※こちら「しーやん専用台本」です。


***

どう?美味かった?
良かったぁ。
俺、お前と付き合って料理の腕上げただろ?
え?最初は卵焼きも作れなかったくせにって?
はは、うるさいよ。

ん?今日は作ってくれてありがとうって?
いやいや、お前の家に泊まる時はそっちが手料理作ってくれるんだから、ありがとうはお互い様だろ?


(ピピピという風呂が湧いたことを知らせる音)


お、ちょうど風呂が湧いたみたいだな。
先に入るか?俺、その間に洗い物しとくし。
いや、いいって。
うちに来た時は、お前がお客さんなの!
だから家事は任せとけって。

着替え、寝室のクローゼットに入ってるから持っていって。
実はお前専用のパジャマ、買っちゃったんだよね。
ほら、いつも泊まる時は俺のブカブカのスウェット着てただろ?
あれはあれで可愛いんだけどさ、なんか申し訳なくて。
それに前開きのパジャマのほうが、何かと都合がいいっていうか……。


【彼女はその意味が分からず、首を傾げている。彼は少し沈黙した後、少しだけ焦りだす】


あ、いや、都合っていうのは……えっと。
(話を逸らすように)そう言えばさ!
俺達ってもう付き合って半年になるんだよなぁ。

付き合ったときにさ、お前から俺が初めての彼氏だって聞いて、この半年間、俺的にはすごい大事にしてきたつもりなんだけど……

どう?俺、ちゃんと大切に出来てた?
あぁ、良かったー。
いや、あの、な?
今から俺が言う事はささやかな願望っていうか……いや、全然ささやかじゃないかも……。

何が言いたいかというと、えっと、今日もお前はココに泊まってくれるんだよな?明日は、休みなんだよな?

うん、そっか、うーんと、嫌なら遠慮なく断ってほしいんだけどさ……その、そろそろどうかなって。


【意味を理解した彼女は、目を丸くして顔を赤くする】


あっ、びっくりさせちゃったか?ごめん。
ほんと、まだ怖いとかなら、俺は全然待てるから!
お前がまだ未経験だって事は聞いてるし、嫌がる事はしたくないと思ってる。

……だけど、俺も男だから、お互いの家に泊まって同じベッドで寝てると、その、抱き締めるだけじゃ物足りないというか。

結局性欲かよって言われたら否定出来ないけど、お前の事を好きだからこそ、大好きだからこそ、セックスをしたい……んだよね。


【彼は緊張しながら彼女の様子をうかがう。
彼女は真っ赤な顔で頷いた後、「分かった」と恥ずかしそうに返事をした】


え……あっ、いい、のか?ほんとに?
無理してないか?

「今まで我慢させてごめんね」って……いやいやいやなんでお前がそんな泣きそうな顔で謝るんだよ!
いいって!いやむしろ、このプラトニックな感じも結構ドキドキして楽しかったし……。

つまり、俺はお前が近くにいたら何しても楽しいってことかな?はは。はぁ……(愛想笑いに疲れて小さなため息)


【少しずつ現実を受け止め、緊張してきた二人は視線を絡める。
すると彼女は恥ずかしさから逃げるように、風呂に行くという】


え、風呂?
 あ、そうだったな。風呂に入るって話だったんだよな?ごめんごめん引き留めて。
うん、行っておいで。


(足音の後、浴室に入って扉を閉める音)


【風呂に入った彼女を見送った彼は、独り言を言いながら部屋をウロウロし始めた】


(小声で)えっと、ゴムってあったっけ……。なんか俺まで緊張してきたぞ……。
落ち着け俺。こっちがリードしてあげないといけないんだから……。

うー……でも緊張するなぁ。

  
***


【彼女が風呂を出た後、入れ替わりで彼も風呂に入っていく。
そしてしばらくすると彼はタオルで髪を拭きながらリビングにやってきた】


ふぅ、さっぱりしたぁ。
あ、俺が風呂入ってる間に、勝手にビール飲んでる!

