「だからまだだといっただろう」
「… それじゃない気がする」
「何?」
「それじゃないってば」

ロディマスが何度か首をかしげ、 対するウルトラマグナスはとりあえず再三、 言う。

「まだ解かし足りないんだ」
「関係ない」

がつんと、 構わずにロディマスが腰を上下させる。 そのたびになんだか苦痛そうな、ロディマスが可哀想に思う。 そう思われることも不満らしくますます、 むくれていく。 だが、 幾度かやるうちに、 ロディマスが唐突に怒鳴った。

「なんであんたはイこうとしてんだよっ!」
「… この反射に逆らうのは、無理だ、」
「…ああもー!!!」

ロディマスが、 苛立って接続機を抜き取った。 そして、 煩雑に回線も引っこ抜く。

「うっ!」

機体に走った痛みより、 このまま放っておかれたら、 とウルトラマグナスは一瞬ひやりとしたが、 当のロディマスはベッドの縁に座りこんでしまった。
さて、 どうしたものか。 指の感覚は戻ってきてはいたが、 まだ指の感覚だけだし動かす事はできない。 早く宥めないと色々な部位をさらけ出したまま、 一晩過ごすことになるかもしれない。 この年で、 接続機丸出しで眠るのは流石に勘弁してほしい。

「ロディマス、 泣いているのか?」
「泣いてない。 むかついてんだよ」
「何に」
「… 接続がうまくいかないこと。 あんたはイこうとしてんのに俺は違和感しか感じないところとか、 気持ちよくないとことか、 パルスはあってんのに… ああ、 外うるせえな」
「ロディが仕組んだんだろう…」

ゆっくりとウルトラマグナスは指を曲げた。 それが出来たことに、 ウルトラマグナスは安堵し、 なにかあってもこの接続機丸出しで寝る羽目にはならずに済むかもしれないと一縷の望みを繋いだ。

「…… 本当はこのまま寝ちゃいたいのに」
「ロディ、 それだけは」
「中途半端に昂ぶってて寝れそうにないし…」

必死に考えた。 ロディマスの機嫌を直して、 どうにか隣で寝てもらう方法はないだろうかとウルトラマグナスは考えた。

「ロディ、 私の顔の上に跨ってくれれば受容部を」
「馬鹿かそんなの出来るか!!!」

頬を染めたロディマスが振り向いて、 睨み付けてくる。 自分が考えた方法で最も理性的だと思ったのだが、 ロディマスはそうでもなかったらしい。
ならどうしろというのか、 そんなことをしているうちに滑らかに指が動いてくる。 流石に機体は起こせないが、 もう少し話しているうちにどうにか動くかもしれない。
だが、 元来会話は苦手であるし、 ロディマスは憤慨したまま睨みつけている。 と、 思ったがゆるゆると視線をそらしながら、 ロディマスは言った。

「…… 、 マグナスはまだ解かしたりないって いってたけど」
「私はそう思っている」
「それじゃあんた、 我慢しっぱなしだったのか?」

唐突な言葉に、 ウルトラマグナスは握ったり開いたりしていた手の動きを止めた。 接続するときに我慢しているなど、 そんなことがあっただろうかと思う。

「私は我慢してないぞ」
「さっき回線繋いでたとき、 すんごくいれたそうだった」
「目前であんなの見せられたらそれは私だって枯れてないんだから反応するだろう…」
「あんなの?」
「もう忘れたのか? さっき自慰に励んでいただろう」

