
涼花ちゃんは涼花ちゃんでした。
ゆーちゃんは、渡された麦茶を一気に飲み干しました。
ゆーちゃん「ふぅ。……涼花ちゃん、どこか涼しいところ無いの?」
涼花「涼しいところか……冥界とか命蓮寺の裏の墓地とか」
ゆーちゃん「却下。涼花ちゃん、わざと言ってるでしょ?他にない?」
涼花「うーん、霧の湖とか、妖怪の山とか…その辺かな?」
ゆーちゃん「霧の湖って、近くに紅魔館があった所だよね。確かに、水遊びとかしたら気持ちよさそうだけど…安全なの?」
涼花「あの辺りも知ってる人が多いし、大丈夫だと思うよ?」
こうして、涼花ちゃんとゆーちゃんは霧の湖へと向かうのでした。
霧の湖までたどり着くと、数人の話し声が聞こえてきました。
涼花「みんな、来てたんだね」
湖の畔では、チルノ、大妖精、ルーミア、ミスティア、リグルの5名が、すでに水遊びをしていました。
そしてゆーちゃんは、この5名に会うのは初めてです。
リグル「涼花ちゃん、その子は?」
涼花「みんなに紹介するね。わたしの友達のゆーちゃんです♪」
ゆーちゃん「はじめまして、雪柳至音です」
リグル「ああ。君が、涼花ちゃんが話していた子か。私はリグル・ナイトバグ。よろしくね、ゆーちゃん」
日焼けしてないチルノ「あたいチルノ!」
ミスティア「私はミスティア・ローレライよ」
ルーミア「そーなのかー」
大妖精「私は大妖精です」
魔理沙「私は霧雨魔理沙だ」
霊夢「私は博麗霊夢よ」
咲夜「十六夜咲夜です」
妖夢「コンパクト妖夢です」
優曇華「紺珠伝では自機でした」
文「そして東方天空璋楽しみです」
早苗「\ /
● ●
▽ 」
涼花「多いよ!そして関係ない人達がいるよ!どんだけ出しゃばりなの!」
本編に関係ない人達には、お帰り願いました。
涼花「もう…みんな暑さにやられてる気がするよ」
ゆーちゃん「ねえ、涼花ちゃん。天空璋とか紺珠伝とかって、何なの?」
涼花「ゆーちゃんは知らなくても良い事だよ。本編には影響ないし」
ゆーちゃん「本編とか訳の分からない事言ってる辺り、涼花ちゃんも暑さにやられてるよね」
涼花「う……」
日焼けしてないチルノ「あのさ、話が進まないんだけど」
リグル「あんたの名前も大概よ。戻しなさい」
チルノ「チェッ」
ゆーちゃんは苦笑、涼花ちゃんは呆れています。
それはそれとして、涼花ちゃんとゆーちゃんは、霧の湖を訪れた理由を説明しました。
リグル「そう。実は私達も涼みに来たんだ」
ルーミア「チルノの氷で涼しさ倍増!……って思ったんだけど」
ゆーちゃん「何か問題でも?」
ミスティア「あまりの暑さにバテ気味のようで…」
ゆーちゃん「そうは見えないけど…」
大妖精「氷どころか冷気も出せないみたい。ほら、チルノちゃん、木陰の方が涼しいよ」
涼花「チルノお姉ちゃんの冷気が頼りだったのに」
大妖精「体を冷やせば何とかなるかもしれないけど」
チルノ「もうやだ!暑いのやだ!」
突然叫びだしたチルノは、服を全て脱ぎ捨て、湖に飛び込んでしまいました。
チルノ「よし冷えた!湖の水全部凍らせてやる!」
リグル「それはありがたいけど、せめてパンツくらいは穿きなさい」
チルノ「あんた達以外誰も見てないし、読んでる人達は妄想するしかな…いったー!」
リグル「それ以上言ったらリグルキックよ?」
チルノ「チェッ、分かったよ」
涼花「でも、湖で泳ぐの気持ち良さそうだよね…」
ゆーちゃん「泳ぐのは構わないけど、私達水着持ってきてないよ?」
涼花「水着も下着も布一枚。つまり…夢符『乙女の恥じらい』♪」
涼花ちゃんが五人の間を駆け抜け、瞬く間に少女達の服を脱がせてしまいました。
残ったのは下着だけです。
リグル「きゃあ!」
ゆーちゃん「り、涼花ちゃん!」
涼花「すっぽんぽんにされなかっただけ感謝してよね?」
ミスティア「…まあ、涼しいし誰も見てないし減るものでもないから良いんじゃない?」
大妖精「一番怒りそうな方が怒らないとは…」
ゆーちゃん「……分かったよ、涼花ちゃん。涼花ちゃんがそのつもりなら、私にも考えがあるからね」
ゆーちゃんから、ほのかに黒いオーラが漂います。
どうやら、ゆーちゃんは相当怒っているようです。
ゆーちゃん「涼花ちゃんだけ脱がないなんて、不公平だよ。みんなもそう思うでしょ?」
