それが日常
「紫苑先輩!おはようございます!」
「……はよ」
「今日は俺どんな感じっすか?絶好調にいけますかね!?」
「……あー…そうなんちゃう」
「やったあ!」
彼女の件が解決して数日、赤也は何故か紫苑に懐ききっていた。それはもうベタベタに。飼い主と犬のような、完璧に上下関係が確立した関係に。
突然の赤也の登場に友人も少し驚いていたようで、席を外していた。それはきっと紫苑と赤也を気遣ってのことだろうが、紫苑にとっては裏切り行為である。助けろや、とシグナルを送るも友人はにこやかにそれを受け入れなかった。
「…もう行きや、チャイム鳴んで」
「えーっ!!」
「早よ行かな悪いこと起こんで」
「ホントっすか!?じゃあ行かなきゃ!またね紫苑先輩!」
紫苑の言葉を真に受けた赤也は颯爽と教室を出て行った。無論、紫苑が先程言った言葉は嘘である。
「大変だね」
「そう思うんなら助けに来いや」
いつの間にか苗字呼びから名前呼びに変わり、朝は教室に毎日来る。赤也は二年生ながらも三年生の女子に人気で、そんな彼が突然自分に話しかけてきたことにより、自分に対するクラスメイトからの不審な視線が痛いのだ。何故赤也はそれに気づかないのか不思議で仕方ない。
はあぁぁ…と大きな溜息をつくと、友人はただ苦笑した。
そんな紫苑を、クラスメイトの幸村は訝し気な表情で見つめていた。
「……はよ」
「今日は俺どんな感じっすか?絶好調にいけますかね!?」
「……あー…そうなんちゃう」
「やったあ!」
彼女の件が解決して数日、赤也は何故か紫苑に懐ききっていた。それはもうベタベタに。飼い主と犬のような、完璧に上下関係が確立した関係に。
突然の赤也の登場に友人も少し驚いていたようで、席を外していた。それはきっと紫苑と赤也を気遣ってのことだろうが、紫苑にとっては裏切り行為である。助けろや、とシグナルを送るも友人はにこやかにそれを受け入れなかった。
「…もう行きや、チャイム鳴んで」
「えーっ!!」
「早よ行かな悪いこと起こんで」
「ホントっすか!?じゃあ行かなきゃ!またね紫苑先輩!」
紫苑の言葉を真に受けた赤也は颯爽と教室を出て行った。無論、紫苑が先程言った言葉は嘘である。
「大変だね」
「そう思うんなら助けに来いや」
いつの間にか苗字呼びから名前呼びに変わり、朝は教室に毎日来る。赤也は二年生ながらも三年生の女子に人気で、そんな彼が突然自分に話しかけてきたことにより、自分に対するクラスメイトからの不審な視線が痛いのだ。何故赤也はそれに気づかないのか不思議で仕方ない。
はあぁぁ…と大きな溜息をつくと、友人はただ苦笑した。
そんな紫苑を、クラスメイトの幸村は訝し気な表情で見つめていた。