ようやっと機体を起こし、 ロディマスを引き寄せる。 逆らわずに、 背中を預けてくるロディマスに、 ウルトラマグナスは言った。

「…、 それはそれでとてもよかった」
「でも、 俺、 …んっ…、 」

そういうロディマスの首元に軽く口付けた。 わざとらしく排気をし、口づけたその上を舌で舐める。

「マグナス…、 それやめっ…」
「ロディの好きな所だろう?」

ウルトラマグナスがロディマスをだきかかえて、 受容部に指を這わせた。
ロディマスの官能油を、 指に絡めつつ言う。

「まず、こうして幾度か浅くなぞるんだ」
「う、うん…」

幾度か繰り返せば、ロディマスが熱っぽく排気する。 丁寧に、 間を見て指を差し入れる。

「先ほどいったように、 淵を弄って」
「っぁ、 やだっ、これっ…!! 」
「あとここも」
「ひあっ!! やっ、あっ! まぐ、だめ、だめぇ、っ!」

受容部内にある膨らみを、 指で柔くつつく。 びくりと、 背をそらしたロディマスが懇願してくるが、構わずに弄る。
ロディマスが、 甲高くなくのが心地いいと思う。

「あ、あ、やだ、やだってばぁ、っ、ふぅ、 やあぁ!」
「自分でやってみなさい」

受容部から指を抜き取り、 ロディマスの手を取って導く。 恨むように視線を寄越す雫で濡れた瞳が綺麗だった。
ちゅくりと、 水音をたててロディマスが内部に指をつきいれた。 先程、いったように指を動かすロディマスに、 喉奥で笑う。

「ちゃんとできているぞ」
「ふぅ、ああ、も、やああっ…! あっ、まぐ、へいき、いれて!」
「まだだ」
「うっ、ひくっ、ばか、ばかぁ…!」

当初こそ泣くほど嫌なのだろうかと、 気にしていたウルトラマグナスだったが、 次第にその雫が悦ゆえの物だと気付いてからは気にしなくなった。
ロディマスの頬に口付け、 舐めとった。

「ま、まぐなす、だめ、もうできないっ、!」
「出来ない?本当に?」
「い、いれて、きてぇ、!」

ロディマスの指は止まってしまっていて、 しかたなしに手首をつかむ。

「まだ」
「っやぁあ! だめ、、あっ、ああっ、やめろよぉっ!!」
「できないというからだ」

手首ごと揺さぶれば、 ロディマスがびくんと機体を震わすのがわかった。
それを無視して、 手を動かし続ける。

「やだ、やだ、なんで、ぇ、ふぇ、ひく…!」
「そういえば、こっちも繋いでもいいかもしれないな」

一度、手を離しロディマスの首筋をまさぐりのばした線を自身の首元に繋ぐ。

「ロディ」
「やだ、 しりたくないっ!」
「君が仕掛けたいたずらだぞ」

いい気分だと、 やはり自分で仕掛けた罠にはまるのはロディマスだったのだと浮かれて送られる波長に同じように返した。 もう強制はしていないが、 ロディマスは自ら手を動かしていた。
緩慢に自慰行為に励むロディマスが、 自らの腕の中で乱れるのを見て高まる。 総て知られているのだと思うが、 それもまたいいのではないかと気持ちを切り替える。

「も、 いや、 やだぁあ…、 」
「私はとても気分がいい」
「いじわる、 いじわる、 ばかっ… あ、あぁんっ!!」
「もうすぐ頃合だ」

再び手首をつかみ、 今度は引き抜いた。 そのとき、 ロディマスが送る悦の波長が小刻みに揺れた。 達する寸前だったらしいと気づいた。

「さっきより濡れているな」
「う、うるさ、、…、 う、 あとちょっとでいけたのに…!」
「自分でしてくれ。 私は動かん」
「…… へ、 …え…?」

何を言っているのかわからないといいたげなロディマスに、 ウルトラマグナスは再三言った。

「そもそも私は動かない予定だったんだろう、 ならそうしよう」
「な、え…、 や、や あ、 …、ぅ…、」

急に頬を染めて恥らうロディマスに、 さっき君がしていた事はなんだったんだと聞きたくなる。 だが、 ロディマスはすぐに覚悟したようだった。

「う、、、い、 いれる、ぞ…」

のそりと、 動いてロディマスがウルトラマグナスと向き合った。 解れた受容部に硬く張り詰めた接続機を宛がい、 はあと熱く排気する。

「…、 っん…、ああ…、 やあぁ…、ん…!!あ、 あっつ…!」

ロディマスが視覚器を細めながら、 耐えるように胎内に接続機を収めていく。 その様が実にあだっぽい。

「…、 ま、ああ、まぐなす、やば、きもちぃ…、 ほんと、 ああ!」
「先程よりな」
「なにこれ、 なんで、なんでぇ?」

胎内に総て収めたロディマスが、 排気を荒げる。 とろりと、 接続機に絡みつくそぼ濡れた受容部が気持ちよい。 なんで、 なんでとウルトラマグナスに尋ねるロディマスに口づけをする。 ぎゅ、 と舌に吸い付けば、 きゅぅんと内壁がしまった。