ルーミア「確かに。何で涼花ちゃんだけ脱がないのさ」
涼花「え?いや、それは……」
ゆーちゃん「涼花ちゃんはやっぱりエッチな子だったんだね」
涼花「なっ!?そんなことない!」
ゆーちゃん「私達の裸を見て喜んでたんでしょ?涼花ちゃんはエッチな子だから」
リグル「まあ、あながち間違いでもないよね」
ミスティア「確かに、涼花ちゃんの被害者は多いよね。あんな癖もあれば」
涼花「わー、わー、わー!」
ゆーちゃん「やっぱり、私の知らないところでナニかしてたんだ」
ゆーちゃんはどこから取り出したのか、高威力のウォーターガン(1,980円)を涼花ちゃんに向けました。
リグル「ちょっと待て、今どこから出した?」
ゆーちゃん「女の子とはミステリアスな生き物なのです♪さあ涼花ちゃん。沸騰してるその頭を、少し冷やそうね〜」
涼花「ひっ!」
チルノ「ちょっと待ちな」
チルノが庇うように涼花ちゃんの前に立ちました。
チルノ「いくら涼花ちゃんがエロい子でも、そんな物騒なものを向けるあんたを、あたいは許さないよ」
大妖精「そ、そうですよ。その水鉄砲、威力高そうですし…いくら涼花ちゃんがエッチだからって、少しやり過ぎではないでしょうか?」
涼花「エッチだのエロいだの一言余計だよ…」
にとり「話は聞かせてもらった!幻想郷は消滅する!」
全員「な、なんだってー!」
にとり「ノリノリだなおい…。やっぱりここは、幻想郷らしく弾幕ごっこで決着をつけようじゃない」
ミスティア「弾幕ごっこって…人の子もいるのよ?」
にとり「何のために私が来たと思ってるのよ。弾幕は弾幕でも、水の弾幕。ちょうど、そこの白い子が水鉄砲を持ってるんだから、水鉄砲合戦をしようって言ってるの」
そう言うとにとりは、リュックの中から大小様々な水鉄砲を取り出しました。
竹で作った昔ながらの水鉄砲から、近代兵器調の水鉄砲まで多種多様です。
どうしてこんな物まで作れるのか、とか、そんな疑問は抱いてはいけません。
にとり「さあ、好きなものを選んで。選んだら、涼花ちゃんチームと……」
ゆーちゃん「…あ、私は雪柳至音です。ゆーちゃんと呼んでください」
にとり「あ、はじめまして私は河城にとり。それじゃあ涼花ちゃんチームとゆーちゃんチームに分かれて」
涼花ちゃんチーム
涼花ちゃん ツインガンタイプ
チルノ アサルトタイプ
大妖精 竹
ゆーちゃんチーム
ゆーちゃん ハイドロキャノンタイプ
リグル ガトリングガンタイプ
ミスティア 竹カスタム
審判
ルーミア
実況
射命丸
解説
にとり
リグル「ちょっと待て、どうしてルーミアが審判なのよ」
ルーミア「あら、私が入ったら、チームのバランスが崩れるでしょ?だから、私は審判なの」
リグル「それから実況のブン屋!あんたはどこから沸いて出た!帰ったんじゃなかったのか!」
文「面白そうだったので今まで見守ってました♪」
にとり「はいはい、ルール説明するからちゃんと聞いて」
ルール
制限時間無し
残機無し 負けを認めるまで
能力、ガチ弾幕、飛行の禁止
にとり「それでは、水鉄砲バトル。レディー…ファイッ!」
文『さあ始まってしまいました!第一回乙女達の水鉄砲合戦!実況は私、清く正しい射命丸文と』
にとり『解説のにとりでお送りするよ』
文『いやぁ、我々としては良い暇潰しになっているわけでございますけど』
にとり『そうですね。彼女達がどのような戦いを繰り広げるのか、注目していきましょう』
ゆーちゃん「さあ、そのピンク色の頭、冷やそうか」
涼花「あ、あぶな!うー…いくら遊びだからって、ゆーちゃんを撃ちたくないよ…」
文『まず先制はゆーちゃん。小さな体に似合わず、大きな得物を使ってますね』
にとり『はい。彼女の武器はハイドロキャノンタイプですから、一発の威力と大きさが特徴ですね。あの小さな体で大きな武器を扱うと言うのも、ポイントが高いです。対する涼花ちゃんはツインガンタイプ。一発の威力は低いのですが、その代わり小回りが効き連射も可能。なかなか優秀な武器ですよ』
文『なるほど。つまり、威力が全てではないと』
リグル「きゃあっ!」
文『ああっと!そうこう言ってるうちに最初の被弾者だ!どうやらリグルは、チルノに撃ち負けたようです!』
