「やめろ、いやだ!! やめろ!! やめろやめろやめろぉおお!!」
すべてを理解した。
オーバーロードがいつの何の話をしているのか理解した。
これが何を意味するのか理解した。
笑みを深めてオーバーロードが言った。
「君の記憶の中のウルトラマグナスを演じてみたよ。
君も鮮明に記憶に残して居るであろう、君たち二人の初接続の記憶の中のね」
「やめろ、やめろやめろやめろ!!」
オーバーロードの指が、ロディマスのエンブレムに手を添えた。
記憶が思い起こされる。
「次にウルトラマグナスは、君のエンブレムをなぞる。
君は彼に優しく微笑む。
覚えているかな?君はその後、彼に口づけをするんだ。
そして、言う。『マグナス、愛してる』
すると、彼は照れながら言う。
『あまり煽ってくれるな』と。
ウルトラマグナスは君の首筋を食む。」
その言葉の通りに、エンブレムをなぞり、その言葉の通りに首筋を食む。
しかし、それはオーバーロードであって、ウルトラマグナスではない。
だがその行動は、すべて、ロディマスの中の記憶と全く同じに合致していた。
ロディマスの視覚器からはいつの間にか、冷却水が溢れていた。
これ以上記憶を暴かれたくなかった。
ロディマスは全力で身をよじらせる。
抵抗は抵抗にすらならない。
ぞくり、とした感覚がロディマスを襲った。
オーバーロードがロディマスの内腿をなで上げたのだった。
すべて、ウルトラマグナスの行った行動だ。
いくら心が否定しても、身体は反応していた。
感覚は徐徐にウルトラマグナスとの接続行為を思い出し始めていた。
「やめ、あ、、やめろ、あぁ! や、、あ、やぁあ!!」
心と身体がばらばらに動いていくのを鮮明に感じる。
否定の中に嬌声を紡ぐ己を恥じた。
「そろそろだったかな?
『ロディマス、ハッチを開けてくれないか?』
そう彼が言うのは」
絶対に開けるものかと思った。
破損したって良かった。
この行為の相違点を見つけるためにロディマスは必死だった。
そんなロディマスを知ってか知らずか、オーバーロードが言った。
「ハッチのロックがかかっていないね」
「……… う、そ、…?」
「身体は正直だ。私をウルトラマグナスと混同している」
「うそ、! うそだ!! そんなわけないっ!! 違う!違う違う違う!!」
オーバーロードの指がロディマスのハッチをずらせば、そこは難なく開いた。
とろ、と官能油が腿を伝う感覚。
自分の視界に移る、半勃ちの接続器。
「や、だ、ぁああぁああ…!!」
いやだと首を振る。
体内にオーバーロードの指が入ってくる。
探るように、中を弄る。
ウルトラマグナスと幾度となく機体を重ね合わせたためか、ロディマスの身体は難なくオーバーロードの指を飲み込んだ。
ロディマスの接続器も、オーバーロードは優しく扱き出す。
「んっ あ! 抜け…! やだ、抜けよっ…うぁあ!! さ、わんなぁあ…!!」
「ふふ、それはできない相談かな。すべては君の招いた結果なのだから。
私は最初に言ったはずだ。支配しているのは私だと。そして、君に弁解の機会を与えた。
しかし、君はそれを断った。
さて、こっちに集中しようか。君はこう言う。
『俺ばっか、やだ、マグナスのも、出して』と。本当は今、君に言ってもらいたいけれどね」
かちりと音がして、オーバーロードは自らの接続器を出した
。それはすでに張り詰め、凶悪なものに見えた。
恐怖心がわき起こった。
オーバーロードはなおも続けた。
「君たちは二人で笑い合う。とても幸せそうに。
君は言ったね、『はやくきて』と。
そして、ウルトラマグナスは言う。
『まだはやい』
『あんた、どんだけ、またせるんだよ。痛くていいから、はやくこいってば!!』
… さて、ロディマス?」
全身が震える。この後何をするか、それはとても明確だった。
「いいよね?」
「や、やだやめ、、、ーッ あぁああぁあ!!」
オーバーロードの接続器が受容器に入ってくる。
痛みはないけれど、身を引き裂かれるような痛みを感じた。
あまりの激痛に、ロディマスの視覚器からは冷却水が止めどなく溢れる。
「やだ、いやだ! 抜いて、、やあ、抜いて! やだ、やだやだ! マグナス! マグナスー!!」
泣きわめくロディマスの耳元にオーバーロードが唇を近づけた。
そっと囁いた。
「ウルトラマグナスは言う。このときはじめて」
「やっ…!! やだ、いわないで! いわないで、言うな言うな言うなぁああーー!!」
「『愛してる、ロディ』」
「ーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」
排気ができない。
何をしたらいいのかわからない。ただ、思ったのは穢されたということだけ。
泣きじゃくるロディマスをオーバーロードは優しく抱きしめ、律動を開始した。
再び甘い疼きが身体を支配する。心はおいていったままで。
「ん… あ、あんっ ひぅっ…!!」
じゅぷりじゅぷりと結合部が淫猥な音を立てた。
それすらも遠くの音に聞こえて。
そこからいくら時間がたったかわからない。
「中に、出すよ?」
「え、あ、、、 ま、、、や……あ!!」
やめてと呟いたはずの言葉は声にならず。
体内に感じた熱い奔流に押し流されるように。
ロディマスは吐精した。
視界が暗く、暗くなっていく。
このまま、死ねたらどれだけいいか。
ロディマスがシャットダウンする前に見たのは、
オーバーロードの……………
ーーーーーーーーーーーーー
シャットダウンしたロディマスをみて、オーバーロードは優しくその頭を撫でた。
そして言った。
「はやくお迎えが来ると良いね、ロディ」
END??
鳳櫻月雨