お前、あんまりお酒、得意じゃないだろ?
え、「緊張が解れるかと思った」って……

(大きなため息の後)そっか……。


【その言葉を聞いた彼は真面目な顔になる。そして彼女の横に座った】


あのさ、一つだけ言っておく。

今ならまだ止めてやれるけど、寝室に入ったら……俺、お前がどんなに抵抗しても止めれないと思う。
というか、暴走する自信がある……。

あっ、いや、怖がらないで!

もちろん痛い事かする気はないし、ちゃんと優しくするつもりだけど、なんていうか、無我夢中で触ったりしちゃいそうって意味。

だって、俺、お前の事本当に好きだから。


【「それでもいいよ。私も今日、貴方としたい」】


……いいのか?
そっか……うん、ありがとう。
じゃあ、ベッド……行こうか?


(歩く足音の後に扉を開けて中に入る音)


おいで。
ゆっくり体、ベッドに倒すよ?


(ベッドが軋む音)


【彼は彼女を至近距離で愛おしそうに見つめ、その頬を撫でる。そして少しずつ呼吸が乱れていった】


キス……していい?

(しばらく激しいリップ音)


ハァハァ、ごめん、脱がす。

(パジャマを脱がしていく音)


【彼に余裕はない。彼女はひたすら緊張して不安そうに彼を見つめていた。
そして彼は下着も脱がして彼女を裸体にした、感嘆の声を漏らした】


想像してた通り、すごく綺麗な体してる。
いや、本当だって。

肌が白くて、胸の大きさとか、太ももの太さとか、全部俺の好み過ぎてヤバイ。
いっぱい触っていい?


【彼は耳を舐めながら、胸を両手で鷲掴みする】


(耳元でリップ音)耳、弱い?

こうして耳を舐めながら胸を触ってると、すげぇいい声出してるから。
ピクピク跳ねて、可愛いな。
ほら、俺の指先でこねてる乳首がだんだん硬くなっていた。

ハァハァ、ここ舐めていい?


【耳から唇を離した彼は、彼女の胸に顔を移動させる】


美味しそう……んっ、ん。

(吸ったり舐めたりする音)

(必死に舐めながら)すごい……舐めれば舐めるほど硬くなってく。
俺に感じてくれてんだな、んっ、嬉しいよ。

(しばらく左右の胸を交互に舐める音)

気持ちいい?
恥ずかしそうに首を縦に振って、可愛すぎるだろ。
そんな顔されたら、もっと気持ちいい事したくなる。


【胸から顔を離した彼は、彼女の足を広げながら下半身の方に移動していく。
そして破れ目を凝視しながら、指で開いていった】


恥ずかしいか?
ここを男に見られるのも、こうして指で広げられるのも初めてだもんな。

膣の奥からどんどんお前のやらしい蜜が溢れてきて、見てるだけですげぇ勃ってくる。
風呂上がりのせいか、なんか石鹸のいい匂いがするな。


【彼は顔をそこにつけて思いっきり匂いを嗅ぐ】


はは、やだって?
ごめんごめん、いきなりびっくりした?
でも、今からここを舐めるんだから、このくらいでびっくりするなよ。

え?汚いからだめ?
いやいやいや、お前の身体に汚い所なんてないよ。
というかむしろ、やめろと言われても絶対舐めたい。

もう我慢できないから、舐めるね?


【彼はそこを丁寧に舐め始める】


(ピチャピチャと舌が這う音) 

最初は優しく舐めてみた。
どう?
くすぐったいけど、なんだか気持ちいいって?

そっか、良かった。
じゃあ、次は少し激しめに舐めるよ。

(激し目のリップ音。舐めたり吸ったり)

お前の割れ目の上にある小さなココ、硬くなってきた。
舐めやすい。
膣もすっごくとろとろになってきた。

じゃあ舐めながら、中に指入れて慣らしていくから。

(膣に指を入れ、ゆっくり出し入れする音)

(舐めながら)いっぱい濡れてるから、ハァハァ、指一本ならすんなり入ったな。
ほら、俺が指を動かす度に、愛液が溢れて音が出てる。

(クチュクチュという音)

ほら、かなり濡れてるだろ?
え?「それは好きな人に触ってもらえたからだよ」って?