にとり『チルノの武器はアサルトタイプ。両手持ちながら連射性能は高く、さらに取り回しも効く武器です。対するリグルのガトリングガンタイプは、連射性能こそチルノに勝っていますが、重く取り回しも効かないので扱いは難しいのです。チルノはその辺りを、上手く突いたのでしょう。さらに、チルノは何度も自機になっていますからね。弾幕の回避能力は高いと見て良いでしょう』
文『なるほど!ここで実力の差を見せつけたと言うことですね!さて、大妖精とミスティアの様子は……』
大妖精「………」
ミスティア「………」
文『…竹を斜め上に向けて、小刻みに発射していますね』
にとり『ハンディタイプの筒、先端からピュッピュッと小刻みに発射される水……そしてあの表情。ああ、あれはダメなやつですね』
文『完全にアウトですね。いいぞもっとやれ!』
にとり『害でしかありませんし、彼女達には制裁を加えましょう』
大妖精&ミスティア「きゃあっ!」
文『おおっと!二人の頭上から大量の水が!そして濡れ透け!』
にとり『天狗様、撮影禁止ですよ?』
文『細かいこと言わずに♪』
にとり『カメラにポロロッカ撃ちますよ』
文『さ、さあどんどん実況していきましょう!皆さん濡れ透け……コホン、白熱したバトルになってきましたね!』
にとり『倒れない程度に頑張ってほしいですね』
涼花「ゆ、ゆーちゃん!なんで私ばかり狙うの!」
ゆーちゃん「怒ってるから」
涼花「だって、誰だってエッチなことに興味ぎゃばっ!」
文『涼花ちゃん、ゆーちゃんのハイドロキャノンを顔面にくらったぁ!』
にとり『あれは痛そうですね』
涼花「うぅ…こうなったら!」
文『涼花ちゃん、ついにやる気を出したのか!ゆーちゃんに向かって走り出した!』
リグル「ゆーちゃん、援護するよ」
チルノ「させないよ!」
涼花「ゆーちゃん、確かにわたしは……ゆーちゃんに言えないようなことをしてきた。でも、それはゆーちゃんだって同じでしょ!」
ゆーちゃん「私?」
涼花「ゆーちゃんたまに、子供が読んじゃいけない小説を読んでるでしょ!」
ゆーちゃん「あ……///」
文『おや、ゆーちゃんの顔がみるみる真っ赤に』
にとり『おそらく、ゆーちゃんは知られていないと思っていたのでしょうね。その事を暴露されたのですから、ゆーちゃんの精神的ダメージは大きいでしょう』
文『誰にでも、人には言えない秘密がありますからね』
涼花「わたしも、ゆーちゃんに知られたくないことを知られちゃった。でも、ゆーちゃんが知られたくないことをわたしは知ってる。だから、これでおあいこだよ!」
ゆーちゃん「きゃあっ!」
文『涼花ちゃんの放った水弾が、ゆーちゃんの顔面にヒットォ!』
にとり『…そろそろ頃合いでしょう。ルーミア』
ルーミア「試合終了!互いに秘密を暴露されたことで、この勝負……痛み分けドローとします」
涼花「ゆーちゃん……」
ゆーちゃん「涼花ちゃん……ごめんなさい」
涼花「ううん、謝るのはわたしの方だよ。ごめんね?」
リグル「それじゃあ、仲直りのしるしに」
ルーミア「二人で熱いキスを♪」
大妖精「二人のキス、見てみたいかも」
ミスティア「むしろ見せなさい」
ゆーちゃん「え、ええ…///」
リグル「変なこと言うんじゃないわよ。仲直りのしるしなんだから、握手でもしておけば?」
涼花「じゃあ、はい」
ゆーちゃん「ん……」
涼花&ゆーちゃん「なかなおり、ハイ♪」
チルノ「…何それ」
涼花「わたし達の仲直りのしかたなんだ」
ゆーちゃん「これをやるのは久々ですけど……」
リグル「それだけ、仲が良かったってことだね」
ルーミア「美しい友情だわ」
文『いやぁ、美しい友情ですねぇ♪』
にとり『……小さくポロロッカ』
文『ああ!私のカメラが!河童風情が何て事をしやがりますか!』
にとり『美しい友情をぶち壊そうとしている天狗様が悪い』
文『おのれ〜…後で絶対に、にとりの恥ずかしい写真を撮ってやる!』
思わぬところで二人の秘密が暴かれてしまいましたが、それでも二人の友情は変わりません。
固く握りあった小さな手が、それを物語っていました。
後日、涼花ちゃんとゆーちゃんが二人して夏風邪を引いてしまったのは、言うまでもありませんね。
涼花&ゆーちゃん「ハ……ハクシュン」
終わり