「…、 んちゅ…、 れる、 ね、なんで? 」
「さあ、… ちゅ、 ちゅく… んん…、ふ、 」

それでも尚きいてくるロディマスに、 ウルトラマグナスは漸く言う。

「濡れているからな」
「……… え?」
「前戯はそういうものだ」

己とて、 はやく一つになりたい気持ちはあるが… そんな独りよがりはしたくない。 それに…

「私はロディマスが恥らう姿がいいんだ」
「……、 な、な、なにそれ」
「繋いでいるんだからわかるだろう」

ロディマスが恥じらい、 懇願してくるところは非常に魅力的だ。 そんな姿をみるのもまた、 情事の楽しみといえるだろう。
呆然と話を聞いていたロディマスが、 なんだか納得のいかないといった顔で挿出する。 胎内に入り込むとき、 波長が乱れ、 出すときも乱れる。

「あんたに、 おどらされてるっ…!!」

確かにそうだといえるだろう。 今、 ロディマスはウルトラマグナスの接続機によがる声をひっきりなしにあげている。

「ああ、あぁん!やだっ…、あ、とまんなぁっ!」
「随分、きもちよさそう、だ。 君の、波長も、」
「やだぁっ…、 いっちゃだめぇ、 はずかしっ、あ、んぅう!」

次第に大胆になるロディマスに、 ウルトラマグナスは人知れず煽られた。 いや、ロディマスだけはその昂ぶりをまるで己のことのように感知していた。

「ま、まぐなす、まぐなすぅ…、! いく、?いって、きてぇ」
「……、 はっ、 君も、言うようになったな」
「ふぇ、あ…、んんぅ…、 ちゅ、れろ…、 ちゅぱ…、ぅ…」

ロディマスが、 絶妙の間合いで唇を寄せた。 それは、 ウルトラマグナスも望んでいたことだった。 迷わず、 噛み付くように口付けて、 気がつく。 恐らく、 ロディマスが感じ取ったのだろうと。

「…、 すき、まぐな…、んんぅ…、 あ、すきぃ…、 あ、あい、して、」
「ロディ、 ロディ、 私も愛してるから…、 っう…、 」
「やっ、ああああ! おく、あ、はあぁんっ!!!」

ぐっと、 ロディマスの奥まった箇所へと腰を推し進めた。 その瞬間に、 ぎゅうと締め付けられて耐えられなくなる。 ぽろりと、 ロディマスの視覚器から零れた雫が頬を伝った。
うねるように、 ロディマスの胎内が接続機を締め付ける。

「あ、 だめえ、いく、またいく…、 や…、 やだ、」

ロディマスが小刻みに小さく達するのを、 ウルトラマグナスは感じていた。 ウルトラマグナスによりかかり打ち震えるロディマスの背にそろりと、 腕を回して抱き締めた。

「…、 ん、まぐなす、まぐなすぅ…、 」

甘えてくるロディマスはかわいい。 ロディマスの唇が、 頬に触れ、 首筋に触れ、聴覚器に触れる。 その瞬間、 微動したのをロディマスは見逃さなかったらしい。 幾度も聴覚器に口付け、 愛撫してきた。

「…、 あんた、 ここも好きなんだ…」
「……… やめないか、 そこで話さないでくれ」
「なんで? すきなんだろ、 」

ロディマスが、 はあと熱っぽく排気する。 確かに、 続けて幾度もできるわけではないが、 くすぶったままにしておけば、 いつかまた燃え上がる。 子供っぽいとは思うも、 負けじとロディマスの首元に、 指を這わせた。

「や、ん!だめ、 だってばあ」
「ロディがやめないからだ」
「ばか、じゃあ俺もやめないからな」


互いに負けず嫌いな恋人たちの戯れは、 可愛らしくも夜に解けていった。
はっひ゜ーまく゛ろうぃん!
鳳櫻月雨