ええから俺と手ぇ繋げ

「遥、俺な、お前のこと好きなんやけど!」
「はぁ、好き……って?」
「はぁ、って何やねん。俺の一世一代の大告白やっちゅーねん」
「え、そんなん言われても。うーん……好き、ねぇ」
「……もうええわ、何や虚しなってきた」
「うーん」
「せやからもうええって。解らんのやったら今まで通りで」
「なー、謙也謙也」
「……なんやねん」
「私なぁ、時々謙也と手ぇ繋ぎたいとか、ぎゅーってしたいなぁと思ったりするんやけど」
「は……?」
「これが好きってことなんかな?」
「……試してみたらええんちゃう」
「試すって?」
「せやから、ん」
「ん、って……右手出してどうしたん」
「お前ほんま鈍いんにも程があるで」
「せやかて謙也、いつもやったらちゃんと言うやん」
「あーもう! ええから俺と手ぇ繋げっちゅー話や!」

(20120909)