なぁ、そういう事を真っ赤な顔で不意打ちで言うなよ。
俺、今、理性吹っ飛んじゃったじゃん。


【彼は用意していたコンドームを取り出し、自身の性器につけていく】


(コンドーム装着の音)

【そして彼女に覆い被さった】


もし、痛かったら俺にしがみついて。
爪立ててもいいから。
大丈夫、ゆっくり挿れてくからな。


【彼は腰を動かし、少しずつ身体を繋げていく】

(男性器が入っていく音)

んっ、キッツ……狭過ぎ、る
痛くないか?
ほんとに?いや、かなり無理してるだろ。
涙目になってる……

「頑張るからやめないで」って?
分かっ、た、このまま、全部入れる……っ、く、ん、

はぁはぁ、好き、だよ……
俺は、お前が、大好き……っ、

んんっ、ハァハァ、入った……

えっ、ちょっ、お前すげぇ泣いてんじゃん!
痛いのか?抜こうか?
違う?嬉しくて泣いてる?はぁ、そっか……良かった……。

俺も、嬉しいよ。

(チュッと触れるだけのキスの音)

【キスをした後、互いにギュッと抱き締め合う】

ぎゅーっ、すげぇ好き。
あぁ、ずっとこうしてたい。
お前も?はは、俺達って気が合うな。
そういえば、痛いの大丈夫か?

え、俺?もちろん気持ちいいよ。
お前も、回数重ねたら痛いのとか無くなって気持ちよくなっていくと思う。

これからもいっぱい、いーっぱい、こんな風にイチャイチャしような?


(舌をいれるキスをするリップ音)


……じゃあ、少しずつ動かしていくから。
このまま俺に抱きついてて。


【彼は腰を動かし始める】


(パン、パンとゆっくりめのピストン音)

はぁ、あ、んっ、気持ちいい……。
好きな子とやるセックスっ、て、ほんと堪らない。
なんか、幸せっていうか、心が、あったかくなる。

はぁ、はぁ、


(少しずつピストンのスピードが早くなる)


どうした?
お前も、少しずつ気持ちよくなってきた?

よかっ、た、俺は……っ、さっきから、ヤバいくらい気持ちいい……っ、く、ん、
なぁキス、しよ?

(深いキスをするリップ音と、パンパンと打ち付ける音)

はぁ、はぁ、ヤバイ、もう……イッて、いい?

なんか、お前とこうなれた事で、胸がいっぱいで……我慢、できない……っ、
出る、出そう、くっ、ん、出、出る……あっ、あ、


【彼は最後に奥まで突いた後、コンドームの中に達していく。
そしてぐったりと彼女によりかかりながら、呼吸を整えていった】


(彼女の耳元で、ハァハァと呼吸を整える音)


ハァハァ……あー幸せ過ぎてヤバイ。
愛してる……大好き。
ようやく、お前を抱けて……あっ、やべ俺も嬉しくて涙出てきちゃった。

はは、いい年した大人の男がダサくてごめん。
っと、ゴム外さないと。


 【彼は一旦彼女から離れ、使用済みのコンドームをゴミ箱に捨てる。そしてベッドに戻った】

(コンドームを外し、ゴミ箱に捨てる音)


よいしょっと、ほらぎゅーってさせて。


(シーツの上を移動する布ズレの音)

【密着した状態で二人は互いに見つめ合う】


今日はこのまま引っ付いて寝ようか?
この幸せな余韻に浸りながら、さ。

(キスをする音)

はは、お前もぐったりじゃん。
俺の腕ん中で、そのままゆっくり休んでいいよ。
俺も今日はいい夢が見られそう。

おやすみ。


〈終〉
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